1. オペラ座の怪人(2004)
クリスティーヌの表情がただの気の抜けたアホにしか見えない。ファントムの言動がただの困ったちゃんにしか見えない。J・バトラーのあまり知的さの感じられない漢らしい歌声も、最後まで好きになれませんでした。オペラ座の怪人自体にそれ程思い入れがある訳でもないんですが、やはりファントムにはもっと繊細なイメージを期待していたので。これだけの文芸作品をただのお祭り騒ぎにしてしまってはいけません。映像も全体的に単調で、はっとする様なシーンは最初のシーンだけ。特に歌のシーンのほとんどは何処も何故あれでいいと思ってしまったか謎。舞台ミュージカルを映画としてスクリーンに表現する事の意味にもう少し気を使って欲しかったです。 [映画館(字幕)] 6点(2006-08-04 01:36:17) |