21. トイズ
おもちゃの戦争シーンは子供が見たら泣くでしょう。大好きなクマちゃんやお人形さんがこっぱ微塵ですから。無抵抗なのに、むご過ぎます。むなし過ぎます。そう、戦争とはむなしいものだと擬似的に伝えています。でもこのテーマは子供向けファンタジーコメディー(?)では伝えきれない、というか中途半端、というか回りくどい。見方によっては悪趣味なんて言われてしまうでしょうから。私個人としてはシュールな世界観は好きなんですが、これはギャグが小粒で今ひとつ笑えない。反戦ものとしては異色でおもしろいと思うけど。どこを取っても中途半端の印象は拭えない。残念。 6点(2004-05-25 18:04:51)(良:1票) |
22. トッツィー
もっとエグいのを想像してて今まで見ずにいたのですが、とっても良かったです。ラストシーンがこの作品の全てを語っていると言ってもいいくらい、気が利いてて素敵ですね。D.ホフマンがこれでホントに主演女優賞獲ったらおもしろかったのになぁ。残念。日本語吹き替えは小松政夫ですか。それ見てみたいです。浜村淳にも是非やってもらいたい。 9点(2004-03-11 10:05:35) |
23. 鳥(1963)
《ネタバレ》 何故増殖したのか、何故人間を襲撃したのか、何も分からないままなのが怖い。それがジョーズだったり恐竜だったり地球外知的生命体の場合もちろん怖いが、そちらは目的が明白なだけまだ理解できる。「鳥」は極めて日常的で、そのありふれた対象が、集団、群集になった時の怖さはいつの時代にも通用する。だから色褪せない。だから本当に現実的に怖い。主人公たちは逃げる事しか出来ないまま翻弄され、ラストはフェイドアウト。その後どうなったかは分からない。私たち視聴者をも渦中に引きずり込む演出。多くを語らず、音をも消して、視覚と状況と想像力で怖がらせる作品。ストーリーが単純すぎるところがちょっとマイナスだが、やったモン勝ちのモチーフ選びで成功した中の一つ。 8点(2004-02-14 21:40:33) |
24. 永遠に美しく・・・
女の欲望を、これでもかとブラックに表現した所、文句なくおもしろいです。メリルのコメディエンヌぶりも完璧。更にB.ウィリスなんて今までで一番適役?なんて思ってしまったくらい(ファンの方スイマセン)。個人的にはとっってもおもしろかったんだけど、「他人に薦められる」かって言うと・・・。ちょっと悪ふざけが過ぎて賛否両論になる事は間違いないのでこの点数で。 6点(2004-01-09 22:13:44)(良:1票) |
25. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 ジム・キャリーってば、またなんて気の毒な役を…と思って見たら、意外にも感動的で良かった。エド・ハリス扮する番組Pはトゥルーマンの一生を演出し、彼の死をもってエンディングを迎えようという意気込みでした。それが視聴者に一番喜ばれる番組の形と思って。と同時にトゥルーマンのことをまだ産まれぬ胎児のように扱っていたのではないでしょうか。出口から外界に出たときがまさに、彼の誕生なのです。Pも視聴者も、今母体から産み落とされたかのように喜んでいるのも理解できます。最後は、演出されてきた「今までの人生」という番組を、初めて自分の言葉でエンディング出来た事が素敵で泣けました。実際こんな話があったら大問題だが、平凡でちょっとおちゃめなトゥルーマンというキャラはジム・キャリーにぴったりで、SFチックなラブコメディーに仕上がっていると思う。 9点(2003-09-09 14:41:17) |
26. トレーニング デイ
後味悪っ!「セブン」の次ぐらい!ここで描かれるデンゼルの悪は「必要悪」であって、甘ちゃん新米刑事はその存在を認めざるを得ない、ってそんな感じの話かと思ったのに。意表をつかれて最期の悪あがきは見るに耐えない。あれじゃアロンゾかっこ悪すぎる。対してイーサン・ホークはなかなか良かった。ただのアイドル俳優かと思ってたけど撤回します。ラストの目つきは狼になってた。主演はイーサンでしょう。そう思って観れば違和感なかったろうに。アカデミー賞取って主・助演がはっきり提示されいたからそれも無理になったわけで。その選定は慎重にやって欲しいと思った。見る目が変わってしまう。 7点(2003-08-06 12:59:18) |
27. トワイライトゾーン/超次元の体験
なぜかTVでやる度に見てしまう。そんなにおもしろい!ってわけでもないのに。オムニバスは気軽に見れるからもっと作って欲しい。ヴィク・モローはどこらへんで亡くなったのだろう?同様敬意を表します。 6点(2003-07-17 16:51:11) |