1. 天空の城ラピュタ
アニメでは最も好きな作品。ナウシカも良いが教義的な匂いが強くやや押し付けがましいのがちょっと・・・。 ラピュタはメッセージ性はあるがそれをうまくオブラートで包み込んでいる。それを感じ取ろうとすれば感じるし、そういうものを意識しないで見ても楽しい。 僕の考える良く出来た映画ってのはこの辺のバランスの良い映画。もっと歳を取ればバランスも変ってくるだろうけどね。 しかし四捨五入すれば40にもなろうというオッサンが素敵な気持ちになれるんだから、それだけで凄いと思う。 [DVD(字幕)] 10点(2005-06-10 22:33:54)(良:1票) |
2. デッドマン・ウォーキング
求めに応じたシスター・ヘレンとの交流が始まり、徐々に心を開いていくが肝心のことは語ろうとしないポンスレット。執行の当日ようやく重い口を開き、真相を語り改悛の情を示す。 そこから最後の瞬間までのヘレンへの語りかけ眼差しすべてが切ない。 完全にポンスレットに感情移入してしまいました。 一見宗教的な香りがするが、神に帰依したというよりヘレンという人間に対して心を開いたというように解釈した。 ひとつ難があるのはなぜヘレンに対し心を開いたのかが少々描写不足だったように思う。 被害者の家族の苦しみを解こうと被害者のもとへ訪れ、苦しむヘレンのシーンがあるが、その苦しんだことはポンスレットには知りようがないし、ヘレンも語ってはいない。 映画のなかではそういったヘレンの苦しみと共に被害者家族の悲嘆がポンスレットに無言のうちに伝わったというような意図がなされているようだが、もう少し掘り下げて描いても良かったかもしれない。 宗教や死刑の是非は抜きにして、どうにもならない要因で生命を絶たれる死刑囚と被害者そしてその家族の悲哀をバランス良く描いた秀作だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-13 15:30:12) |
3. ティアーズ・オブ・ザ・サン
前半は適度な緊張感があってよかったんだが、後半はやっぱり脱出アクションと化し、壮大なドンパチになってしまう。なんでこういう作りになってしまうのか。 それにしてもいろんな映画のシーンを連想させる部分がちょっと多いのが気になりました。 密林でわけわかんないのが追っかけてくるという部分はプレデター、着弾音などの効果音のリアルさはプライベート・ライアン、最後の戦闘機による爆撃シーンは地獄の黙示録か。 考えすぎかな。 それにしても途中何の援助もせずに国境についたとたん大挙してやってきて「よくやった」はないでしょ、ビル・ローズ隊長。怪我人に肩貸しておいしいとこだけ持っていくなんてねえ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-10 13:11:12) |
4. デイ・アフター・トゥモロー
いやはや・・・。 酷いなこりゃ。 薄っぺらなストーリイとこれ見よがしなCG。 制作費いくらかけたか知らんが、もう金銭感覚麻痺してるんではないか。 1点(2005-01-15 23:34:00) |
5. テルマ&ルイーズ
ラストシーンのダイビングシーンは女性なら共感できるところがあるのかな?自殺した、と即物的に捉えると嫌味だけが残るけど、なにか吹っ切れたように笑みさえ浮かべて次の世界へ飛び込んでいった、と考えるとあれはあれでアリかな。でもその境地に至る心理がわからない・・・。 5点(2003-09-07 12:06:20) |