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1.  思い出のマーニー
とても丁寧で真面目に児童文学をアニメ化にした作品。 ただ、また映画館で観たいかと問われれば次は地上波放送でいいやというのが素直な感想。 映画とは関係ないが以前テレビで某キャンディメーカーの企画者が「飴は一粒で満足してはいけない。もうひとつ食べたいと思える味に仕上げなければいけない」と唱えていてなるほどと思った事がある。マーニーの弱点というか短所はまさにここではないかと思うのだ。一冊の児童書を読み終えた程度の爽やかな鑑賞感は残る。ただもう一度あのシーンが見たい、あのシーンは何だったんだろう、あのキャラにまた会いたいというジリジリとした焦燥感のような欲求が全く出てこなかった。別に過去のジブリ作品にあったような冒険活劇にしろといっているのではない、この作品を誰のために何のために心を動かそうとしているのか軸をもっとハッキリさせて欲しいのだ。それとどこかゆとりというか『遊び』の部分も出してもらいたい。 マーニーはしっとりした餡で練られた一個で満足してしまう上品な京和菓子のような作品で、私がジブリブランドに求めているのはカラフルで子供が喜ぶようなやや中毒性のある「もっと食べたいと思わせる」キャンディなのだと思う。
[映画館(邦画)] 5点(2014-08-28 05:53:22)(良:1票)
2.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
対象年齢がよくわからない作品。周囲は親子連れが多かったが子供達は途中で飽きたようでざわめいていた。 どうも女性視点からするとオイオイと突っ込みたくなる点がいくつかある。 つわりが来てから妊娠判明したということは妊娠6週目を越えていて2~3ヶ月か。 安定期に入る前に妊婦を街中で振り回すなよ流れちゃうよ!とうっかりハラハラ。 雪も雨も幼児期に予防接種もワクチンも受けてない、もちろん狂犬病予防接種も。 あんな田舎で育てるならフィラリアの薬くらいは飲ませようよ~… あんだけ本読んで勉強しておいてなんでそういうところ無頓着なんだろう あーそりゃーおおかみ絶滅もするわなーと観ていて思いました。 雪と雨の子供らしい描写は素晴らしかったです、自分には姪と甥がいますが まさしくあのまんま、元気なお姉ちゃんに引っ込み思案の弟といった感じで観ていてほのぼの。 そうした観察描写は上手いのに、肝心の花に共感できないのが自分でも不思議。 夫が亡くなった時にあそこでへたり込んでしまうのがよくわからない。 監督はサマウォ製作時期にお母様を亡くしてるようだが偶然にも私は同時期に父親が亡くなっている。 これ以外にも何度か夫側の葬式に立ち会ったことがあるのだが出棺等最後の別れの瞬間に 妻の情念の深さというか禍々しさにも近い激情がほとばしる瞬間を何度か目にしている。 私の母も等しくもれずそうだったのだが、そうしたシーンが欠如している辺り 「死」に対して真正面から向き合おうとせず煙に巻かれた気がしてならない。 雪(♀)が人間の道を選び、雨(♂)がおおかみの道を選んで人間のコミュニティから脱していく経緯は どちらかというとおおかみというより猿の生態に近いような気もした。 総合的にみれば綺麗にいい作品としてまとまっているのだが 花への共感部分が少ないだけに、ラストにカタルシスを感じられないのが残念。
[映画館(邦画)] 6点(2012-08-01 18:31:25)(良:4票)
3.  オールド・ボーイ(2003)
初見から随分たつけど、当時ものすごい衝撃を受けた作品。 観終えた後、数日考え込んでしまったぐらい。  でもって人に勧めにくい作品でもある。 家族とは一緒に観れないし(まして弟とはとてもじゃないが無理) 凄惨な暴力シーンがあまりに多いので友達にも勧められないし 面白いよ!と断言してしまうと私の人格を誤解されるどころか 付き合いをやめさせられそうなので勧められないというもどかしさ。  なので個人的には大好き!とここでこっそり主張しておく…。
[DVD(字幕)] 8点(2011-07-20 14:00:53)
4.  オテサーネク 妄想の子供 《ネタバレ》 
初めてこの映画を観たのが約3年前。 この間に私の人生にも色々転機が訪れたのでこの作品を再レビューしてみる。 この作品にはいくつかの親子像が出てくる。不妊症の夫婦とオティーク。隣部屋の夫婦と娘。そして管理人(老婆)とキャベツ。 特出して目立つのが女性差によるエゴと残酷さと母性。 当時観ていて何もここまでオティークに固執せずとも他にもっと可愛い子供の代替になるものはあるだろうに…と思っていたが最近見返してみて考えが改まった。 長らく不妊治療を続けてきたこの夫婦、それでもより追い詰められ子供を切望していたのは妻側で夫とは切迫感の違いというか溝があるのだ。だから夫のほんの気まぐれで遊び心から差し出した切り株に妻が執着したのは、他ならぬ夫からの『贈り物』だったから。おそらくそれまで子供の代替として飼われていた猫は妻が欲したものだったのではなかろうか。妻にとってオティークは夫婦の共同作業で得た本物の子供という事になるのだろう。狂っていく妻と暴走を止められない夫の苦悩に引き込まれていく。 夫婦視点で描かれていた話の中核は後半になるにつれ少女視点にシフトしていく。 子供にオモチャを与えると親が性差をつけずとも本能として遊び方が異なってくるという。男の子は分解と破壊、女の子は大人の真似事(○○ごっこetc)を始めるそうな。この作品ではオティークと少女が『食欲』を通して大人をもて遊んでいく。 物語のラストで管理人(老婆)とキャベツ(赤子の象徴)という生命の終末と誕生を外殻化した親子像が浮き上がってくるのも印象強い。 少女の薄っぺらい懇願なぞ、人生の酸いも甘いもかみわけた老女にとってはとるに足らない深刻さだろう。 シュルレアリスムの視点で描かれる生命とは何てグロテスクなのかと魅了される。 老若問わず女性特有の残酷かつ観念主義的な一面をえぐりたてるように描いた作品は私にとっては非常に興味深く面白く感じた。ここまでひどくなくとも「あるある」と思える共感部分が多いのだ。そしてそれを描いたのが男性の監督だという事がまた素晴らしい。(20110719)
[DVD(字幕)] 8点(2011-07-20 00:31:30)
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