21. チャプター27
《ネタバレ》 現代の文明社会に生きる人間が抱える闇のようなものが、「ライ麦畑でつかまえて」に触発されて暴発していく・・・・・。作り話であれば、非常に感銘を受ける部分もあったかも知れませんけど、これはあくまで実際の事件に基づいた物語であって正直吐き気を催すような嫌悪感だけが残りました。そういう意味ではこの映画は良く出来ているのかも知れません(特にジャレッド・レトの演技は見事でした)。 イカれた馬鹿が人を殺した。殺されたのは、ジョン・レノンであった。馬鹿は警察に捕まって牢屋に入れられた。それだけです。別にそこに何らかの意味を付け加える必要は全く無いと思いますね。 大体、チャップマンが「偽者」「偽善者」と呼んでいたジョンが、この衝撃的な死によって必要以上に神格化されていくのですから皮肉なものです・・・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-25 19:33:07) |
22. チャンプ(1979)
《ネタバレ》 全体的に散漫な印象を受けました。はっきり言ってこの映画はTJの健気な姿に尽きますね。まあ、感動を狙っているのがミエミエなんですが、リッキー・シュローダー の神がかり的な演技には心を打たれてしまいました。もう、警察での逮捕されたチャンプとのやり取りにはあやうく泣かされそうになりました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-12-05 12:51:30) |
23. 地の群れ
《ネタバレ》 まあ、何というか非常にやるせないというか救いようの無い物語でしたね。差別という人間の心の闇の部分をこれでもかと見せ付けられました。(支配者にとっては、便利な仕組みなのかもしれませんが・・・・) オープニング等で流れる、ニワトリを鼠が喰いちぎり、その後鼠も炎の中で焼け死んでいく映像には思わず目を背けたくなりましたが、同じような事を人間もやっているんだよというメッセージが感じとれました(それにしても残酷で、今なら動物愛護団体から確実にクレームが付けられるんじゃないでしょうか)。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-09-25 18:16:41) |
24. チャーリーズ・エンジェル(2000)
エンジェル達の魅力満載で非常に楽しめました。ビル・マーレイもハマリ役で良かったですね。 ただ、途中の日本風のパーティ-シーンがちょっと・・・・。 [地上波(吹替)] 7点(2007-06-30 21:33:56) |
25. 中国女
《ネタバレ》 非常に政治色の強い作品ですが、とにかくファッション・音楽・セット全てが洒落ています。セリフとかは時代を感じさせるんですが、それ以外の部分は今見ても鮮烈で格好いいです。 内容的には、電車の中でのテロを計画している学生とそれを諫める先生(?)の会話が印象に残りました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-03 23:01:03) |
26. 地球は女で回ってる
《ネタバレ》 架空の作家の過去の作品を映像化していくという発想は面白いですね。最後には、自分が生み出した登場人物たちに祝福されるというのも中々ユニークだと思いました。是非「Deconstructing Woody」を見てみたいですね。 しかしながら、ずっとピンボケしたまま映っているロビン・ウィリアムスには爆笑してしまいました。(こんな役もやってたんですね・・・・) あと、ひたすら女性が汚い言葉で罵倒しまくりますので、そういうのが不快な方は見ない方が良いと思います。(逆の方には超オススメですw) [ビデオ(字幕)] 7点(2006-11-04 20:36:24) |
27. チャップリンの黄金狂時代
靴をナイフとフォークで食べるシーンが有名ですし、前半部分だけ見るとコント映画かなと思ってしまったんですが、全体的には恋愛あり、冒険ありと良く出来た作品(おこがましい表現ですが)だと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-26 17:15:01) |
28. 血と骨
《ネタバレ》 壮絶な作品です。主人公の金俊平は原作者である梁石日の父親がモデルということですが、ほんの数十年前に現実に実在していたと言うこと自体が信じられない位凄まじい世界です(おそらくノーカットでのテレビ放映は無理なんじゃないかと思います。)。その金俊平をビートたけしが熱演しています。(原作での金俊平は怪物的に描かれていますが、映画版の方が等身大の人間としてリアルな感じがします。) この作品については是非原作を読んでもらいたいです。正直、映画は時間的な制約があるせいか原作のダイジェスト的なものになっていますから、おそらく映画だけ見た人は暴力的なシーンばかりが印象に残ってストーリーは良くわからないままなんじゃないでしょうか。 あまり、万人にお勧めできる作品ではありませんが、戦前に海を渡って日本にやってきた一人の在日朝鮮人の壮絶な生きざまに惹きこまれてしまう不思議な魅力を持つ作品です(ただ、身内や周囲にいたら絶対に嫌な類の人間ですけど)。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-16 22:45:50) |
29. 地下鉄のザジ
《ネタバレ》 なんというか、ギャグやコメディのアニメ-ションを実写化したかのような不思議な作品でした。とにかく、ハイテンション(ドタバタ?)でカラフルでポップでシュールな世界が繰り広げられます。 本当に「花の都」と呼ぶに相応しいパリを堪能できる作品です。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-11 22:52:52) |
30. TUBE/チューブ
《ネタバレ》 ハリウッド映画に負けないぐらい迫力あります。 ペ・ドゥナがとても可愛いかったです。 それ以外は、非常に突っ込みどころ満載のハチャメチャな作品でした。物理学を否定するかのようなアクションシーン、バイクで駅構内を暴走する刑事、元大統領に対して戦いをいどんでいたはずなのに何故か下っ端刑事のタイマン勝負を受ける悪役(しかも、銃で撃てばすぐ終わるのに捨てちゃうし、最後は死んだのかどうかもわからない消え方でそれっきり・・・・・。「TUBE2」用に残しておいたんですかねw)、自分の保身の為に数十名の人質の命を犠牲にしろと命じる元大統領と嫌々ながらも一旦は従ってしまう地下鉄職員たち等々「ありえない」シーンの連続でした。まあ、次から次へと主人公達に危機が迫るんですが、それをクリアしないと映画がそこで終わってしまうんで「何とかなるんだろうな・・・・」と逆に安心して見ていられましたね(で、実際その通りでしたし。) まあ、いろいろ突っ込みながら見ると結構楽しい作品かもしれません。 [地上波(吹替)] 6点(2006-11-15 12:20:10) |
31. 地下水道
《ネタバレ》 非常に暗く絶望的な作品です。元々白黒フィルムなのに加え、地下水道のシーンが多いため映像も全体的に暗くなっています。 淡々と地下水道の中でストーリーは進み、絶望的な状況の中汚水にまみれて出口を求めて進む登場人物の姿は非常に切なく、出口の見えない緊迫感が画面を通じて伝わってきます。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-16 22:27:47) |
32. チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授
まあ、ムン・ソリの美しさだけは印象に残りましたけど、それだけですね。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-01 21:49:02) |
33. 茶の味
正直、この映画のシュールな空気が合いませんでした・・・・・・。とりあえず最後まで観ましたが、楽しめませんでしたね(多分笑いのツボが違うんだと思いますが)。 とりあえず、土屋アンナと我修院の遺したパラパラの絵と美しい風景にそれぞれ1点ずつという感じです。 [地上波(邦画)] 3点(2006-12-22 10:17:04) |
34. 沈黙の戦場
《ネタバレ》 ボスニアの地で歴史を超えて繰り返される争いの愚かさを描いています。描写方法は非常にリアルではありましたが、どうも深みが無く退屈でした。 なんというかテーマや視点は中々興味深かったので、ちょっと勿体無いですね。 [DVD(字幕)] 2点(2010-06-04 22:41:15) |