1. おくりびと
いくらなんでも演技は元気なすぎな気が。 小ぎれいにまとめただけの雰囲気だけの映画、というのは言いすぎだろうか。 いい所もある映画だとは思うけど、もう少しテンポがよければなぁ。 製作国の人間だから外国人よりも楽しめないというのは皮肉だ。 [地上波(邦画)] 6点(2009-09-22 00:09:21) |
2. オズの魔法使
大掛かりな子供番組のような内容。 全体的に深い意味はない、ユルユルでなんでもありのファンタジーなんだけど、 これくらい子供寄りの大作というのもあまりないような気がするので。 [DVD(吹替)] 7点(2009-09-20 17:11:03) |
3. 俺たちに明日はない
昔の車は今の車より盗みやすいのだろうか? なにげない家族の日常のようなものが多く描かれていたりと ややしまりのない展開のようにも思えるけれども、 人間ドラマが丹念に描かれているところはよい。 アウトローとして追われる身となることの恐怖も感じられる。 1930年代のカントリーののんびりとした光景もよい。 しかし最後は少々嫌なものを見た気分になる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-16 01:07:17) |
4. 男の魂(1955)
ドイツの貨物船がシドニーに停泊中、ドイツとイギリスが開戦し、 貨物船はイギリス海軍に追われる身となった。 追手を振り切りドイツに帰るため苦闘する、という話。 天然色が鮮やかな映画。 燃料も食料も足りず、思うような航海ができない。 そんな中での船内の緊迫した空気が描かれている。 派手さはないし、盛り上がりもあまりないけど、実直さの伝わる内容。 ボロ船とか、船旅が好きな人にはいいのでは。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-07 08:07:36) |
5. ALWAYS 続・三丁目の夕日
当時を再現した背景や小道具の映像は、予想以上のできだと思った。 しかし、ドラマ的には薄っぺらで、とりたてて見るべきところがなかった。 昭和という舞台とは関係なく、現代邦画のまさにそれでしかない、 意味もなく浮わついた雰囲気が受け付けない。 音楽が出しゃばり過ぎているのもいかにも確信的で嫌だった。 あの悪役の社長の言っている内容が、作中で一番まともに思える。 当時の雰囲気を感じたいなら、こんなものより当時のフィルムを 見たほうがいいんじゃないだろうか。 ハンドルを回して絞る洗濯機には驚いた。 [地上波(邦画)] 5点(2008-11-22 08:40:24)(良:1票) |
6. オーシャンズ11
ファッション映画? もっと地味な配役で、オサレ色が強くなければ 見事なトリックの金庫破り映画として素直に喜べたような気がする。 [地上波(吹替)] 6点(2008-10-31 23:45:04) |
7. 男たちの大和 YAMATO
どうせ邦画だし、大したことないだろう、 ましてこんな平和ボケの時代に作られた戦争物なんて… みたいな気持ちで見始めたけど、その期待はいい意味で裏切られた。 思っていたほど軽くなく、身なりや口調など時代的なディテールの再現も 言うことはなく、硬派な作りだと思った。薪バスってすごいな。 ただ題材ゆえに、全体に漂う重苦しい雰囲気が、見ていてつらくもあった。 大和の実物大セットは壮観、機銃座とか、砲の装填とか、細かいなぁ。 しかしこんな血だらけの内容とは思わなかった。 機銃掃射や爆弾の攻撃を受けるたび、周囲が血に染まり、 血まみれの無残な死体が横たわる。やり過ぎなんじゃないかと思うくらい。 大和が沈没するまで、ひたすらなぶり殺しにされる様ばかりが描かれるという、 異様にマゾヒスティックな戦争映画に仕上がっている。 米軍機の攻撃はあんなに機銃掃射ばかりだったの?とか なんでブリッジは最後まで無傷なの?とか疑問も浮かんだけど。 あとはほとんど時間稼ぎのように長い現代の後日談のシーンとか、 短めにまとまっていれば、もっとよかったような。 [地上波(邦画)] 8点(2008-09-22 00:25:44) |