2. 天使の肌
正直、この映画のどこが気に入ったのか自分でも上手く説明できない。とりわけ心打たれるストーリーがあるわけでも、魅力的な人物が出てくるわけでもない。しかしきっとこの映画は一度見たら忘れられない類の映画だ。全体のストーリーは忘れてもグレゴワールが母の家から逃れて入ったカフェでのシーンや、グルニエ製薬の会議室のシーンなど一つ一つの小さい情景は心に染みついて離れない。それが何故なのかはサッパリわからない。ただ自分はこの映画を観ていてとても“懐かしい”気がした。子供の頃にテレビで何気なく観て、別にすごい映画じゃないんだけどもいつまでも忘れられないような映画とよく似ているのだ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-21 15:05:55) |