1. エビータ(1996)
エバ・ペロンという女性の話は恵まれない境遇からのし上がったというシンデレラストーリーに加え、若くして亡くなったという悲劇性、それが実話ということで一層興味深い。 華やかで美しく語られる表の顔と、狂言まわしのバンデラスが語るその裏の一面を合わせるとこの数奇な人生を生きた女性の姿が垣間見える。がぜん本当のエバの姿への好奇心がわいた。 セリフのほとんどが歌で進行するがA・ロイド・ウエーバーの曲はメロディラインがどれも美しく心地よい。 特にDon't cry for me Argentineは歌詞を変えてたびたび歌われるが聞きほれるほどの名曲。 マドンナはスキャンダラスというイメージでしか知らなかったが、歌は声が綺麗で情感があるし、華やかでエネルギッシュなのが上昇志向のエバのイメージに重なる。 それ以上びっくりしたのが狂言回しのバンデラスの歌のうまさ。 歌がメインのミュージカルとしては申し分ないレベルです。これは舞台未見なのでこちらも見たくなりました。 8点(2004-07-29 23:28:01)(良:1票) |
2. エド・ウッド
なんて愛すべき人物! 少年のように瞳を輝かせチープな映画製作に情熱を傾ける。そんな好きな映画を作るためならばたとえサギまがいだろうとおべっかだろうが厭わない。比べるのもなんだけど、少なくともこの情熱と奮闘振りは「アメリカの夜」で見たトリフォー監督にも劣らない。エドがベラ・ルゴシに示す敬意と愛情、ひたすら純粋な映画バカぶりに心を打たれる。老優のマーティン・ランドーも素晴らしいが、エドを演じるJ・ディップがさらに素晴らしい!表情なんかもう最高です。思いつきや安っぽい映画制作のあれこれは思いっきり可笑しくて楽しい。描かれる映画はB級でも作品はA級、モノクロにしたのも効果的。監督がエドと周囲の人を暖かく描いているのがとてもよく分かります。 9点(2004-05-18 19:08:09) |
3. エントラップメント
キャサリンのぴったりタイツ姿でくねくね赤外線くぐり、、、ぅ~ん、、それだけかなぁ・・見所って、、 5点(2003-10-17 18:19:27) |
4. エアフォース・ワン
監督がウォルフガングだから、スリルもアクションもそれなりに見られるんだけど、話がねぇ~奇天烈すぎて現実味がない。まぁ最近のハリウッドは大方そのたぐいなんだけど。ハリソン大統領の活躍をかっこよく見せ、大統領万歳みたいでアメリカ国民は喜びそうだけど、他国民はシラケルね、きっと。 5点(2003-05-18 16:19:55) |
5. L.A.コンフィデンシャル
最初に劇場で見たときには、登場人物やその人間関係が一度に理解できなくて「どこがそんなにいいの?」って感じでしたが、2度、3度と見て分かってくるとよくできた映画だと思うようになりました。結構複雑な話をうまくまとめてる脚本、俳優の演技、運び方のスピィディさ、スリルとサスペンスなど一級品です。映画館では巻き戻しはないので、?と思ったのは何度か見なきゃね、と教えられた作品です。最初は下見のようなもので、回数を重ねれば細かな演出や演技に気がついておもしろかったりするものは多い。また時代を経てから見ると違う感想になることもある。ここでのケビンの死ぬ時の演技はすごかった。目が死んでいくのよー。確かめたい人はまた見てね。 9点(2003-02-19 22:23:08)(良:2票) |
6. エリザベス
イギリスの歴史に詳しいともっとよく分かって理解も深まると思うけど、あいにく残酷で王家の歴史も血なまぐさい・ということくらいしか知らなかったので、今ひとつ理解し切れなかった。でもケイト・ブランシェットがすごくいい俳優さんだってことはよく分かった。 7点(2003-02-19 22:07:14) |
7. Emma/エマ(1996)
グィネスって「恋に落ちたシェークスピア」といい、コスチュームファッションの似合う人ですねえ。世間知らずのおせっかいなお嬢様の役にはまってました。イギリスのクラシックムード映画って好きです。 6点(2003-02-19 22:00:34) |