1. テノール! 人生はハーモニー
ケチなラッパーがオペラ歌手としてガルニエ宮に立つまでの姿が描かれています。 成長物語として王道の展開を気楽に眺めていました。 ガルニエ宮の特筆ものである絢爛豪華さにウットリ。 観た甲斐あった作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-01-08 02:26:17) |
2. テイラー・オブ・パナマ
《ネタバレ》 カレの原作・脚本とは思えないお粗末なMI6に唖然。アメリカに対する落とし前はどうつけるのでしょうか? 金持ってホイホイ逃げ切るってアカンでしょ。 コメディのような話ですが主要3名の熱演ぶりに笑えもせず。 違うキャストでコメディに振り切れてたら楽しめたかなぁと思えた作品。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-10-02 02:17:14) |
3. テロリスト・ゲーム<TVM>
核爆弾を列車でイラクに運ぶ。ソ連将軍陰謀の理屈がイマイチ分かりません。クリストファー・リーは良い感じでしたが。 ピアース・ブロスナンはアレクサンドラ・ポールに美味しいところを持って行かれて今一つでありました。 やはり2発目がね・・・・ずっこけました。 [インターネット(字幕)] 4点(2023-09-03 06:24:54) |
4. テキサスの四人
お目当てアルドリッチ監督らしさを感じたのはアバンタイトルだけでした。 折角の出演だったチャールズ・ブロンソンの見せ場無しの小悪党ぶりが残念。 フランク・シナトラ、ディーン・マーチンが醸し出すノホホンとした雰囲気に名匠も「ダメだこりゃ」と思ったのかどうだか・・・ 画面に映えるアニタ・エクバーグを初めとした衣装スタッフの仕事ぶりに加点。 [DVD(字幕)] 5点(2023-08-20 23:55:09) |
5. デリシュ!
舞台は革命直前のフランス。世界初のレストラン誕生(実話??)までの物語。 食事とは貴族にとって己の権勢を誇示するものであり庶民にとっては腹の足し。豚の餌であるトリュフとジャガイモに「我々をドイツ人だと思っているのか」激怒する司祭。食べ物の恨みも革命要因の一つかと思い浮かぶところが興味深い。 また、作品の味付けとしてのロマンス模様が慎ましやかで好感。更に中世絵画のような映像美が素晴らしい。上質な作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2023-07-31 08:30:31) |
6. ディボース・ショウ
ジョージ・クルーニー出演以外の知識無く。タイトルロールのコーエン監督に「ヘンなの借りてしもた・・」 愛とお金の天秤の傾き具合が描かれていて監督らしいヘンなキャラは居るものの、超絶美男美女のお陰で気楽に観れました。ジェフリー・ラッシュの出演理由を知りたいところです。 [DVD(字幕)] 5点(2023-07-17 16:34:13) |
7. 鉄格子の彼方
娼婦殺しのお尋ね者が歯痛の為ジェノバで下船。街で出会った少女とその母親との束の間の恋が描かれたいかにもなメロドラマ。三人の関係がリアリティを持ったのもので、そこに絡む少女のヤクザな父親に何となく先行きが見えて期待したのですが、今一つ彼の悪辣さが薄く肩透かし。結末と併せて歯痒さが残念な作品でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-06-27 16:54:28) |
8. ファイヤーボール(1978)
《ネタバレ》 amazon prime Star Channel EX -DRAMA & CLASSICS 対象作品のレースものということで鑑賞。イケイケな歌と共に流れるタイトルロールで脚本クローネンバーグに「ヘッ?」そして監督もクローネンバーグに「あらまぁ、ハズレかなぁ」 レースはレースでも400㍍を6秒そこそこで走るドラッグレース。 いやぁ、これが全編血湧き肉躍る(死語?)物語で一気見。 勝ち負けよりもカーオイルが売れればOK、勝つためにコストを上げるのはダメ、どこかで聞いたような理屈のスポンサーを演じるのがお懐かしのジョン・サクソン。ステレオタイプの悪徳ぶりが見応えあり。 正真正銘の炎上シーンも盛り沢山。結末も爽快。 湿地帯の隠花植物の様なイメージとは真逆の掘出物の作品でした。 鑑賞後に知った監督は無類のカーマニアというのになるほど納得。 [インターネット(字幕)] 8点(2023-05-22 02:08:20) |
9. 鉄路の闘い
フランス国鉄職員達の抵抗奮闘ぶりが描かれています。名だたる名優を起用した「大列車作戦(1964)」のようなドラマ性が皆無のドキュメンタリー作品に、史実を知った以上の感慨が無く。 ナレーターがシャルル・ボワイエというのに「エーッ!」即確認しましたが違うように聞こえました。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-12-04 11:38:43) |
10. テス
《ネタバレ》 観たいと思ってから40年。 この世にこんな美しい人居てるのか!ランキング第5位ナスターシャ・キンスキーは絶頂の美しさであり、ロマン・ポランスキーのS性が浮かび上がる数々の演出を受けて立つティーンエイジャーとは思えない堂々とした演技にも喝采。ポランスキー印の重厚幽玄な映像美にもウットリ。エンジェルのステレオタイプなちっちゃい男ぶりは当時の宗教観を映し出しているような。彼の苦悩が示されていないのでノコノコ帰ってきて何を今更と白けた点が残念。テスの起承転結に於いて泥にまみれて遮二無二働いている時が一番幸せに見えたのが何とも切なくラストショットにやるせなさが募ります。 貧乏暇無しで4回に分けての鑑賞となりましたが、続きを観るのが待ち遠しかった、シャロン・テートもあの世で満足しているであろう傑作。 [インターネット(字幕)] 9点(2022-11-25 15:42:46)(良:1票) |
11. 天国から落ちた男
お粗末な脚本でコメディというより単なる馬鹿騒ぎ。スティーヴ・マーチンのすべり芸にイライラさせられ通しでありました。 [DVD(吹替)] 3点(2022-11-18 11:23:44) |
12. デイライト
スタローン無双を気楽に眺めていたところ。ジョージ救出の件で涙腺が刺激され、老夫婦とワンコに決壊。ジョージが出てくるのを待つ彼女にボロボロ。出勤前なのに困ったものです。予想外の力作でありました。 [DVD(字幕)] 7点(2022-06-08 16:47:41) |
13. 天国の笑い声
DVDタイトルは「オードリー・ヘプバーンの 素晴らしき遺産」ですが、彼女の出番は2回で計1分程。画面に映えるキュートな姿が目を惹きましたが、彼女お目当てで鑑賞された方はがっくりかもしれません。 しかしながら本作は掘り出し物でした。 イタズラ好きな富豪の遺産を相続する4人はそれぞれに与えられたムチャクチャな課題をクリアしなくてはならず、四苦八苦模様に大笑いさせられ、お金は必要だけど重要ではない事に気づく姿にしみじみとさせられ、何となく予感があったオチにスッキリ爽快。 全員の達者な演技に魅入ったウェルメイドなコメディであり、多くの方に観ていただきたい作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2022-03-30 02:13:58) |
14. 手錠のまゝの脱獄
《ネタバレ》 脱獄ではなくて逃走話。いがみ合いながら絆が深まってゆくというのは予定調和で淡々と眺めていたところでの子供の登場に仰天。その子の母親によろめきドラマに話が向かうのかと思いきや。当時の世相を浮き彫りにさせる彼女の言動は本作MIPで見事な脚本に唸ります。ヒトとヒトとの繋がりを世に問うた名作です。 [DVD(字幕)] 8点(2022-03-06 22:54:29) |
15. ティエリー・トグルドーの憂鬱
ステファヌ・ブリゼ監督、ヴァンサン・ランドン主演、カンヌ男優賞受賞、フランス100万人動員。期待特大でしたがダメでした。集団解雇されたアラフィフ男の求職模様、並びに、万引Gメンとして摘発した客やレジ係の不正模様は結構に生々しいものの、辛気臭いだけのハナシを延々と見せられてウンザリです。社会が悪いから自分も悪いことしてしまうのだ、とでも言いたいのでしょうか。負け組と負け犬は別物だと言いたいところです。 [DVD(字幕)] 4点(2021-11-02 03:14:02) |
16. 提督の艦隊
《ネタバレ》 お目当てルトガー・ハウアーがあっという間に退場するのに「そんな殺生な」愕然。人物も史実もまったく知らず「へぇ」連発。真の愛国者が狡っ辛く立ち回るヘナチョコ野郎に死地に追いやられるという時代と洋の東西を問わない顛末を見せつけられます。中でも鑑賞歴中最悪であった兄弟虐殺シーンに萎えてしまいました。繰り広げられる戦闘模様に大大大好きな帆船が眺められてウットリという気分にはなれませんでした。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-13 01:50:26) |
17. 天才作家の妻 40年目の真実
《ネタバレ》 この邦題は意味不明なもの及び詐欺的なものとは違い内容がほぼほぼ分かってしまうという点が悪質、要猛省! 予想そのままの展開で豪華俳優ながら盛り上がるところもなく、とってつけたかのような結末もテンション下がるばかり。ノーベル賞という大きな舞台でありながら、ちっちゃな話に萎える作品です。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-25 10:22:32) |
18. 電送人間
大笑いした「キャバレー大本営」に1点、全身金粉ダンサー(007ゴールドフィンガーの製作者は本作を観ていたのだろうか?)に1点、天知茂をサイコパスにしたような中丸忠雄の眼力と台詞回しに2点。ストーリー、ロマンス、サスペンス、何れも観るべきものが無い凡庸な作品。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-05-17 08:55:25) |
19. デッドゾーン
《ネタバレ》 オープニングのシベリウス交響曲第2番2楽章モチーフそのままの旋律に早くも惹き込まれます。 「夜は千の眼を持つ」が浮かぶ特殊能力を授かった者の苦悩と悲劇。本作では更に孤独感と諦念が際立つジョニーの姿がクリストファー・ウォーケンの絶品名演も相まってやるせなく、彼の心を抉るサラの残酷なおためごかしに腸が煮える。名優を配しながらぶつ切りのエピソードが勿体ないのですが、鮮やかすぎる着地が余韻を残します。坂上忍、もとい、マーティン・シーンのトランプ氏を思わせる怪演にも拍手。超苦手な監督作品とは思えない傑作。 [DVD(字幕)] 8点(2021-05-09 00:57:15) |
20. テルアビブ・オン・ファイア
劇中劇のテルアビブオンファイアが超絶つまらない。こんなのを面白がって見ているユダヤ&パレスチナの人々も意味不明。 作品作りに多くの人々の思惑が絡んでいる事を思わされたところ 意外と素敵であった音楽 クスリとも笑えなかった本作がコメディ作品だったという事に心底仰天したところ それぞれ1点ずつ。 [DVD(字幕)] 3点(2021-04-29 02:11:16) |