1. エターナル・サンシャイン
《ネタバレ》 記憶を抹消したい程に辛い別れを経験した二人。それは、単に辛さから逃げただけ、とも言える。二人とも出来た人間でもない。しかしラストの「いいさ」「そうね」で泣かされる。結局、二人は人として成長したというハッピーエンド。綺麗な答えが出たわけでもないラストだからこそ切なく温かく気持ちが良い。博士とメアリーのもう一つの関係も伏線となっていて、上手いシナリオだな!と思った。案の定、オスカーを獲ったが。SF的な設定と、記憶を辿るまどろっこしさ、理屈での割切れなさは好みの別れるところだと思う。自分の体験とリンクされる観客、素直に受取れる観客などにとっては深く染み入る作品と思います。役者の演技も総じて良いし、何より、よくぞ書いた脚本に感服です。 [映画館(邦画)] 8点(2008-10-30 09:38:57) |
2. エリザベスタウン
薄っぺらな人物像、ストーリーの芯もいまいちバラバラ、火事を起こして笑っていられるか?ラストなんか子供騙し?等々と思いながらも楽しく観られてしまったのは、私の精神状態がリラックスしていたから&ここ最近つまらない暗い映画ばかり観ていたからかも知れません。それにアメリカンポップス好きなので音楽の多用は却ってイージーリスニング的に気分良かったしな。たまにこういう軽い映画も良いかも。わざとらしいお涙頂戴映画よりずっと気持ちが良かったな。 [映画館(字幕)] 7点(2005-11-29 09:22:49) |
3. エレファント
登場人物の誰しもがいつ爆発してもおかしくないような日常の空気が恐ろしかった。劇場を出てから街を歩いていると、行き交う人々の誰かがいきなり殺し始めることだってあり得る訳で、それが怖かった。ところでこの事件を知らずに観た場合はどんな風に見えるのだろうか?とも思った。とにかく本当に恐ろしい映画だった。ここ一番の恐怖映画です。しかし通販で銃を買える国って怖いですね。 7点(2004-06-01 14:29:08) |
4. エイリアン/ディレクターズ・カット
繭のシーンはやはり不自然ですね。いらないです。ま、このディレクターズカットはファンサービスのおまけ版ということで愛嬌でしょう。 5点(2004-05-07 21:18:30) |
5. エグゼクティブ・ターゲット
う~ん、全てがB級。この脱力感こそB級の魅力。特に撮影と編集は酷かった。B級映画は不滅也。 0点(2004-04-19 21:43:03) |
6. エンゼル・ハート
オカルト+ハードボイルドってのが良いですね。趣味です。エンジェルのダボダボのスーツとかキャメルとか、かっこ良いんだよなぁ。トレバー・ジョーンズの音楽もぴったりだし。まぁ、編集の粗があったり雑な作りなんだけど。とにかくミッキー・ロークがかっこ良いのであった。 7点(2004-02-26 11:47:35) |
7. エイリアン2
大好きな「エイリアン」に、まさか本当に続編が出来ると思わなかったので、わくわくしながら観に行きました。結果は良い意味で期待を裏切られました。まさかアクションになってるとは思わなかったので。天井からエイリアンが降ってくるところなんか興奮しましたねー。クィーンが卵を産む設定は、蟻かよ……と少々寂しかったのですが。自分の中ではエイリアンの続編ではなく、別個の映画ですね。 8点(2003-05-30 10:19:03) |
8. エイリアン
出るぞ~と思うところでエイリアンが出たりと筋書き通りの展開なんだが、脚本は整っているし登場人物にも馬鹿はいない。押さえ気味の演出も良い。しかし一番はギーガーのデザインである。彼がいなければこの作品は成り立たなかった筈だ。まさしく GIGER'S ALIEN なのである。以降のSFホラー映画は必ずこの作品の影響を受けているといっても過言ではないだろう。ギーガーの映画界に対する功績は偉大なのであった。 10点(2003-05-12 16:28:58) |