1. ながらえば<TVM>
《ネタバレ》 夫が老妻に会うために(それもついちょっと前までいた)名古屋を目指す、という一点に絞った構成が、作品を引き締めている。実は一番ぐっときたシーンは、途中の駅で降ろされてしまった笠智衆が、することもなくベンチに座ってぼーっとしているところ(ここはもうちょっと引っ張ってほしかった)。息子とその妻が、設定も発言も、えらくステレオタイプなのが難点。 [DVD(邦画)] 5点(2016-06-28 02:11:35) |
2. 夏の別れ
《ネタバレ》 萬田久子を対象とする青春年上女性ものなんて、その時点で期待がどこまでも高まるというものなのに、これはまったくいかん!そもそも、出番自体が全然少ないし、まったく綺麗に撮られてもいない。そもそも恋に落ちるべき要因がありません。主人公はやってることは変態犯罪行為のオンパレードで、恋心も憧憬の情もあったものじゃない。ラストの強引さには、誰かが何か自棄でも起こしたのかと思いました。萬田久子のこんな使い方をするな。 [DVD(邦画)] 3点(2012-04-29 02:53:34) |
3. ナイルの宝石
最初から最後までわーわー大騒ぎしているだけで、前後のつながりすらまともに考えられていません。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2012-01-10 01:46:14) |
4. 南極物語(1983)
再見して知ったのは、犬たちが人間なしで奮闘する部分の時間が意外に短かったということ。中心的な犬以外でも、アンコもシロもデリーも最後はそれなりの見せ場が用意されているのだから、例えば前半の雪中行軍の段階でそれぞれの犬の個性をきちんと描いていれば、各犬の死闘も光ったものになっていたと思うが、そこまで手が回らなかったのでしょうね。高倉健と渡瀬恒彦というキャスティングも、キャラクターが重複していて面白くない。ナレーションも中途半端で内容に合っていない。ただし、ロケーションの努力は(手続的なものを含めて)大変なものがあったと思うので、点数はそこに対して。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-03-19 22:39:51) |
5. ナイトホークス
何とも工夫のない、見所のない作品。敵も大したことがないが、警察の方も手際が悪すぎです。しかし、最大の謎は、キース・エマーソン先生は何を考えてこの映画の音楽を手がけたのかということ。よほど金に困っていたのだろうか。 [DVD(字幕)] 2点(2005-06-15 01:32:25) |
6. ナチュラル
レッドフォードのユニフォーム姿は意外に違和感がなかったが、それよりもグレン・クローズがあんな楚々とした役には全然合ってなかったのが気になった。しかし、キャスティングの問題をさておいても、ストーリー進行が極めてご都合的で安直なのが一番まずいと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-05-09 00:56:20) |
7. ナビゲイター
タイムトラベルを前提とする家族との間の笑いと涙のドラマみたいなのを期待した私が悪いのですが、これではただのSFではないですか。しかも中途半端でしょぼい内容の。 3点(2004-06-22 02:11:19) |
8. 眺めのいい部屋
一つ一つの「絵」は限りなく美しいのですが、それが前後としてつながっていない。登場人物に行動の基本原理がないからです。つまり、映画というよりも、画集を一頁一頁見ているような気になります。まあ、今となっては、素直で真面目なヘレナ・ボナム=カーターとか、とてつもなくださいダニエル・デイ=ルイス(もっとも、その割に、存在感は無駄なほどある)が見られるというのは、貴重かもしれませんが。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-11-04 03:47:01) |