1. 俺たちに明日はない
《ネタバレ》 うわさに聞いていたラストシーンの衝撃はすごい。目が点になっている間にもう「THE END」のタイトルが出る。観終わった後に思った。こういうふうに彼らの人生は終わるのか。それでももし自分だったら、こういうふうに死ねたならいいなんて思うかもしれない。犯罪者に対する憎しみなのか皮肉なのか、あるいは彼らに対するせめてもの情けなのか、わからないけれど、あのラストシーンにこめられたたくさんの意味が、頭のなかでぐるぐるまわる。「明日に向かって撃て!」では見せなかったシーン。彼らがどう生き、どう死んだのか、最後にきちんと終わらせることで、やっと理解することが出来るのだろうか。 7点(2004-07-16 14:45:40) |
2. 溺れる魚
2回くらい観たけど、ストーリーがイマイチ不明。きっと堤氏のキャラ作りが濃すぎるせいだろう。話が意味わからないのに、こんなに好きな作品も珍しい。堤監督らしい暴走の仕方。椎名桔平さんなかなかあいますね。窪塚くん、足がきれいでびっくりした。 8点(2004-07-08 16:57:51) |
3. オーシャンズ11
大物俳優ばかり集めてしまうと、逆に個々のキャラクターがたたない。11人もいるんだからただでさえ全員を満遍なく出すのは難しいのに。なんだか強盗も完璧すぎて、ハラハラがなくて途中で寝そうだった。好きな俳優が出ていた場合は、観てもいいかも、といったレベル。ブラピがいつもなにか食べているのがなんかよかった。 4点(2004-07-08 14:00:20) |
4. オー・ブラザー!
ストーリーは元祖行き当たりばったりスタイルといった感じで、テンポよく見ていくことが出来る。コーエン兄弟作品は、その場その場のストーリーのようで、実はすっと筋が通っていて、かつキャラクター作りに力を入れているところが好きだ。ジョージ・クルーニーの使い方がうまい。ポマードでいつもきっちり固めて、外見を過剰に気にしているところなんか、まるで普段の2枚目役を皮肉っているよう。こういうキャラのほうが好感が持てるのにな。これで好きになった人も多いのではないだろうか。ずぶ濡れボーイズがよかった。結局サントラ買ってしまった。明るくて楽しくて、時々聴いてはいつも元気をもらう。 8点(2004-07-05 17:43:22) |
5. オズの魔法使
壁に描かれた空、テグスの見えるライオンのしっぽ。なのになんでこんなにも引き込まれてしまうんだろう。まるで舞台みたいなかぶりものをしたカカシやきこりやライオン、そのすべてがいとおしい。当時何人の映画人が、これをやりたいと思ったんだろう。何度でも観たくなる。また、ドロシーたちに会いたくなる。 9点(2003-12-22 13:39:24)(良:1票) |