1. 王と鳥
[DVD(字幕)] 6点(2011-12-04 00:58:04) |
2. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
思うんだけどコレ、そんなにいい映画か~? ラストのサプライズを含めてSFとしては極めて普通だし、そもそもこのレベルで世界を作り込んでくれていないとレベルの低いツッコミで世界が崩壊してしまう。 オイラはこの映画をSF標準作と見ています。「人を愛する」ように訓練された映画人には脳の使い慣れていない部分の筋肉を酷使する事になる映画。人よりも「世界」を愛する観客に向くでしょう。 あと、ネタバレになりますが…。 初見の時、クライマックスで交わされる各国の言葉がヨーロッパ諸語の語素を基にしてい(るように聞こえ)て、その情報吸収力に感動したのですが、ゼネラルプロダクツにいた友人の話では“オタキング”で有名だった某社長が「こーゆー適当なのは俺に任せろォ!」とノリノリで買って出て、意味不明の外国語をスクリプティングしたんだそうな…このエピソードはちょっとショックだったっす…異世界構築に全てを賭けた作品だと思ってたんだけどねー。 完全に構築された異世界が見たいなら、本作よりOVAの「オーガス2」がオススメ。敵国の言語体系までが全て「設計」されています。あっちはちょっとビビるな。 ●追記:あ、でもクライマックスの「ここでやめたらオレたちただのバカじゃねーか」はいろんな場面でよく口にしますね。我が身の血となり肉となっている映画なのは間違いない。愛してはいますよ。 [映画館(邦画)] 6点(2006-06-24 02:09:58) |
3. 恐るべき訪問者
《ネタバレ》 (美味しい部分のネタを完全にばらします)「イギリスらしい映画ってなんじゃ」って考えてみたワケよ。すると…モンティ・パイソンとかもあるけど、この地味~なクライムサスペンスが浮かび上がってきた。人質を取って通りに面した屋敷に篭城した誘拐犯。警察に完全包囲されて絶望的な状況の中、部屋の中で(キルビルでおなじみ!)毒蛇ブラックマンバが逃げ出した…とかいう筋立てはどーでもよくって、「うぉー大英帝国~!」ってぶっ飛んだのは、スコットランド・ヤードが突入隊を送り込むまでの過程。会議室に詰めた後方指揮の警部が「表通り一帯の地図を持って来い!」と部下を図書館に送る。持ってきた地図を一瞥、「違う、もっと前の奴だ!」と怒鳴って送り返す。次の地図もダメで、どんどん持ってくる地図が古くなり…確か記憶では17世紀くらいまで遡ったはず…「これだ!」と警部が叫ぶ。「この屋敷は昔はもっと巨大で、ここに母屋と隣接した馬小屋があったんだ。行き来するためのドアはここ、今は隣の家との間を仕切る壁になっている。つまりここだけ石を積まずにモルタル塗りになっているはずだ! 隣家から、この壁を崩して突入隊を送り込め!」そ…そんな推理ドラマってありなんすか? 普通の家でも石造りで、家同士がくっついて建設され、何百年も建て替えしない欧州だから成り立つんだよなーコレ。日本やアメリカでは逆立ちしたってこんな映画は無理だよーと思ったのでした。内容的にはたいしたコトありません、あしからず。 5点(2004-12-15 23:35:55) |
4. オズ
原作派。特にこの2作目のスリリングさが好きだった。チップはもちろん、ジャック・パンプキンヘッド、ガンプ、プロフェッサー・バグ、みんな好きだ。だからこそ映画館まで足を運んでひっくり返った。ディズニーの「原作を大事にしない」体質を思い知った記念すべき作品です。だって、あのオズだよ? ディズニーがオズ・ワールドのキャラを巧く取り込めば、ディズニーランドでウハウハのドル箱だよ? 大事にしてやれよ世界中の子供たちが知ってんだから。当時、原作者ボームの遺族たちが公開を拒み続けたと伝えられましたが、死後60年経っており著作権はとうに切れていました。ディズニー名物のゴーマン体質で、なんか遺族とトラブルを抱えたんだろうなあ。頭下げてでも育てておくべき商品だっただろうになあ。奴ら今度は『ナルニア』を買うらしいが…今度の相手は権利にうるさいイギリスだぜ…? ともかく、本作で評価すべきはローラー族とチクタクのみ。 3点(2004-12-11 14:15:16) |
5. オールウェイズ
「好き」という観点では、スピルバーグ作品中で一番好き。その静かな生死感が何とも心地よく、脳内の哲学的な部分までも癒してくれる感じ。そういう癒し系ムードにピッタリのリチャード・ドレイファス/ホリー・ハンターという絶妙コンビ。こんな臨死体験だったら、ぜひやってみたい(笑)。 8点(2004-03-08 01:06:35) |