1. 娚の一生
《ネタバレ》 この女優さん、朝ドラの時から思っていたけれどこんなにスタイル良くて美人なのになぜこうも色気が無いのか不思議。この淡々とした映画の唯一の艶っぽいシーンさえ、なんとも味気なく演じていて、原作知っているだけになんとつまらない映像化かとものすごく残念。 [DVD(邦画)] 3点(2016-03-28 01:02:49) |
2. 俺たちに明日はない
《ネタバレ》 思いがけずラブストーリーとして秀逸だったのは嬉しい誤算。その点実話とはかなり乖離があったらしいが、映画としての鑑賞価値は上がったに違いない。最後の最後の一瞬、全てを悟って見つめ合う二人の眼差しにヤラレタ。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-04-20 13:38:55) |
3. 女の子ものがたり
《ネタバレ》 原作は、田舎の底辺環境に生きる少女達の荒んだ生活、その救いがたいリアルな日常が乾いた表現で淡々と描かれ、ままならない毎日をどうにかこうにか繋げて生きる主人公たちに心を寄せて思うところ多々・・・という読み応えのある内容だった。が、それだけに期待してしまったこちらの作品は、予想以上に小綺麗にまとまった内容と優等生な主人公に思い切り肩すかしを食らった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-05-29 15:28:21) |
4. おとうと(2009)
鶴瓶のヨレヨレ演技があまりにも自然で逆に見入ってしまったが、身内にああいう人間がいるかいないかで、だいぶ鑑賞後の感想が違ってくる映画ではないだろうか。甲斐性無しのダメ親父と、そんな男に尽くすのが生き甲斐の優しくしっかりものの妻…それが結局夫婦双方を不幸にする様を身近で見て育ったせいか、この作品の「姉弟愛」にはかなり冷ややかな感想を持たざるを得なかった。それでも、健気な小春の姿が思春期に差し掛かった自分の娘と重なり、母として胸が締め付けられるような思いがした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-02-03 13:57:31)(良:1票) |
5. おくりびと
本木・山崎両氏の演技は秀逸。人が次々と死んでいく様子を、涙を流しつつもこれほどあたたかい気持ちで見つめられた映画は今まで無かった。ただ、広末演じる妻の言動がちょっと浅いような気がして、それが役者の所為なのか脚本なのか両方なのか分からないが、いずれにせよ残念なキャスティングだった。納棺師という職業に対し何ら偏見を持っていなかったので、「汚らわしい」とまで言われ蔑まれる理不尽さが今ひとつピンとこなかったが、この映画が注目される以前の世の中的にはそういうものだったのだろうか? [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-10-20 11:16:40) |
6. おろち
木村・中越の演技力で3点、赤の綺麗さに1点。他に見るところがなかった。ホラーとしてもサスペンスとしても中途半端だし、なんでここ太郎さんなの?という疑問も。原作を読んでいたらさらに低い点になったような気がする。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-08-21 15:40:54) |
7. 桜桃の味
《ネタバレ》 荒れ地に伸びる未舗装の道路を進む車。ほとんど同じような情景しか出てこない映画なので、人によっては死ぬほど退屈な作品だろうと思う。でも、どこまでも乾ききった風景と主人公の心がシンクロするような演出に私は何故か冒頭からはまってしまって、最後まで目が離せず一気に見た。おお、なかなか面白かったぞ、と腑に落ちたところであえて不要と思わせるシーンを入れているのは、「はいはい、これは映画ですよー」という宗教的なエクスキューズなのだろうか。最後の最後でノンフィクション的に異文化を思い知るという一粒で二度美味しい(?)作品。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-11 00:12:32)(良:1票) |
8. 大奥(2006)
《ネタバレ》 仲間由紀恵はお得意の切り口上風の話し方が役柄に似合っていたと思うが、生島新五郎を演じた西島が私の好みから外れていたためにどうにも感情移入できず醒めた目で鑑賞。もともと芝居がかった芸風のミッチーは、和服と時代劇口調ではますます人形ぽく見えてしまい、秘めた情愛などまるで感じさせない軽い印象。クライマックス、見つめ合いようやく二人が結ばれるかといういうそのシーンで、仲間由紀恵のアップでコンタクトレンズがくっきり写っていてオイオイ・・と思ったり。フジテレビのお祭り映画で定番の、破壊力抜群のエンディングテーマと、友情出演やら特別出演やら業界人やらが山盛りのエンドロールでとどめを刺された。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-02-23 16:43:35) |
9. おいしいコーヒーの真実
この作品に出てくる米国資本のコーヒーショップで2年ほどバイトしていたが、豆の風味や特徴に関しての知識はやたら勉強させられる割に、産地に関する情報は驚くほど制限されていた。そうか、あのエチオピア・シダモの産地の実情はやはりこうなのか・・想像とあまりかけ離れてはいなかっただけに、改めてグローバル経済の不公平さを思い知り、安穏と暮らす自分の足もとを見直したくなった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-27 14:45:19) |
10. 男が女を愛する時(1994)
相手を思うからこそすれ違う男女の考え方のパターンを見事に表現していて感心した。ただ共感して勇気づけて欲しい(問題は自力で解決したい)女と、とにかく一刻も早く彼女を窮地から救い出してヒーローになりたい男。両者の間にはひたすら暗くて深い川が横たわる。そのすれ違いが愛故であることにお互いが気づけばもっと幸せになれるのに、気がつかずに無為に傷つけ合う男女がいかに多いことか。かつてジョン・グレイ博士の著書を読んで目から鱗が落ちまくりだった自分は「そうそう、そうなっちゃうんだよなっ!ありがちだよな!」と主人公二人のすれ違い(特に妻のイライラ)にいちいち感情移入してしまった。恐らく一番このパターンに陥りがちな夫のタイプ(=自他共に認める出来過ぎな夫)の役どころにA・ガルシアはまさに適役だったと思う。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-11-17 20:27:58)(良:1票) |
11. Orz ボーイズ!
《ネタバレ》 日本にだって主人公の彼らと同じような境遇の見捨てられっ子はきっといるはずだが、同じアジアの国でも中途半端に豊かなこの国の場合、あの境遇であんなに無邪気に子どもの時間を過ごせるパワーのある子はまずいないような気がする。ビターエンドな割に妙に元気が出るのはその圧倒的な子供力を感じるからだろうか。ただ、残念ながらタイトルがあまりにひどくて作品全体の評価を下げているような気がする。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-10-06 21:03:00) |
12. オーシャンズ11
《ネタバレ》 豪華キャストなのに中味うっすー!おまけに泥棒映画なのに緊張感ゼロ。あえて良い点を探すなら、軽くてお洒落っぽいのでヴァニティ・フェア誌を眺める気分でやたらリラックスして観られるし、世間話の種にもなる。つまり美容院で流すが吉。あと、他にも指摘している人がいますが、ジュリア・ロバーツの立ち居振る舞いがどうにも品がないのが気になりました。こんな女のためにそこまでするの?と思わせてしまってはお話にならないでしょーが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-07-23 11:29:23) |
13. 王妃の紋章
とにかく映像が万華鏡のように美しい。救いようのない展開だが自分にとってはイーモウ監督の作品の楽しみどころは見た目が8割なのでこれでOK。女性達の胸元がいちいちサービス過剰なのが笑えた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-06-24 13:31:31) |
14. オールウェイズ
《ネタバレ》 ラブラブな大人二人をあたたかく見守る同僚たち、特にアルの存在が効いてて序盤の雰囲気は上々。テッドの登場、ピートの死、その後の話の進行も無理が無く、微笑ましくて良かった。でも、結果よければ全て良しなのか、散々無茶をやる夫に神経をすり減らされる経験に耐えてきたはずのヒロインが唐突に暴走しはじめて急に共感できなくなった。終盤までにスピルバーグ節がうなるシーンを入れたかったのかもしれないけど、「ってことは・・」と、強引な暴走の強引な結果も軽く予想できてしまって感動半減。おばあちゃんになっても妖精キャラが似合うヘップバーンはさすが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-23 21:14:36) |
15. おしゃれ泥棒
「おしゃれ泥棒」の邦題が秀逸。本当に洒脱で品が良くて楽しい映画でした。ヒロイン着せ替え映画としては、映画の中でしか見られないファッションを楽しめるので、SATCよりこっちの方が自分にとっては貴重。ストーリー展開のテンポも良くて退屈しません。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-22 09:13:42) |
16. 奥さまは魔女(2005)
ニコール・キッドマンは頭の足りないバービー人形みたいでイメージ通り。この歳でこの可愛さはまさに人間離れしていて、「魔女」の貫禄十分。しかし、いかんせんダーリンに魅力なさ過ぎ!こんな知性のかけらもなく見た目もオッサンな男がモテはやされる設定は無理すぎる。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-05-15 14:12:38) |
17. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 オープニングからどんどん引き込まれる映像は面白かったが、なにしろオチの理不尽さ、グロさに吐き気がした。ラストの救いすら気休めにしか感じない。どんなに倒錯した性的嗜好であろうと当事者同士が納得の上ならとやかく言う気はないが、後ろ指を指される覚悟も隠し通す了見もない者が逆恨みでこんな復讐をするとは情けない。そこを棚に上げて復讐の美学に酔ってる様子に反吐が出た。キャスティングがハマッてて演技も上手いだけに状況がリアルに感じられ、若い頃に観たらトラウマになったかも。印象に残る作品ではあったが、もう一度観たいとは思わない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-11 23:50:54) |
18. オー・ド・ヴィ
たまたま見てしまった久々の邦画。私が酒が飲めないせいか、それぞれの要素は面白いものもあるのに、今ひとつ全体としての味わいどころがピンと来ない作品だった。酒好きが見ればまた違って見えそう。 5点(2004-12-27 21:53:40) |