1. 黄金を抱いて翔べ
《ネタバレ》 原作を溺愛してます。キャスティングを聞いたときは、まあまあイケテルと思いました。実際見ると作品として、悪くはないとは思いますが、原作を愛しすぎてるファンとしては、やっぱりいろんなことが違うなぁ。原作の持つそこはかとない色気がまったく感じられないのは感性の違いということで仕方ないにしても、時代設定を現代に持ってきたのはいただけません。現代を舞台にしたら携帯電話を出さざるをえないじゃん。そうすると計画自体に無理が出ちゃう。原作の時代に設定しておけば北朝鮮のありようとか銀行のセキュリティのシステムとか、もっとリアルに感じることができたはずなのに。期待値が高かった分、消化不良です。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-04-02 20:31:40) |
2. オリバー・ツイスト(2005)
オリバー少年のバーニー君がどうしても純粋無垢な子に見えなくて、なんだか釈然としない物語でした。仕上がりは無難だけど凡庸。個人的に19世紀ロンドンが大好きなので、予算かけて作りこんでくださってたのは嬉しかったですけど、それだけでは…。もう少し期待してたので残念でした。 [映画館(字幕)] 6点(2006-02-09 13:58:12) |
3. オーシャンズ12
前作は映画館で見てものすごくガッカリしたので、今回はレンタルにしてみました。それでもガッカリ。ブラピはキュートだし、音楽もかっちょいい。でも面白くない。私は日本人なのでメリケンの方の笑いのセンスはまったく理解できないです。スタッフキャストともヴァケイション気分で作られたとしか感じられないパッションのなさが、この映画を好きになれない最大の要因です。クルー兄氏のフェロモンがずいぶん枯れて見えたのは、となりに鶏がらロバーツが並んだためでしょうか。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-18 13:19:38) |
4. オペラ座の怪人(2004)
舞台の映像化の典型的な失敗例。舞台版のCDを聴いているほうが、何倍も臨場感があるというのはいかがなものか。キャストが悪いわけでも、楽曲・オケが悪いわけでも、装置・衣裳が悪いわけでもないのに、「ミュージカル」の違和感ばかりが際立ってしまって、キャストがアップになるたび、これなら歌わずに芝居をさせてあげたらいいのに・・・と思うことしばしば。舞台版があまりに有名すぎるゆえに、監督も金縛り状態だったんでしょうか。舞台版で胸かきむしられた名曲の数々を聴きながら、お尻がむずがゆくなる理不尽!先のsayzinさんもおっしゃってるとおりお粗末な字幕も興を殺いだ一因。初めてロンドンでこの作品を見たときは細かな意味は分からずとも、ファントムの切なさ、哀しみが痛切に迫ってきましたから、ある程度映画力のある方は字幕を無視したほうがよいかもしれません。追記:エンドロールで流れる新曲(?)は蛇足じゃないかしら。 7点(2005-02-03 14:22:04)(良:1票) |
5. 陰陽師Ⅱ
去年映画館で観て、二度とお金を払って映画館で邦画を観るまい、と心に誓った作品です。前作はそこそこ面白かっただけに、二作目でここまでひどくなるとは予想外。B級というのもおこがましい。予算がなければ予算がないで、工夫を凝らすからこそB級の価値が出るというもの。(前作ではある程度出来ていたんですから)本当は0点をつけてもいいくらいなんだけれど、だからと言ってそこまでのパワーのある映画でもありません。記憶から消去していたのに、テレビでやるもんだから思い出しちゃった。 1点(2004-10-01 15:42:10) |
6. オーシャン・オブ・ファイヤー
主演のヴィゴの人柄がにじみでる、おしつけがましさのない端正な映画でした。単純明快なストーリー、あとは行間を自由に読め、と言わんばかりの寡黙さが好ましい。派手なアクションムービーを期待する向きには物足りないかもしれませんが、砂漠の静謐と疾駆する馬を愛する方は必見です。 9点(2004-04-18 17:44:03) |