1. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 良くも悪くも安定のクリントイーストウッド作品でした。 尺が長く、見事に観ているこちら側まで陰鬱とした状況に持っていってくれます。 かといって、無駄なシーンが多いわけではなく(胸糞シーンが多少多いようには感じるが)、結果的におもしろい作品と思えます。 警察関係者(医師や精神病棟の人たち)の異常さの表現の仕方がすごすぎます。 実際彼らは彼らで命令されていることで「正しい」ことをしていると思って業務にあたっているのでしょう 現実として、大半の人が異常な行動も「命令されて」「仕事だから」と考えることをやめ 実行してしまうことが実験結果で判明しています。 (詳しくはミルグラムの実験 で検索) 超脱線しましたが、大きな盛り上がりもないこの陰鬱とした作品で2時間20分もの尺の映画を観て結局素晴らしい作品だと思える クリントイーストウッドの手腕には脱帽です。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-25 01:59:29) |