1. ノック 終末の訪問者
《ネタバレ》 これはシャマランの大失敗作だ。相変わらず失敗する時は派手に失敗する人だ。中途半端は嫌いなのか? 予告編を見た時から「これはオチは妄想なのか本当なのかどっちだ?」と思っていたがまさかの後者だった。 となるとこれはキリスト教的な終末の映画なのか?シャマランどうかしたのか? 4人の訪問者は狂信者としか思えず、どうやって脱出するかのドラマだったのにまさかの胸糞なラストに気分も最悪でした。 ちょっとだけもう1つの話題も。 ゲイのカップルと養子の少女の3人の家庭がターゲットでしたが、これは今流行り?だからそうしたのではないですね。 これが男女の夫婦と少女だったら誰を犠牲にしても囂々たる非難に晒されるから。 ゲイのカップルなら「どっちかが死んでももう1人と少女で幸せな家庭が築けるでしょ?」と言うゲスな思い込みが見える。 その点も本当に胸糞でした。 [映画館(字幕)] 1点(2023-04-07 15:17:47) |
2. ノースマン 導かれし復讐者
見応えは充分あったので7点は上げますが、正直微妙な作品です。 「ウィッチ」と言いこの監督の作品は微妙なのが多いですね。でも本作品は「ウィッチ」よりも更に微妙です。 まぁ、復讐なんぞやっても誰も得しない、と語っているのであれば正論ですが。 最後の一太刀は椿三十郎みたいでそれはそれで良かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2023-01-29 10:09:26) |
3. NOPE/ノープ
《ネタバレ》 これまでのジョーダン・ピールに比べると相当落ちるかな。本作品は予告編でも分かる通りエイリアンアブダクション物だが、そこに一工夫入っている。チンパンジーのブチ切れエピソードを始め黒人差別を告発する内容も相変わらずほんの少しだけ入っている。夜に襲って来るシーンは敵の正体が分からないだけに結構恐ろしかった。相手の正体が分からない間の不安感は健在だったが、肝心の「最悪の奇跡」って結局何の事だったのか?オレの理解力が足らなかったか?そこがモヤモヤしたままでした。 IMAXで2回目を鑑賞しましたが、最初からUMA物と思って見ると随分印象が変わると判明しました。この作品は最初から一貫して動物を描いているなと。この映画の怖さは未知の外来生物の怖さだ。そう考えると案外悪くはないなと思い直しましたが、ファーストインプレッションを重視して点数は変えません。ジョーダン・ピールと言う人はどんな映画を撮るか予測が難しい人だと言うことが判った。次作も楽しみに待ちます。 [映画館(字幕)] 5点(2022-08-26 17:26:57) |
4. のぞきめ
《ネタバレ》 えー、予告編からだいたい予測はしてましたが駄作です。これなら去年の劇場霊の方がまだマシ。怖さのカケラもない演出、板野友美の大根演技、お話の破綻ぶり、と3拍子そろってます。何なんですかね、この話は。のぞきめに覗かれたら体がねじれて死ぬと。そのねじれると言うのも落ちるとか車にはねられるとか物理的な衝撃が加わっての話。あのおっさんや彼氏のように両目を潰せば結局死なずにすむんなら、結局のところ笑い飛ばしてれば何も怖いことはない。それを「話を聞いてあげれば呪いが解ける」とわざわざ出かけて行ってとり殺されてちゃしょうがない。板野友美の叫び声の「いぇやぁああっ!」と言うのはみっともなくてなかなか良かったです。ホラーで主役張るんならもうちょっとカラを破らないとね。 [映画館(邦画)] 3点(2016-04-02 22:00:30) |
5. 脳内ポイズンベリー
《ネタバレ》 原作未読。展開がどうなるのかはさすがに読めなかった。ポジティブな自分とネガティブな自分のせめぎ合いに、感情のみで行動する自分と過去を冷静に分析する自分が加わって脳内は常に激論が繰り返される。議長である自分は自分自身の分身ですね。そして理性がスパークした時にとんでもない自分もたまに現れる。見始めてすぐ分かるのはネガティブな自分の発言力の強さ。過去にきっと何かあったんだろうと思ったが案の定、中盤で明かされる黒歴史。クライマックスで三たび理性がスパークしかかったが、議長が冷静に正しい判断を下したのは素晴らしかった。が、損な役回りを演じる事となった越智さんには謝る以外ないですね。コメディのようで意外にシリアスで見応えのある作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2015-05-10 13:42:17) |