1. おっぱいバレー
《ネタバレ》 ボクの彼女はおっぱいがとても小さいんですが、少しでも刺激になってもらおうと、以前からこの映画に大いなる興味を抱いていたボクは、窓口で彼女に「おっぱい2枚ください(‘∀‘ ●) 」とどうしても言わせたくて、1週間かけて彼女を口説き倒してやっと一緒に観に行くことにこぎつけました。日曜日で公開1週目なのに、映画館の中はガラガラで、気合いを入れて行ったボクにはその点が不満でした。一緒に入ったよそのカップルの男性と目が合い、「あ、どうもw」と挨拶を交わしました。みんな考えることは同じか、と安心しつつ、鑑賞に浸ったわけですが、思ったよか、まじめに作ってて、終盤感動的なエピソードもあって、つい泣きそうになりました。彼女は疲れてたこともあって途中寝てましたが、美香子先生が教師という職業を見つめ直すシーンは食い入るように観てました。スポ根らしい、試合に勝つというオチではなく、すがすがしい終わり方もよく、1人の先生の成長物語として観れたのはもうけものでした。清楚なイメージがある綾瀬はるかを主役にもってくる所がまたニクイ。コメディエンヌとして役の演技の幅を広げるのは、彼女にとっても、良いことだと思います。決してエッチな映画ではないし、中坊時代の思い出に浸れて面白かったです。彼女を家へ送っていく帰り道、「よし、おっぱいバレー、DVDになったら買おう!」と言うと、彼女は引いてました。ボクは健全で感動的な映画だから買おうと思ったのに…。 [映画館(邦画)] 8点(2009-04-26 21:31:40)(笑:4票) |
2. 俺たちフィギュアスケーター
このくだらなさは結構好き。愛すべきアンチヒーローとも言うべきウィル・フェレルのキモかっこ良さと、相変わらず動きのバランスが特徴的なジョン・ヘダーがツボにはまった。ブラックで下ネタ満載だけど、スポ根コメディと割り切れば、気楽に観れました。コメディ俳優の中でもさらに変わり者の2人の、無駄に絶妙な動きを、フィギュアスケートという題材で映画に取り上げた所に敬意を表したい。テンポも良かったし、実在の?人たちもこんなくだらない映画に快く出演してくれていた点は、サービス精神が旺盛で良かったと思う。 [DVD(吹替)] 7点(2009-02-24 23:26:30) |
3. ALWAYS 続・三丁目の夕日
こういう近所づきあいって、できなくなったなぁ。高速道路も普通に走ってて、テレビも洗濯機も最先端を行ってて、食事も洋服にも十分満足してて。でも何か足りないものを感じてる。昭和の時代を生きた人たちって、今でいう格差とか気にせず、純粋に夢を追っていて、ささやかな幸せを大切にしてる。いい仕事して、いい服を着て、いいレストランでワインを飲むことよりも、風呂上がりにグビッと飲むコーヒー牛乳。古くても今では得難い、大切なものがいっぱい詰まってる映画でした。近所の人は他人なのに、本気で笑ったり、怒ったり、悲しんだり。個人の自由を得た代償に、自分の世界だけに閉じこもり、人と人のつながりの大切さを見失ってしまったと気づく。自分が傷つかないために、人を傷つけないように人と接する自分を後悔してしまう。ベタでもこういう映画を観れたことは、とても幸せなことだと思う。 [DVD(邦画)] 9点(2008-05-22 23:40:38)(良:2票) |
4. おまけつき新婚生活
ベン・スティラーとドリューの黄金ペアに惹かれて観ました。超ブラック・コメディだね、これ。どんな善人も、心の底ではドス黒い悪の心があるんだけど、やっぱり善人は善人なんですよ、というテーマがあり、人間の本質を意地悪にえぐった部分がありました。そういう意味で、チョコを詰まらせたシーンは大笑いしましたし、最後のあの救出シーンも妙な感心がありました。ダニー・デヴィートのちょっと毒の効いたコメディなので、これを楽しめる人をかなり選ぶと思います。観てて不快に感じる人が多いのはしょうがないと思う。そういう意味で平均点が低いのは当然の結果といえます。他人の不幸をみるのが楽しい人にはウケると思います。…、なんていやな奴なんだ、おれは。 [DVD(吹替)] 7点(2007-10-05 16:40:22) |
5. オクトパス
だれも一言も、「あっ、タコだ」と言わないのは、恥ずかしさの表れなんだと思う。 [地上波(吹替)] 0点(2007-08-19 21:31:51)(笑:2票) |
6. お父さんのバックドロップ
K-1にはない、不思議な魅力がプロレスにはあります。ルール無用の戦いだから、観ていて胸が熱くなる。映画と思って観てみたけど、宇梶さんだからこそ感情移入できたところがあった。お父さんは子供よりも優れていなければ、というプレッシャーは少なからずあると思う。お父さんの生き様を見て、子供がかっこ悪いお父さんを誇りに思う描き方は感動できました。お母さんの愛情と違い、お父さんの愛情の表現って、非常に難しいと思う。変にインテリぶったお父さんよりも、いつもそばにいてくれるお父さんのほうが一番いいんだなぁ。いま、学校の先生に無理難題を言うPTAが増えているけど、過保護を親の愛情と勘違いしないでほしい。お金や暮らしやすさだけでは愛情は子供には伝わらないものだと思う。昭和50年代だったので、なおさら懐かしくなり、なかなか見応えのある映画だった。 [DVD(邦画)] 9点(2007-06-27 20:23:13) |
7. 女はみんな生きている
男って、ホントにバカですね(苦笑)。男尊女卑で虐げられた女が立ち上がる、という筋書きなんだろ?と思ってたら、少し違うようです。よく、プロポーズの言葉の多くに、「君のことを幸せにするよ」という、こっ恥ずかしいセリフがあるわけですが、あれって、”君と結婚すれば、家事とかしなくて済む”という裏返しなんですね。この映画によって、女にだって、人生を切り開く覚悟があるんだということをまざまざと見せつけられました。男のだらしなさによって自分の人生を脅かされ、活力を失っていたヘレンの変化と、暗い過去から強く立ち直っていくノエミの変化が、上手く波長が合っていて、ついつい応援したくなってしまった。ラストのおばあちゃんの顔、年輪を感じるなぁ。まさに、”女はみんな生きている”だなぁ。 いや、”男がいなくても生きていける”だな。とりあえず、食器を洗うのぐらいは手伝わなきゃマズイよなぁ。ごはん作ってもらえないと困るしなぁ。 [DVD(吹替)] 8点(2006-05-03 22:17:48) |
8. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 ”口は災いの元”ですね。こういうドラマなら日本でも作れるのに先に行き着いた韓国に軍配。復讐してから…が、この映画のテーマなのかもしれない。復讐を果たして何が残るのか? そこから先は? 初見では、バイオレンス描写よりも入り組んだ人間関係にノックアウト(表現古い?)。僕だって、どこで怨みを買ってるか分かりっこないもんなぁ。 ラストのミドの「おじさん」の一言が、唯一の救いでした。 [DVD(吹替)] 7点(2005-07-19 22:36:31) |
9. おばあちゃんの家
《ネタバレ》 自分もどちらかというと、おばあちゃん子だったので、懐かしく感じてしまいました。サンウのわがままぶりが鼻につきますが、おばあちゃんのスローな動きが孫に気に入ってもらいたいとする気持ちを察してしまいます。普段は孫のわがままに甘いおばあちゃんですが、近所のおじいさんのお見舞いに行ったときに、サンウにちゃんと挨拶をするよう、サンウの頭を手で押す場面を観て、改めて、あぁ、おばあちゃんだなぁ、と思いました。最後の絵はがき、文字だけでなく一生懸命に描いたであろう絵も、うるっときちゃいますね。 [DVD(吹替)] 8点(2005-06-17 21:14:00) |