1. 2番目のキス
《ネタバレ》 ドリュー・バリモア! カレのジョークに反応する表情、幸せを実感する表情などなど。 彼女の見せる表情の1つ1つが本当にいいんです。 本作はそんな彼女を見てるだけで、もう十分な作品です。 男の方は人生の何よりもレッドソックスを優先させて生きてきた。 これでもかというくらいにレッドソックスバカぶりを見せ続け、 中盤まではかなりコメディに軸足を置いた作品になっていますが、 そんな男が人生で初めてレッドソックスより優先させたものは・・・! そんな男だけに最後に見せた男の本気、その選択が効いています。 大団円のラストでは、見事なまでに王道ラブコメとなっていました。 バンビーノの呪いが遂にとけた時のレッドソックスの面々が懐かしい。 最古のボールパーク、クラシカルなフェンウェイの魅力を色んな角度からたっぷりと見せてくれる。 ラブコメとしては勿論、MLB好きにとってもたまらない作品です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-03-28 18:36:44)(良:1票) |
2. 日本の黒い夏 冤罪
《ネタバレ》 松本サリン事件。第一通報者が疑われ、まるで犯人と決めつけるように過熱する報道の裏で一体何があったのか。 歴史に残る重大な事件を扱う社会派の作品として第三者の目を通すにしても、もっと徹底的に硬派な作品であってもよかったと思いますが、 その第三者の目をこの事件の背景を取材する高校生に置いたことで、想像していたよりもマイルドな作品となっていました。 それでも警察の捜査のあり方、それを伝える報道機関のあり方に対する問題提起としては十分であると思うし、 終盤に挿入される、事件当夜の再現も十分すぎるほどの凄味がありました。 警察の捜査の方向性や過熱する報道に一般市民や社会全体が流されていく。冤罪への流れが加速していく様も丁寧に描かれているのですが、 事件を振り返る地元テレビ局の面々と高校生との絡みと、事件当時の再現ドラマとの間に微妙な温度差が出来てしまっているのが残念なところです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-11 19:28:31) |
3. New York 結婚狂騒曲
《ネタバレ》 エマはラジオの人気パーソナリティで恋愛相談のカリスマ。 そんな彼女も自分の恋愛や結婚に関しては、自分の前にいる2人の男の狭間で心が乱れ揺れ動く。 そんな女心を演じるユマ・サーマンがとてもかわいい作品です。 2人の男は相変わらず人生順風満帆、エリート風のスマートな男の役が似合うコリン・ファース。 そしてもう1人はそんなコリンよりちょっとワイルドな消防士(ジェフリー・ディーン・モーガン) こういう映画で役柄的にオイシイのは消防士の方。 コリンの役は1つ間違えば結構嫌味な役にもなりますが、本作にはそれが無い。いい奴すぎるくらいです。 ストーリー的にはかなり都合よくカッコよくスマートに映画からフェードアウトしていきますが、ラブコメでのコリンはこういう役が似合いますね。 [DVD(字幕)] 6点(2014-06-09 21:07:33)(良:1票) |
4. ニューヨーク、アイラブユー
パリからニューヨークへ舞台を移して、「パリ、ジュテーム」の続編のような感じですね。 本作はそれぞれが撮った短編をただ順番に見せるだけでなく、次の作品へのつなぎが洒落ていて、うまく次の作品にバトンタッチされていきます。 僕はプロムの話が良かったですね。最後はちょっとしたどんでん返しまで用意されていて、キレイにオチが決まりました。 また、イーライ・ウォラックとクロリス・リーチマンの老夫婦のお話など、男優も女優も、多くのベテランがそれぞれにいい味を出しています。 「パリ、ジュテーム」、「ニューヨーク、アイラブユー」に続いて、今度は「トーキョー、アイシテル」なんていかがでしょうか・・・? [DVD(字幕)] 5点(2014-04-12 19:08:25)(良:1票) |
5. 2999年異性への旅
宇宙人が地球に乗り込んできた目的が子作り・・・。 映画の設定も邦題もかなりふざけたバカセックスコメディかと思いきや、興奮すると股間からヘンな音を発するとかアホな設定もありましたが、微妙にマイク・ニコルズの真面目さが出てしまっているというか、中盤は普通のマイク・ニコルズの映画でしたね。 ニューシネマの旗手、都会派と称されたりもしたマイク・ニコルズの頭の中に2000年の時点で一体何が起こっていたのですか・・・? 映画の内容云々よりもこっちの方が気になってしまったのでした。 [DVD(字幕)] 5点(2012-05-20 18:17:04) |
6. ニューヨークの恋人(2001)
メグ・ライアンもこの時40歳ですか。変わらずキュートです。そしてこのジャンルだけですが貫禄を感じます。しかし本作はヒュー・ジャックマンがいいですね。19世紀の公爵が21世紀にタイムスリップしてくる。ここでもっとドタバタさせて笑いを取る手もあったと思いますが、19世紀の貴族社会そのままに気品を感じさせる振る舞いを見せる。これが良かったですね。メグがドロボーを追いかけている時、ヒロインのピンチに白馬にまたがり颯爽と登場する。ちょっと笑ってしまいましたが様になっていました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-18 11:52:50) |
7. 2046
「花様年華」の続編という位置付け、女優陣に中華圏のトップスターがズラリと顔を揃えた豪華キャストと、期待が大きかったのですが・・・。トニー・レオンに女優陣は期待通りだったのですが、何が言いたかったのか分かりづらいし、あまりにも面白くなかったです。辛い130分でした。ウォン・カーウァイ+クリストファー・ドイルの映像美の中の豪華キャストの競演には見入ってしまう部分もありましたが。 [DVD(字幕)] 2点(2011-10-25 22:32:08) |
8. ニュースの天才
《ネタバレ》 最初はほんの小さな嘘だったのかもしれない。その辺が描かれていなかったため本作の主人公の嘘の発端は分かりませんが、結局は嘘に味をしめ、また更に嘘を重ねることになったこの作品の主人公。その若さ、甘さをヘイデン・クリステンセンが見事に演じています。しかしそれがいつまでも通用するほど会社という所は甘くはないし、その後には本作のように厳しい処分が科せられることもあるでしょう。これから社会人になっていく若い人たちには社会に出る前に観ておいてもいい作品かもしれませんね。 [DVD(字幕)] 4点(2009-09-18 21:02:04) |