1. オッペンハイマー
《ネタバレ》 まず物理的な問題として映画館の椅子に 3時間座り続けるのはきつかった。最後の一時間は尻が 痛くて痛くて・・・やっぱり劇場公開するなら2時間以内 で頼みますよ。 そして内容ですけど、プロジェクトXのような原爆開発の 技術的、物理的な困難をいかに乗り越えたか的なお話かと 思っていたら、全く違いました。 核開発への後悔や批判よりも、オッピーとストローズの 私的な遺恨を巡る泥仕合がドキュメンタリー風に延々と 描かれていて、公聴会での長々としたやり取りも赤狩り も米国の国内問題であって日本人にとっては正直どうで も良かったような(そもそもあそこにいたおっさん達って誰?) 日本国内では広島、長崎の惨状がほとんど描かれていな いという批判があるけれど、そもそも当時も現在に至って も米国人の日本に対する認識はこの程度のものだという ことでしょう(Nagasakiを言い辛そうに発音していた) とにかく登場人物が多くて誰が誰だか良く分からず テレビドラマのように、字幕に名前と役職を表示して ほしかった。 ジーンのおっぱい丸出しのシーンが何度もあったけどあれ は必要だったのだろうか 公聴会でいきなり二人のセックスシーンが始まったりし たのは意図不明であれでR15指定になってしまったのだろう [映画館(字幕)] 6点(2024-04-09 16:22:41) |
2. おっぱいバレー
《ネタバレ》 それまで二流のデカパイ女優というイメージの強かった 綾瀬はるかがブレークしたのはテレビドラマ「仁」だったと思っていた のですが、その前にこの作品で賞をとってプチブレークしていたという ことでしょうか。演技自体はそれほどとは思えませんが、何となく彼女 のオーラを感じました。 お話自体はえらく月並みで深みがなく安直な感じがぬぐえませんでした。 たった数か月の特訓でバレーをほとんど知らない生徒たちが強豪チーム を追いつめるまでになれたら苦労はしませんよね。 中学の頃のエピソードだけは気に入りました。結局子供たちのその後の 人生は良き先生に出会えたかどうか次第であるということことは、自分 の人生に照らしても実感します。 内容としてはいまいちですが綾瀬はるかに+1しました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-05-10 10:53:57) |
3. 思い出のマーニー
《ネタバレ》 テレビ録画して見たのですが、ここでの評判は芳しくないし、杏奈は超ひねくれもので性格悪いし、よく転ぶし、寝るし、相方のマーニーは得体がしれずうっとうしいしで、もう前半で録画消去してしまおうかと何度思ったことか。 でも彩香ちゃんの登場とともになんとなく雰囲気が変わってきて、終盤での真相説明で一気にこの作品への見方が変わりました。親に見捨てられたマーニー、その子もまたマーニーに見捨てられたと思い、そのまた子である杏奈もマーニーに見捨てられたと思って恨み続けて暗い性格の子になってしまったのを、この夏の不思議な経験でそれらの負の連鎖が断ち切られて、明るい未来を想像させる清涼感のある終わり方でした。確かに全体的には小粒な作品ではありますが、細部にわたって丁寧に人物描写されいて、途中で削除せずに最後まで見てよかったと思いました。最後におばちゃんのことを「お母さん」と呼ぶくだりは、みえみえでそうなることが分かってしまいましたけど。 一点だけ突っ込みを入れさせていただくなら、湿っ地屋敷がたまたま頼子さんの親戚夫婦の家の近くだったというのは、ちょっと出来すぎに思えます。 [地上波(邦画)] 6点(2015-10-10 18:47:32) |
4. 狼王ロボ
《ネタバレ》 幼かった頃親に連れられて映画館で見たのですが、その後しばらくはプログラムに書かれていたあらすじを毎晩寝る前に、親に読んでもらわないと寝つかれなかったほどにその印象は強烈で、幼心に「人間=自然の秩序を破壊する悪者」、「狼=健気に家族を守り人間に立ち向かう善者」という図式が刷り込まれてしまったように思います。原作のシートン動物記ではロボは最後は無残に殺されてしまうのですが、映画ではまんまと妻を奪還して、勇躍群れを引き連れて山の彼方に去って行くという劇的な終わり方になっていたのが一層印象を強くしたと思います。動物をテーマにした子供向けの映画は沢山あるけれども、ここまで人間に敵対した動物を描いたものは少ないと思います。放映から随分とたちますが、もう一度あらためて見てみたいと思うのですが、テレビで放送してもらいたいものです。人生の起点となった作品ということで例外的に10点をつけました。 [映画館(字幕)] 10点(2005-10-25 23:33:59) |
5. オーシャン・オブ・ファイヤー
《ネタバレ》 飛行機の中でさして期待もせず時間つぶしに見たのだけど、意外と面白かった。 風変わりな西部劇か、19世紀の千一夜物語か、それとも愛馬物語か、見る人の 興味によってそれぞれではあると思います。 インディアン討伐で心に傷を負った男が、遥かな異郷の地で荒唐無稽な活躍をする、 というのはラストサムライと似た設定だけども、インディアンの悲劇もアラブ 部族の誇りも知らぬ身にとっては、単純に娯楽作品としては楽しめました。 ヒダルゴの目の表情(馬は意識していたわけではないでしょうが)が良かったです。 6点(2004-07-16 21:26:23) |
6. おもいでの夏
《ネタバレ》 男の子3人組もその相手の女の子2人もあまりにもありふれているというか、魅力がないし、ストーリー自体もよくありがちな年上女性と未経験男の子のお話で、内容自体はそれほどでもないのですが、なんといっても切なすぎる音楽が良いです。自分も10代の頃こんな経験したかったですね。 6点(2003-12-09 00:14:51) |