1. トレインスポッティング
自分が映画に何を求めるかを考えたとき、観てる間楽しませてくれれば良い映画と判断します。他に何か要るかな?要らないよな?(自問自答です、気にしないで下さい)別に倫理感も求めていないし、ロマンスも納得するオチも別に無くって構いません。勿論、映像や音楽がスタイリッシュである必要も全く無いです。総合的に見て少々加味する対象ではあるのでしょうが。自分はこの映画を見ている間、退屈することはありませんでした。何かあたりまえの日常を断ち切ろうとするとき、決断する瞬間と、実際に実行に移すまでの葛藤やタイミングを計る小さな、しかし本人にとってはとてつもなく長い”間”があると思います。その”間”と転がり始めたら止まらない疾走感を伴うスピードが上手く混在した映画だと思います。レントンの最後の笑顔はまるで子供のよう、抜けるような爽快感です。2時間後にはこれが最後だと言ってどっかでコークをキメてるかもしれませんが、それも彼の人生かも。 [映画館(字幕)] 9点(2005-11-11 01:23:54) |