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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3881
性別 男性
年齢 53歳

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1.  日本女侠伝 激斗ひめゆり岬 《ネタバレ》 
1971年の作品、ってことですから、沖縄返還直前ですね。まだアメリカに占領されてたころの沖縄。 藤純子がバリバリのおきなんちゅメイクで登場し、違和感ありまくりなのですが、男勝りでちょっとガサツな感じのお姉さん、といったところ。こういうのを「女侠」って言って、いいんですかねえ。任侠道でも何でもなく、普通に「社長」です。 とは言え、そこには例によって例のごとく、あくどいヤクザどもが登場し、あの手この手の嫌がらせ。 かつての激戦地沖縄、ということで、不発弾を始め、ヤバそうな武器がゴロゴロしていて、ちょっといくら何でも、と言う気がしつつ、見て見ぬふりを。 主人公と最初はぶつかりつつも、やがて互いに信頼関係で結ばれるヤクザ者が、菅原文太。二人の向こうには海に沈む夕日。いやあ、沖縄だなあ。 普通ならクライマックスの殴り込みでそのまま映画が幕を閉じるところ、この作品では苦みに満ちた後日談を付け加え、沖縄の置かれた状況の理不尽さを表すワケですが、ちょっと無理矢理、ですかねえ。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-07-25 22:16:21)
2.  日本暴力列島 京阪神殺しの軍団
すべてフィクション、と断ってますが、「すべて」はウソですね。モデルあり。 これもまあ、大きな組織(皆さんご存知の)がある一方で、その影響を逃れられないながらものし上がって行こうとする小さな組織を描くパターンですが、小林旭がチンピラ風情の活きのいいところから物語が始まって、実録ヤクザ映画ではなかなか見せることができなかった「マイトガイらしさ」みたいなものを、ここでようやく垣間見ることができます。 こういうアキラを見てると、もしかしてチョウ・ユンフアって小林旭を意識してたのか?などと思ったり。雰囲気似てます。 どうもヤクザ映画に出て来る梅宮辰夫って、何かヘンなんですけど(眉毛が無いのが裏目に出てるような・・・)、ヘンなりにこの作品では主人公の相棒役としてしっかり印象を残してます。中島ゆたかの役どころは踏み込みが浅く、ちょっと勿体なかったかな、とも。 在日の問題を取り上げてる点は注目に値しますが、もう少しそれに纏わるエピソードがあってもよかったかな、という気もします。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-12-18 20:41:22)
3.  日本女侠伝 真赤な度胸花
日本女侠伝シリーズ2作目は、降旗康男監督作品。芸者色は一掃され、一応は跡目継ぎがどうのというオハナシは出てくるものの任侠色も殆ど無く、北海道の雄大な自然を舞台にするとどうしてもこうなってしまうのか、何となく西部劇テイストを感じさせます。口琴の音色を聞くとますますそんな気分に。 大体、みんな当たり前のように拳銃を持ってたりして、これはマチガイ無く西部劇だと思う。 ヒロインを支えるのが健さんで、後の降旗作品の寡黙さは無く、若干、軽いノリ。で、こちらも銃を振り回し、クライマックスの銃撃戦へ。 いいなあ。自由で。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-10-17 13:35:34)
4.  日本女侠伝 鉄火芸者
藤純子さんの日本舞踊、さすがですね。冒頭のタイトルバックから、安心して見られます。本編の中でも随所で腕前を披露していて。寛美先生もご満足でしょうな、きっと(気難しげなお師匠さんの役です)。 物語はというと、曽我廼家明蝶vs安部徹、マジメ企業と悪徳企業との戦い。曽我廼家明蝶は藤純子演じる主人公の芸者さんのパトロンみたいな感じですかね。で、彼のもとで菅原文太が働いていて、藤純子と知り合って・・・ってのはいいけれど、二人が実は初対面ではなくって、過去に意外な接点があった、というあたりが、正直、出来過ぎた話で、もう一つ乗れないところ。回想シーンでこの事実を一気にバラされると、見てる方もちょっと面食らってしまいます。いや、出来過ぎで何が悪い、と言われりゃ、そうなんですけれども。 それ以外にも、ちょっと「え?(笑)」というような思わぬ事件が発生したりして。ちょっと強引かな、と。 とは言え、クライマックスに向けては、これはもう、強引で大いにOK、ああ、やっぱりそうなるよね、という大事件と、最後は殴りこみ。 結局、菅原文太であったり、エロ親父の伴淳三郎であったり、「男のヤセ我慢」みたいなのが見せ場になっていて、藤純子が啖呵を切ろうとなんだろうと、女性はそっと静かに耐えるだけ、というのが、女性を主人公にした作品にしてはちょいと寂しい部分でもあるのですが、今の視点でそれをどうこう言うのも、ちょっと違うかな、と。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-12-06 19:04:43)
5.  日本沈没(1973)
最初の方で小松左京さんが登場するシーン、なんだかやたらニヤつきながら画面を横切っていた、という印象があったんですけれども、今回、久しぶりに観てみたら、意外にニヤついてなかったなあ、と。そういや左京さんはもともとがこういう顔立ちなのであった。 中盤には監修の竹内均先生ご本人が登場しますけれども、かつてテレビでよくお姿を拝見していた頃の印象からは、たしか声がもう1オクターブくらい高くなかったっけ、とか思っちゃうのですが。もしかして歳とともにだんだん声が高くなっていって、ついにあのエキセントリックな境域に達したのでしょうか? まあ何にせよ、竹内先生の解説はさすが、とてもわかりやすいですね。 ・・・ってのはいいんですが、本作、映画全体がどうも解説くさくなってしまってるのが、ちょっとかったるい。SFであると同時に社会派作品、でもあるのでしょうが、成り行きの描き方が、どうも事務的、とでもいいますか。もうちょっと藤岡弘(、)には活躍して欲しいところで、小林桂樹の暑苦しい顔と丹波哲郎の暑苦しい存在感でこの尺を乗り切ろうとしても、ちと長すぎる感。 もちろん特撮の方は東宝作品だけのことはあって、そして中野昭慶氏だけのことはあって、ミニチュア撮影の粋を凝らし、さすがに気合が入ってます。人間が火だるまになるスタントも交え、なかなかのスペクタクル。 だけどやっぱり、沈む日本列島全体をそのまんま俯瞰で描写してみせるのは、何度見ても、無理があるなあ、と思っちゃいます。そんな映像を出すよりは、誰もが知っている日本各地の名所を水没させてみせるようなシーンを描いた方が、効果的ではなかったのかな。 ラストシーンは、とてもイイんですけどね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-24 03:57:29)
6.  日本ダービー 勝負
実在の調教師をモデルに、彼の半生記を描きつつ、日本ダービーの歴史そのものも描く作品となっています。実在の人物をモデルにしているとは言っても、主人公の名前は少し変えられており、オハナシの方はおそらく相当変えられていることと推察されます。 この主人公を演じているのが三橋達也、ってのが、東映作品にしては珍しく、頑固一徹の調教師を演じつつ、彼の盟友役の若山富三郎と丁々発止のやりとりを見せてくれます。 しかも彼の弟子が高倉健であったり菅原文太であったり、彼の息子が梅宮辰夫であったり、と、今見りゃ脇役陣がえらく豪華。いささか収まりが悪い。高倉健の奥さん役には、いつのまに結婚したのやら気が付いたら藤純子。細かいコト抜きに、じゃんじゃん時代が進んでしまう、大味な作りになってます。 ところどころに挿入される競馬の映像が、過去に行われた実際の日本ダービーの貴重な映像なのか、それともそれっぽく見せてるだけのニセ映像なのか、ワカリマセンけれども、これという演出もなくレースの様子をロングで捉えた映像だけでは、あまり迫力が伝わらず、もどかしいところ。 で、さらに本作の奇妙な点が、時代が下って現在(1970年)の日本ダービーが近づくにつれ、最近のレースの模様ばかりが紹介されて、主人公のことはほったらかし同然となってしまう。何だコレ、伝記映画かと思ったら、「今年の日本ダービーに乞うご期待」という、壮大な前フリ、壮大な宣伝だったのか、と、ちょっと唖然としてしまいます。 ま、別にイイんですけどね。イイんですけど、でも、あまりに唐突に映画が終わるもんで。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-19 21:40:37)
7.  日本暴力団 殺しの盃
日本暴力団シリーズ、4作目にして早くも最終作。今回の鶴田浩二、サラリーマン風のネクタイ姿で、何となく冴えない風貌、なんですけどね。でも一応スゴ腕、らしい。 で、セリフは大阪弁。だもんで、少々聞き取りづらい。もちろん、大阪生まれの私が「聞き取りづらい」と言うのは、要するにあまり上手くない、ってことですが。相棒の大霊界こと丹波哲郎もまた、同様。でも、このたどたどしい大阪弁を交えつつトーストを分け合う2人を見ていると、ちょっと微笑ましい。そしてやっぱり冴えないサラリーマン風。それにしても大阪人のくせに、食パンと言えば5枚切りじゃないのかね(いや、時には4枚切りだって食べたくなるんです)。 それはともかく。監督変われば作品も変わる訳で、もうひとつ残念な出来だった3作目に対し、この4作目は降旗康男がメガホンを取ってて、するとどういう訳か、「日本暴力団」なのにちゃんと「男と女のドラマ」になっている、という不思議。男の意地と我儘があって、女の意地と一途な想いがあって、そうすると、「ヤクザ映画のラストはやっぱり殴り込みでしょ」という常識も、ああ、こんなクライマックスがあり得たのか、という驚きと感激に、早変わり。 のみならず、脇役では、これまた一途で、いかつい不器用さ故に観る者の心を打ち、またドラマにも波乱を呼ぶ山本麟一の存在が、とりわけ光っていて。 物語自体は、ナントカ組とかナントカ会とかが色々と登場して、正直、細かいところはよくワカラン(=面倒くさい)部分もあるのですが、別に隅々までワカラなくったって、充分に楽しめ、充分に感動的。おそらくは「組織」というものを描くことへの意識からか、画面上にやたら大勢の人物が収まっているショットが頻出するのですが、だからこそ、最後は「男と女」の二人へと収斂していく様が、印象的だったり。 いい映画です、これは。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-06-01 19:51:16)
8.  日本暴力団 組長くずれ
4作で打ち止めとなった日本暴力団シリーズ、監督名を見るとなかなか豪華だったりするのですが、この第3作だけ、監督さんの知名度がぐっと落ちます。これでオモシロかったら超拾いモノなんですけれど、そうは問屋が卸しません。 主役の鶴田浩二は例によって例のごとく、カタギになってバーの経営者みたいなことをやっており、相変わらず折り目正しく、相変わらずダンディなのですが、その一方で映画の方はだいぶお色気路線が入って来てて、まずこれがどうにもミスマッチ。 ミスマッチがミスマッチで終わらなければ、これはこれで妙味ともなりうるのかも知れませんが、残念ながら、「単なるミスマッチ」止まり。 山本麟一や待田京介も、いくらでもドラマを盛り上げられそうな役柄なのに、イマイチ見せ場を作らせてもらえず。しかしそれ以上に、雑魚キャラぶりに驚かされるのが、若山富三郎。色仕掛けにコロリとやられてしまうエロ親父ながら、それが笑いにも何にも繋がることなく、アッという間に退場してしまいます。 クライマックスはちゃんと「単身殴り込み」をやってくれますが、通り一遍、という印象。せめてラストシーンの雨くらいは雰囲気出てたらいいんですけど、これがまた、ホースでまき散らしたみたいな雨なもんで・・・
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-05-11 20:26:05)
9.  日本の首領 完結篇
前作では、関東進出を図るも関東同盟にその野望を阻まれた中島組。いやホント、前作は野望篇といいながら、ゴチャゴチャしているばかりでちっとも野望が伸びない印象だったのですが、この第3作はもうちょっと見通しよく盛り上がります。それは、いよいよ関西の佐分利信と関東の三船敏郎とが正面から激突するから・・・ではなくって、やっぱり佐分利信の出番は少なくあまり激突もしないのですが、その両者の対立を背景にして多彩な登場人物が、複数の印象的な物語を織りなしているからですね。映画の描き方としては、ひとつひとつのシーンが短く、次から次へとシーンが切り替わっていくため、どの登場人物が主となることもなく、観ている我々にも特定の人物に思い入れを持たせないようにしているかのようですが、それでもなお、あの一癖もふた癖もある寺田農は忘れ難いし、一作目でフンギリつけたと思ってたらまだ思い切りの足りない高橋悦史も見せ場を作ってくれます。しかし誰よりも印象的なのは、運命を狂わせられ他人に利用されつつもその道を突っ走り極めようとする大谷直子の存在、でしょう。それぞれが、自分なりの「上」を目指しつつ、しかしそのさらに上には、政財界を巻き込んだ佐倉と大石との対立があって、その争いの中ですべては犠牲となっていかざるを得ない。いや、佐倉と大石すらもすべてを犠牲にし、いったい後には何が残るのか。ってな訳で、中盤に変なカーチェイスと銃撃戦があった割には(笑)、最後はしんみりと感慨深い気持ちになる、3部作のラストなのでした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-06 17:55:38)
10.  人間の証明
ニューヨークから、鄙びた秘境のような温泉地まで、一本の映画にどれだけの光景を盛り込みうるか。さらには時代も過去と現在を行き来したりして、このハチャメチャな構成こそ、角川映画らしさ。え、物語の中にあまりに偶然が多いって? いいんです、そうでもしなきゃ、こんな物語、まとまる訳ないじゃないですか。さらには、まがりなりにもニューヨークでカーチェイスらしきものを撮ってしまう、この心意気。いやぁまさに、角川映画、ですねえ(時代は、「ニューヨークへ行きたいか~」のアメリカ横断ウルトラクイズが始まった頃ですから…)。もっとも、全般的に、アメリカのシーンはあまりうまく撮れていないといいますか、なーんか変なのですけれども。そしてこんなエキセントリックな映画は、やっぱり松田優作でないと、つとまりません(普通の演技では、最後まで持ちません)。ところで、麦わら帽子が飛ぶシーン、あまりに見事に飛びまくってるもんで、これはもしや帽子ではなくアダムスキー型のUFOではないか、と……。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-04 22:55:14)
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