1. エール!
ベタなファミリードラマでしたが、本当に感動しました。特に、パリでの試験のシーンからラストは心地よく泣けました♪ とにかく、ジメジメした感じがないのがいいですね! 歌をめざす健常者の長女と、その夢に賛成できない聴覚障害者の家族・・・というあらすじを読むと、どよよ~んと重苦しい話をイメージしそうですが、スカッとさわやかな清涼飲料のように楽しめました! 試験のシーンが感動的なのは、主役の女の子がすごいというよりも、家族、特にお母さん役の女優の演技力が素晴らしいからだと思いました。あの感情表現がなければ、あれほどの感動は生まれなかったのでは? アイドル主演の青春映画のように、やたらわめいたり怒ったり、くじけそうになったけど必死にがんばって夢を実現・・・みたいな安っぽいお約束演出もなく、聾唖者を美化したり悲壮感を漂わせたりすることもなく、軽い感じなんだけど、でも芯はしっかりしている、なかなかの良作だと思います。 でもひとつだけ気になることが・・・主役の女の子の歌唱力、「歌がうまい女の子」の役を演じるにはちょっと厳しく、相手役のガブリエルは、歌は完全にシロートですね(^^; そこだけがちょっと残念でした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-08-14 00:34:17)(良:1票) |
2. エイプリルフールズ
《ネタバレ》 う~ん、面白くない・・・ことはなかったのですが・・・。全般的に、何でもかんでもセリフで説明しようとし過ぎなのでは?「ここは言葉よりも、映像だけで表現すればいいのに・・・」と思えるシーン、たくさんあったと思います。それに、各エピソードの掘り下げ方が浅過ぎて、感動系のエピソードも安っぽく感じられました。 よくある、群像劇を最後ひとつにまとめるという手法も効果的に機能していないし、ラストシーンのUFO登場、あれはもう完全にダメでしょ!(笑) 最後に「ウソのようなホントの話」みたいなオチにしたかったのでしょうが、だったらせめて少年の「・・・えっ!? えぇぇっっっ!?」の表情だけで終わってほしかったですね。つい「ほんとにUFO見せてどうするの?」ってツッコミ入れちゃいました(笑) でも寺島親子のエピソードだけは良かったです。現在の父親に土下座するシーンは泣けましたね。それに「女なら誰でもできる仕事」の社会見学シーンは印象的でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-09 00:58:16) |
3. 映画 深夜食堂
《ネタバレ》 ドラマの雰囲気は壊さず、映画としての楽しみ方もできるレベルで、自分的にはまあまあ満足でしたが、一緒に見たヨメの反応はイマイチでした(笑)。 同じ深夜食堂ファンでも、人によって感じ方はいろいろですね。 個人的には、2話目の、みちるが食堂の2階で横になり、扇風機にあたるシーン、音楽と映像と役者の演技がバッチリとハマって、このシーンを見ることができただけで大満足!ただ、全体の作りとしては、気になる点が少し・・・。 3つのエピソードを、骨壺=人の死という串で貫き、愛人の死、友達のお母さんの死、奥さんの死を絡めた話で展開させていますが、これがあまり効果的でなく、機能していませんでしたね。そして最後の田中裕子のまとめ方、あれはヒドい・・・(笑) 骨壺は、3話目にだけ出せば良かったのでは? 「砂だけ入れた骨壺の持ち主の気持ちがわかる」という筒井道隆は切なかったです・・・。、 何気ないカメラアングルや、人物・風景の出し方・見せ方など、映像に対するセンスは、素晴らしいと思いました。ドラマの雰囲気を壊さない・・・というより、もともとドラマが、映画並みの作品レベルをめざして作られたような印象だったので、映画も違和感なく楽しめたのだと思います。 ドラマの映画化というのは、ロクなものがないという印象ですが、これは悪くないと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2015-11-20 17:52:26) |
4. エル・スール
ツタヤで借りたDVD、パッケージと中身が違っていて、間違って借りてきてしまったのがこの映画でした(笑)。というわけで、前情報もまったくなく見始めましたが、少女の可愛さにひかれ、最後まで鑑賞。地味ながら、ある秘密を持つ父親と、それを知った娘の関係がセンス良く描かれていて、いい映画だったと思います♪ 映像も美しく、説明し過ぎない、でしゃばり過ぎない演出とうまく合っているように感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2015-10-18 19:11:09) |
5. 映画 鈴木先生
前知識はまったくない状態で鑑賞しました。ドラマの延長らしいですが、これはこれでかなり面白かったです。出水くんの選挙演説やグレーゾーンの必要性など、常日頃から自分が感じていることを随分と代弁してくれたので、映画の出来そのものより、原作者の主張に9点です!正論を振りかざす女性教師、あれが現代社会の象徴であり、その正論が生み出す弊害によって窮屈な思いを強いられる人々、たくさんいますよね。規制やルールでがんじがらめの社会って、一見、社会生活や文化水準が向上しているように感じますが、実は鎌を持って暴れる男=歪みから生まれる毒の塊の温床そのものなんだと思います。また、鈴木先生のセリフの数々、最初は「ギャグか?」と思えたほどでしたが、何か問題があるたびにあれほど瞬時に的確な切り返しができるキャラ設定、とても魅力的でした。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-12-29 23:02:36) |
6. HK/変態仮面
これまで観てきた映画の中で間違いなくトップクラスのくだらなさ!でもちょっと面白い!センスが感じられるところもたくさんあっただけに、手抜き丸出しのシーンがもったいなかったですね。尺を半分くらいに絞り込んで、各シーンのクオリティをもっとあげる方向に持っていけば、大傑作になった・・・かな?(笑) [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-12-29 13:39:04) |
7. エリックを探して
なんとなく気持ちが入り切らないまま終わってしまいました。いい映画だとは思いますが、紙一重で自分の守備範囲外といった感じです。エリック・カントナのことやサッカーのこと、もう少し知っていれば印象が違ったかもしれません・・・ [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-09 21:53:55) |
8. エロチカ・ポリス
CSで「婦人警官ジャンナ」というタイトルで放送されていました。「青い経験」シリーズで有名になったセクシー女優エドウィジュ・フェネシュ主演の、お色気ドタバタコメディーです。いくら昔の映画とはいえ、ギャグはぬるいし、セクシー度も全然たいしたことがなく、あまりのくだらなさにガッカリ・・・。でも先月、放送しているのを知ると、ついまた観てしまいました。評価できるポイントがまったく見当たらないのに、なぜか観てしまう・・・。そういう不思議な魅力(?)のおかげで、なんと続編も2本制作されており、最近「エロチカ・ポリス」「エロチカ・ポリス/コスプレ大作戦」「エロチカ・ポリス/ニューヨーク大捜査」の三部作を収録したDVD-BOXまで発売されたとか。さすがにこれを買う勇気はありませんが、CSで続編を放送していたら、「くだらない!」と文句を言いながらきっと最後まで観てしまうと思います(笑) [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-02-26 17:19:29) |
9. 映画 けいおん!
《ネタバレ》 30分完結のテレビ版の方がいいかも。いくら「けいおん」ファンでも、この底の浅い脚本では100分以上の鑑賞は厳しいですね。前半はロンドン旅行、後半はあずにゃんへのプレゼントというテーマですが、どちらも見せ場的なシーンもなく、またそれぞれの内容のつながりもほとんどないので、これでは長編にした意味がありません。でも背景や風景の色彩感覚はいつも通り素敵でした。岩井俊二の映画のような光のコントラストなど、美術的なこだわりは、アニメ映画の中でも群を抜いていると思います。 [DVD(邦画)] 4点(2012-12-21 10:29:57) |
10. エースをねらえ!
どうせテレビ版の総集編のようなものだろうと、まったく期待していませんでしたが、いやいや、その高い完成度に驚かされました。原作に沿ったストーリーですが、脚本のセンスが良く、立派な映画作品に仕上がっていました。テレビ版の雰囲気はそのまま生かしつつ、よりレベルアップした内容で、いま観ても古臭さをまったく感じませんでした。すごいです! [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-11 00:37:52) |
11. H氏のバケーション
テレビで観たのはおそらく40年くらい前。内容はほとんど覚えていませんが、両親と一緒に大笑いしながら観た記憶があり、「面白い映画」と心に刻み込まれていました。10年ほど前、スカパーで放送していたので観ましたが・・・う~ん、あの当時はいったいどこが面白くて家族みんな大爆笑していたんでしょう?また観ようという気はありませんが、子供の頃の思い出をプラスして、5点。 [地上波(吹替)] 5点(2011-09-03 00:22:58) |