1. 突入せよ!「あさま山荘」事件
この映画の主人公佐々淳行氏の原作を基にした映画化。この事件には興味があってさまざまな本を読み漁ってますから映像化は素直に楽しめました。あさま山荘事件における警察の裏話をコメディタッチで描いていて飽きさせません。問題は高圧放水という華の無いモノをクライマックスとして強調してしまったことですかね。それまでスピーディに展開してたのがあそこでブッツリですから、もう怒涛の流れのまま解決まで行ってもよかったと思います。低俗な犯人側の話を一切カットしてるのは英断。変態殺人集団については光の雨で。脚色だらけのお涙頂戴プロジェクトXにならなくて本当に良かった [ビデオ(邦画)] 9点(2005-08-28 07:52:38) |
2. 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)
最近流行りの昭和ノスタルジーの日本映画の1つ。周りの友人は揃って感動して泣いてたが、個人的には感動というより微笑ましかった。「母の死」という題材1つで多くの人を感動させ、また一部には微笑ましさで笑顔すら与えるのは樹木希林の為せる業。昭和と日本と家族を描いた傑作です。 [DVD(邦画)] 8点(2011-06-15 23:04:02) |
3. トゥー・ウィークス・ノーティス
サンドラ・ブロックとヒュー・グラントのこの手のドラマやらせたら最強のコンビで送る現代版スクリューボールコメディ。もうね、ストーリーは典型的な話で王道なんだがこの二人が組んでる時点で楽しめる。特別感動はないだろうが見て損は無い後味のいい映画 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-20 03:36:47) |
4. 特命係長 只野仁 最後の劇場版
ドラマのファンには期待通り。もともとカンフーアクション気味で映画に向くこともあるが、TVドラマの映画化としても出来はいいほうではないかと思う。ファンには7点、それ以外には6点。 [DVD(邦画)] 7点(2011-09-27 01:35:01) |
5. 隣のリッチマン
登場人物に毒が無さすぎるんだよなあ・・・当たり外れのでかいベン・スティラーの主演映画としては当たりでも外れでもない中間に位置する珍しいまとまりようだがコメディなんだから突き抜けて欲しいよね。シチュエーション自体は面白く退屈はせず最後まで見れる映画だがコレといって見所もない。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-07 02:39:54) |
6. トレーニング デイ
目的を達成する手段としてはアロンゾのやり方も最良のうちの一つです。戦争が正にそうですが、殺し合いも大儀さえあれば正当化されてしまうものです。観客に悪とは、正義とは何かを答を出さずに問いかける映画として、なかなかの出来だと思いますが最後はやりすぎでは。観客に嫌悪感を感じさせると自ずと一方的に偏った視点に流れるでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2006-08-06 04:33:45)(笑:1票) |
7. 2LDK
タランティーノが好きな人にはお勧めできる映画かもしれない。俺もパルプフィクションは面白いと思ったが、この映画はどちらかというとレザボアドッグスと同じく、単なる殺し合い映画でアクションやスリルやアイロニーがあるわけでもなく評価すべき点が見つからなかった。つまらなくは無いがセンスが合わないんだろう。 [DVD(邦画)] 5点(2012-05-24 09:23:12) |
8. 東京タワー
アウトラインは悪くないんだけど…フランス人がやればチャタレー婦人の恋人になるんだろうが、日本人がやるとどうしてこんなクサいドラマになってしまうんだろう。あるいは役者達が日本人にしてはキレイすぎたか。まあ原作のファン層のメロドラマ好き、あるいは腐女子向けの少女マンガ好きにはウケるだろうからそれほど悪い評価にはしないが…凡作 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-15 02:11:46) |
9. ドラえもん のび太とロボット王国
相変わらずドラえもんの無駄使いだが、一応真面目に感動させようとそれなりにまとまった脚本を作ってある分、駄作が2本続いただけに若干持ち直した印象はある。それだけに素人声優どもの存在が駄作感を増幅してるのが痛い。それと糞みたいな主題歌。ドラえもーーーーん、じゃなくて武田鉄也先生助けてください。 [DVD(邦画)] 4点(2012-09-14 09:50:59) |
10. トラブル・イン・ハリウッド
みな既に「ハリウッドってこんなとこだろう」って想像ついてしまっているからどのエピソードもさして面白くない。日本で民放が垂れ流してるサラリーマンドラマのほうがよほど理不尽な話ばかりというのは社会の皮肉だ。それにしても振り回され役がハリウッドの頂点であるデニーロっていうのもどう考えてもミスキャストだろう。振り回すほうより振り回されるほうがオーラバリバリの大物って、こんなリアリティの無さで楽しめと言われてもキツイ。 [DVD(字幕)] 4点(2011-05-27 17:27:27) |
11. ドラえもん のび太と翼の勇者たち
かつての大長編のような大人が感心するようなよさは微塵もないが(子供向けの)冒険活劇としてはまあまあな分、無責任な寄せ集めパクり映画の太陽王伝説よりはマシかという程度。 [DVD(邦画)] 3点(2012-09-14 09:43:28) |
12. トロピック・サンダー/史上最低の作戦
安定したコメディ映画を続けてきたベン・スティラー主演作だが本作は万人受けするとは言いがたいありがちなB級ナンセンスアメリカンコメディ。ただし制作費はおそらく超A級だ。ベン・スティラーならもはやなんでもありなのか?やりたい放題とはまさしくこの映画のことだ。まあストーリーからいって「バッラバラになってしまった失敗アドリブ映画」と言い張ってしまってもいいんだけど… [DVD(字幕)] 3点(2009-07-05 04:39:41) |
13. ドラえもん のび太の太陽王伝説
これがディズニーやドラゴンボールなら「これはひどい」の1点で片付けているがドラえもんだからあえて0点をつけて言う。かつてのドラえもんなら、例えば魔術師は歴史を変えようとする未来人であるなどの筋を通すためのSF的な設定というものが少なくとも存在した。しかしこの作品はそんな筋はおろか、魔術師の目的すら説明しない。SFアニメドラえもんはいつから恋愛格闘アニメになってしまったのだろう。30周年を迎えて何故今更『王子と乞食』の『白雪姫』になってしまうのだろうか。作者が長年積み上げた物は何だったのか。受け継ぐ者が居なかったことが嘆かわしい。奇しくも同時上映された作者脚本が原案である「おばあちゃんの思いで」が屈指の傑作であったことがその哀しさを増幅させる。かつての大長編はあわよくば大人も楽しませてやる、泣かせてやるという気概があった。それがこれはなんだ。もはや子供だましすら目指していないやる気の無さに唖然とさせられる。死後に迎えた30周年にこの作品では作者があまりに気の毒である。 [ビデオ(邦画)] 0点(2006-08-17 08:15:03)(良:2票) |