1. 血と骨
《ネタバレ》 たけし演じるクソ野郎が憎たらしくて、早く死んでくれないか、酷い目に合ってくれないかと思いながら観た。家族を含むほぼ全ての周りの人物も同じように思っていただろう。 葬式での乱闘シーンは、ラン島の隅っこで遺体を移動させる人々やら、何で殴りあってるかわからないような人々も「本気」の顔をしているので圧倒されて、笑ってしまった。そういう細かい部分で芸が細かいので退屈しない。 もう少したけしのキャラクターに奥行きがあれば、もっと名作になっただろう。在日朝鮮人という設定上「ただの怪物」で終わらせてしまうのは勿体ない。 松重豊が何で、あんなにも彼の面倒を見続けたのかがよくわからなかった。 [映画館(字幕)] 7点(2014-05-03 15:20:54) |
2. 中学生円山
笑いのツボに一つも入らないネタの数々。先に全く興味が持てないストーリー。チープすぎて、見るに耐えない妄想映像。見ているのが苦痛でしかなかった。 [DVD(邦画)] 2点(2014-01-27 23:28:46) |
3. チョコレート・ガール バッド・アス!!
《ネタバレ》 ジージャー可愛いが、あの頃のキレはない。そんなに無茶もしない。 しかし、彼女のアクションには、華がある。マジメに撮ってくれれば、それなりに満足できるはず。 それなのに…!どうして!!!?? 特にコメディパートが地獄のつまらなさ。ただの悪ふざけでしかない。衣装とか、キャラモノで笑いを取りに来る姿勢は、つまらんエンタ芸人を下回る不快感。 ジージャーがいないときは苦痛以外の何物でもない。家で見てたら、早送りは間違いない。クソつまらないストーリーだし、やる気あんのか。 そもそもアクションが少なすぎる。どうでもいいキャラクターの悪ふざけなんて映してる場合か! やっとジージャーのアクションシーンかと思ったら、アクションの見せ方が下手すぎ。スピード感がまるでない。 ジージャーの価値を下げるな!こんなゴミ映画に出るな!! そして、邦題にチョコレート・ガールの名をつけ、名作の名を汚したヤツは万死に値する。 マジで腹立ったぞ!助けてピンゲーオ!! [映画館(字幕)] 2点(2013-02-04 16:16:27) |
4. チョコレート・ソルジャー
面白くなかったなー。いくら素晴らしいアクションスターを使ってもみせかたが巧くないと全然活きないんだなぁ。変なC級臭が色々台無しにしてる。 『マッハ!!!!』や『チョコレート・ファイター』は、「そんなことしたらこの人たち死んじゃう!やめてあげて!!観てられない!でもすごい!!!」っていうヤバさが、そのまま作品としての素晴らしさになってたと思うんだが…。流石に毎回そんなことやってたらホントに死んでしまうか。ジージャーも、そういう役だからなのだろうけど髪と素行が下品で悲しい。 [DVD(字幕)] 4点(2011-12-18 21:34:40) |
5. チョコレート(2001)
《ネタバレ》 重い話だけど、エロかった。エロマンスに重点が置かれたせいか、差別の問題がスパイスのように使われているだけなのが好きくない。主人公がいきなり改心して「俺は最初から差別なんかしてません」みたいな態度だし、あっさり親父に全部押しつけてるのが酷いと思った。モヤっとする。 [DVD(字幕)] 5点(2011-04-16 12:14:52) |
6. チェイサー (2008)
《ネタバレ》 やっぱ濃い!演出は好き。しかし、さっさと犯人が捕まってしまうため、ひたすら「住所探し」のために走ったり暴力振るったりばかりでちっとも話が進まないのは、長ーく感じた。ストーリー性がもっと濃ければ、もっとハマれたのだろうが。 [DVD(字幕)] 6点(2011-04-16 12:13:12) |
7. チアーズ!
底抜けの明るさとリア充っぷりについていけない気にもなったが、変な男たちとアクロバティックなチアの迫力とキルスティンの可愛さで押し切られた。踊っとけ踊っとけ! キルスティンの事をブスとかタレ乳とかいう人は俺が相手だ!ちょー可愛いし! スパイダーマンでしか観たことない人がキルスティンを嫌う傾向がある気がするのである。 [DVD(字幕)] 8点(2011-03-26 21:25:05)(笑:1票) |
8. ちょんまげぷりん
《ネタバレ》 サムライギャグが冴えていて、とても良かった。笑えるだけでなく、シングルマザー、異文化交流、ジェンダーフリー等のテーマも織り交ぜってたり、ケーキもおいしそうだったり、盛りだくさん。何といっても錦戸亮が素晴らしい!いい顔! 俺も、「うもうござるか!?」って言いたいからプリン作る。 [DVD(字幕)] 8点(2011-03-09 00:23:51) |
9. 地球の静止する日
《ネタバレ》 ストーリーの進行がゆっくり過ぎて眠くなってしまった。交渉しにきた異星人殺そうとするとか、地球人野蛮すぎる…。これなら、邦画の「地球防衛軍」のが楽しい。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-12 16:54:34) |
10. 地球爆破作戦
《ネタバレ》 邦題が円谷・東宝映画っぽいが、米映画だ。 コンピューターが意思を持って人間を支配するっていう今じゃ手あかがつきまくった題材を描いたSF(?)。それなりに面白いけど、超地味。終わり方も好きじゃない。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-05 19:34:13) |
11. 地球防衛軍
《ネタバレ》 二足歩行の鳥型ロボ(モゲラ?)や宇宙人の服装がダサすぎるとか、戦闘シーンがダラダラしすぎだとか突っ込みたい部分も多いけど、模型の町が崩壊したり、戦闘機が爆発したりするのはやっぱ熱い。特撮はやっぱいいなー。 [DVD(邦画)] 6点(2010-09-25 23:05:40) |
12. チャックとラリー おかしな偽装結婚!?
《ネタバレ》 序盤はひたすら下ネタばかりでくだらないが、セクシャルマイノリティを題材としただけあって流石にそれだけでは終わらない。偽装ゲイとそれを取り巻く人々の関係性の描き方が巧い。かと言って下手にシリアスにならず、最後までちゃんとバカっぽいまま終結してくれるのは気持ちよい。願わくばもっとブシェミに見せ場を! [DVD(字幕)] 7点(2010-05-24 00:34:27) |
13. 誓いの休暇(1959)
《ネタバレ》 出てくる人が皆優しくて、軍人もみんな優しいのが若干胡散臭いけど、心温まるからまぁいいか。ソ連、ロシア映画って殺伐としてるか、キンザザみたいなヘンチクリンなのか、アニメくらいしかないと思っててごめんなさい。 ソ連女性は美しくて可愛い。そりゃ惚れるわ。やっぱり男女間の友情なんてないんじゃないか。出会った二人は友情か片思いにしといて欲しかったなー。 カラーの方が映えそうな映画だと思いました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-08 13:14:11) |
14. チョコレート・ファイター
《ネタバレ》 ド迫力というだけでは言葉足らず。鑑賞中に何度「すごっ」と漏れたことでしょう。ユーモアとアイデア、カメラワークもパーフェクト。 香港カンフー映画だとアリガチな、ダサかったりクドかったりする演出もそなく、カッコ良く面白く、ゾクゾクしっぱなしでした。タイの空前の天才少女と共演するという大プレッシャーだろう阿部ちゃんは、そんな心配をよそに巨体で刀をぶんぶんと身軽に振り回し、日本代表として充分な働きをしていました。やっぱ迫力ありますね、この人。 主演のジージャーちゃんは特別可愛らしいというわけではないが、顔つきが素晴らしく、声が良いし、魅力的。アクションは言わずもがな。はっきり言って、マッハも超えてると思いますし、興奮度とガチンコ具合は僕が今まで見たアクションの中でダントツでナンバーワンでした。出ている役者は体を張り、やられキャラは時に命すらを張っている姿に、感動を覚え、終始涙がこみ上げてくるようでした。最後の阿部ちゃんのセリフはクサすぎていらなかった気がしますが。 この監督は、アクション映画と、タイ映画のハードルを上げすぎてしまったのではないでしょうか。タイの監督なんかはもう、次は映画内でリアルに役者を殺すところを撮影しかねないぞ。どうかこの興行収入で、痛い目にあった役者さん達に十分な給与を払い、この世界からジージャーちゃんの足を洗わせてやってほしいです。ともかく、命掛けのS級エンターテイメントアクション作品に大感動したので、最大限の敬意を払い、満点をつけさせていただきたくもあるのですが、色々な意味で残酷な映画だと感じてしまったので、-1点。 [DVD(字幕)] 9点(2009-10-26 23:55:53) |
15. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 こういう重く長い映画って重厚感を出すためか、退屈になりがちのものが多い気がしますが、本作はストーリー運びがスムーズで、惹きつけられたまま一気に見れました。絶望的な物語でありながら、飽くまでも気丈な母親の姿は心強く、胸を打ちます。 引きこもりの子どもならともかく学校に行ってて友だちもいる少年を人違いで済ますなんて無理だろ、とか黒すぎる警察の蛮行は、こんなん有り得ないだろと一笑にしてしまいそうなほどで、実話ベースだと明示されているからこそ見られるような、とんでもない話でした。 より大きな不祥事の隠蔽とかならまだ理解できるのですが、人違いくらい「ごめん間違えちゃったから、もう一回探すね」 で済む話じゃないんでしょうか。釈然としないです。間違えられた少年のエピソードがほとんどないところも釈然としないです。 釈然としませんが、良い映画でした。 [DVD(字幕)] 8点(2009-10-05 15:34:31) |
16. 近頃なぜかチャールストン
日本に嫌気がさし日本から独立した国家を成立させたとぼけた老人や中年たち、金持ちの息子の婦女暴行未遂の非行少年、まぬけな刑事と定年前の刑事のコンビ、無能な殺し屋などなど・・・能天気なキャラクター達が繰り広げる、シリアス一切抜き、ハラハラドキドキも全然しないすっとぼけサスペンス・コメディ。 確かに風刺も利いてるけど、もうそんなことどうでもいいくらいバカバカしくて面白い。 そこ緊迫した場面でしょ!ってとこでおちゃらけたBGMを流してるもんだから腰砕けです。田中邦衛カッコいいっ。本田博太郎おもしろすぎるっ。そんでもって、利重さんのデビュー作でもあるんですね。 [DVD(邦画)] 8点(2009-07-08 14:25:39) |
17. 近松物語
《ネタバレ》 古典の映画化として全くケチのつけどころのない完璧な世界観と構図。物語は乱暴に言ってしまえば、ただの不倫&逃避行。人の迷惑を顧みず、自分勝手で、人前でもイチャイチャする姿はまったく腹立たしいというか、羨ましいというか…。 恋をしてるやつらってのは全くおめでたいもんだ、と現代の話なら鼻で笑っちゃうようなものですが時代が時代だけに命掛けで大袈裟な話となっているのですね。そんな二人の恋情が屁に思えるほど、親父の海より深い愛情にやられました。 俺なら、お玉ちゃんを選ぶ。 [DVD(邦画)] 7点(2009-05-23 17:38:03)(良:1票) |
18. 地下鉄のザジ
最初の10分くらいこそ、こじゃれた名画の匂いすらしていたものの気がつくと登場人物とストーリーは崩壊していました。編集もめちゃくちゃで、早送りやワープなどなんでもアリ。一つの展開にオチがつく前に次の場面に行くものだから、常に今何が起こっているかがわからない。セリフもほとんどなくて、音楽がジャカジャカなりっぱなし。 笑っていられたのは前半までで、加速し続けるめちゃくちゃのスピードに完全に置いてけぼりにされ、カオスティックなラストをただ呆然と眺めることしかできませんでした。これがフランス流フリースタイルコメディなのか。いったいなんだったんだこれは…。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-01-10 22:07:16) |
19. 血と砂(1965)
鉄砲を撃ったことのない楽隊出身の少年兵達と、それを一般兵として育て率いる勇敢な師団長がおりなす戦争映画です。とだけ聞くとシリアスで重くて堅苦しい映画を想像してしまいそうですが、今作でも喜八監督のうまみは最大限に発揮されております。軽快な音楽と生き生きとした人物達の魅力と絶妙なコメディセンスに激しいアクションで気持ちよく見れます。監督は本当に音楽好きなんだろうなーと思えるような溢れ出んばかりの音楽への愛情が詰まっています。 主演の三船氏はいつも通りながらも抜群の存在感、佐藤允のヤンチャっぷり、伊藤雄之助の間の抜け方、仲代さんの男前っぷりと名優たちのバランスもさることながら、英雄の物語にせず、名もなき少年兵達の物語になっているところが素晴らしい。そして、ふざけてばかりでなくシメるときはきっちりシメ、戦争に対するメッセージもスッと伝わってきます。文句の付け所がないです。 僕の観た戦争映画、喜八映画の中でともにナンバー1です。 タイトルのとっつきづらさで損してるかなぁ。 [DVD(邦画)] 10点(2008-12-05 10:51:04) |
20. cherry pie チェリーパイ
インディー映画っぽい手持ち(手ぶれ?)カメラはともかく、意味不明なぶつっとした画面の切り替わりがたまにあるのが気になりました。ストーリーの運びとしても視点(主人公)が唐突に変わったりするんですが、オムニバス的というより、脇役のエピソードを無理矢理挿入しただけだと感じてしまいイマイチ効果的とは思えません。 また、台詞回しなどはクサくて恥ずかしいんですが、たまに面白かったりもするし、なんといっても北川景子は表情豊かで抜群に可愛いので大抵のことは許せます。 いきものがかりのプロモの匂いがしたりと、色々ダメな感じもする映画ですが、桜んぼの木があまりにもきれいで、ちょっと感動してしまい、ちょっと良い話だったな、と思えなくもありませんでした。色々かみ合ってくれば、もっと化けそうな匂いはするので音符と昆布もちょっと気になってるってことで、甘めの6点。 [DVD(邦画)] 6点(2008-07-07 14:06:15) |