1. 流されて2
「1」とはまったく無関係な内容だが、状況設定からして非常に軽薄な続編。 前作の評判が良かったのは、男女の立場が逆転する過程が面白く、 シチュエーションにも無理がなかったから。本作の設定ではまるで妙味がなく、 単なる淫乱なオバさんのお話になってしまってます。同じ監督さんが撮ったとは、 とても思えない駄作。 [DVD(字幕)] 1点(2011-11-26 19:32:11) |
2. ナビゲイター
導入部が異様に面白くて、思わず引き込まれたんだけど、 実際にその後のストーリーは際立った展開も見られず、先細りという印象しか受けなかった。 雰囲気や演出がいかにも本格的なSF映画という作りで、期待し過ぎてしまったのかもしれない。 本作のキーポイントでもある"モノ"と、少年の心の触れ合いがもっと表現されていると、 また印象は違っていたかも。SF映画ではなく、ファンタジー映画として鑑賞するのがベストだと思う。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-13 06:56:25) |
3. 夏の別れ
若者のひと夏の出来事を描いた青春ドラマ。 年上の美しい女性に憧れるという設定は、もうこの手の映画では定番。 でもこの主人公、もうやる事がハチャメチャすぎて怖いわ。ヒロイン役の萬田久子も今一つ。 そのくせラストだけはやけに切ない、ちょっと不思議な作りの映画。 そのシーンだけ観ると、「夏の別れ」というタイトルはぴたりハマっている。 少年から大人への成長を描きたかったことは十分理解できるが、 途中のストーリーはもう少しどうにかならなかったのかなと思う。 青春映画のポイントとなる切なさは、しっかりと表現できていたドラマだった。 [地上波(邦画)] 4点(2011-08-10 03:58:25) |
4. 楢山節考(1983)
木下監督版に次いで二度目の映画化で、 母親と息子の切ないドラマを味わいたかったのだが、予想に反して内容は全然違った。 なんと貧しさからくる動物的本能がテーマに。とにかくエグいっス。 これはこれで方向性は間違っていないと思うのだが、いささかやり過ぎ感も覚えてしまう。 どうぜここまでやるなら、もう成人指定にしてとことんやってほしかったな。 坂本スミ子はどうかと不安だったけど、こちらも予想以上にいい演技をしててびっくりした。 演出も中々良かったが、二度と観たくはない映画。 [DVD(邦画)] 6点(2011-08-08 10:04:37) |
5. 南極物語(1983)
映画そのものの出来映えとしては、それほどいいとは思わなかった。 当時の撮影技術や悪天候などを考慮しても、やはり荒削りだなという印象を抱いてしまう。 シナリオも何とかまとめたという感じだが、そもそも人間の身勝手さが起因のお話だけに、 ひと口に美談、感動とは言えない、というのが正直な気持。 犬たちのがんばりや、南極の風景、役者達の演技など、部分部分での見所はあるので、 余計な事を考えずに鑑賞すれば、それなりに感動できるのではないかと思う。 [地上波(邦画)] 4点(2011-07-24 02:38:51) |