3. ナチョ・リブレ/覆面の神様
これほど食べ物をまずそうに撮れる監督さんってのも、ある意味すごい。教会で出て来るあの泥のような食べ物は凄まじい。おかげで、いい暮らしの象徴として出て来る棒付きトウモロコシ(?)までおいしそうには見えなくなっちゃったから不思議だ。それはさておきこの監督さんは、バス男とか、この映画のヤセ君とか、ボサーっとしたヘタレを描かせたらピカイチなのだが、この映画の主人公のようなキャラは苦手なのか?前半はただのイヤな男(自分の事しか考えてない…)にしか見えなかったし、後半急に孤児達のために奮起したところでちょっとついていけなかった。キャラ的には「バス男」のリコおじさんみたいな自分勝手に突っ走るダメなタフガイのイメージなんだろうけど、ジャック・ブラックが演じると何故か「笑えるダメっぽさ」みたいなのが無くなって、たまに本気でイヤんなってしまう。いや、ジャック・ブラックに罪は無い。単なるミスキャストだと思う。シスターの美しさに1点。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2008-01-24 14:14:19) |