1. 眠狂四郎 勝負
《ネタバレ》 構図に優れた美しい映像が素晴らしい。狂四郎が唯一心を許す少女の存在や、適度なコミカルさ、殺陣の見せ方の工夫など、それぞれのポイントの抑え方が程よく、バランスのいい映画になっています。ただその反発で狂四郎が他の作品に比べてまともなこともあり、ニヒルで格好良い台詞が控え目なのは多少残念ではある。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-09 21:45:38) |
2. 眠狂四郎 無頼剣
《ネタバレ》 驚いたことに狂四郎がまとも。いたって真っ当です。女に非道を働く奴は許せんとか言うし。他の作品では自分が一番非道なんですが。殺陣もそこそこ見所があり、最後の天知茂との円月殺法同士の戦いはシチュエーションとしても面白い。ただ、作ったおもちゃを油屋の子供に渡す約束だったと悔いるのは取って付けた感満載。その子の家の油蔵を爆破しといてそれはなかろう。他にも説明台詞が多く、しかも連続するなどあまり上手くない部分もあるが、中々楽しめる作品だった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-09 21:21:12) |
3. 眠狂四郎 炎情剣
狂四郎の何気ない台詞が妙に格好良い。殺陣も前に観た2作(1作目、4作目)に比べるとかなり見られるものになって好印象。ただ作品としてはいまひとつ。狂四郎の行動もふら付き過ぎに思える。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-06-09 21:04:23) |
4. 眠狂四郎 女妖剣
《ネタバレ》 出来の悪い中途半端な官能小説のような部分がちらちら。これでもかという程のエロの無駄使い。これがシリーズ最大のヒット作とは、公開当時の人はそんなにエロに飢えていたのだろうか。ストーリーの流れは支離滅裂気味。再登場の陳孫。髪型が現代的過ぎだったりするのが、このキャラクターの適当さの象徴。今回も何度かやりあって意味不明に海に飛び込んで逃げていく。一体お前は何がしたいんだ。最後の尼さんの回想シーンとか何となく初期のウルトラマン作品っぽく見える。そういえば全体にそれ系の匂いがする。円月殺法で剣の残像が残るという演出もその影響か。まあ必殺技っぽく見えるようになってていいんですが。尼僧を斬って捨て「俺は無頼漢、簡単に斬れるのさ」と言い捨てる狂四郎は実に格好よくて良い。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2007-06-09 20:43:12) |
5. 眠狂四郎 殺法帖
《ネタバレ》 所々これはギャグでやってるんだろうかと思えるような、かなり間の抜けた演出が見られる。足早というか、各要素が挿入感やあっさり感も強い。円月殺法の描き方も含めて、全体に殺陣もアクションも見所なし。この手の時代劇でこれは問題でしょう。唯一、中村玉緒が印象的。やはり着物を着るとこの方は映えます。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-06-09 20:13:18) |
6. ネゴシエーター
《ネタバレ》 見せ場はそこそこあるが、展開やらつなぎやらがかなりお気楽に適当でしらけます。交渉人であるはずの主人公が交渉人というより普通の刑事にしか見えないってのもねぇ。それにしても新米の相棒は華がなさすぎですな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-02-02 21:16:53) |
7. ネバーランド
《ネタバレ》 主軸になっている子供が魅力に欠ける上、傷ついた理由の描き込みが浅くて感情移入が出来ません。そうなると、ただの自分の事しか考えない我侭なガキにしか見えずイライラ。他の兄弟の方がよほど魅力的でした。期待してただけに、とても残念。 [映画館(字幕)] 2点(2006-04-30 23:59:46) |