1. エクソシスト2
史上空前の大ヒット作の続編としては、割と低予算っぽい作り。R・バートンやL・フレッチャーらのギャラで大枚はたいたのだと予想できるが、別につまらない作品でもないと思う。意見は分かれるだろうが、これはこれで、それなりの楽しみ方があります。イナゴの目を通してアフリカの大地・次元を飛び越えて飛び回るカメラワークは稚拙を通り越して笑いを誘うし、劇中流れるシャーマニックなモリコーネの音楽は素晴らしすぎます。ちなみにモリコーネはA級、B級から果てはウルトラC級まで、作品の質は問わず参加するなど結構節操がありません。あと、J・E・ジョーンズ演じるコクモ。最重要人物として登場しますが、ただの原住民じゃないか!!それからネッド・ビーティ。くだらないジョークを飛ばすセスナ機の操縦士として一瞬登場するだけ。悲しすぎます。リーガンは小太りで可愛くないし、L・フレッチャーと装置を着けて深層心理に潜り込むシーンは強烈なまでの貧乏臭さです。ここではオスカー女優の熱演も面白いように空を斬ります。R・バートンも前述の装置を研究所から盗み出して(ただのコソ泥)紙袋にいれて平気で持ち歩くし(出来ることから推測して、高価な機械なんでしょ?)、もう何がなんだかわかりません。でも、これでいいのです。そんな、どうしようもなさが好きでたまりません。7点、もってけ。 7点(2003-04-17 15:14:30) |