1. ハリー・ポッターと謎のプリンス
《ネタバレ》 3以降は原作未読だったのだが、この6はたまたま読む機会があり、その後で見た感想。「ハリポ、久々の会心作やないけ!」。このシリーズは「原作のダイジェスト映像版」であると散々言われてきた事を再認識した。3以降に私が批判的なのも結局これが原因なのかもしれない。3以降は「あの人」との絡みに走り過ぎて、ハリーは大人や続々登場する新キャラとの話が多くなり初期の学友がどんどんないがしろにされていった。しかし本作では3大重要サブキャラであるロン、ハーマイオニー、ドラコにスポットが当てられ見せ場も用意されている。逆にただ画を見せたいが為に挿入されていたとしか思えない長ったらしい授業風景やスポーツ場面は極力抑えられている。思春期描写については色々な意見もあるようだが、「あの人」との対決絡みのエピソードはもう散々見せられているのでこれはこれで観客の親近感や感情移入をあおると言う点ではよかったように思う。画面が暗いのが気になったが、それもこのストーリーにあってるかもしれない。それにしても最初からハリーとハーマイオニーは恋愛関係にならず、一貫して「お互いを認め合う魔法使い」として徹底されているのには清々しささえ感じる。(多くの方が指摘されている通り、原作者はかなりスターウォーズを意識してますな。仲良し3人組はルーク、レイア、ハン・ソロ。そして校長とトムはその師弟関係や弟子がダークサイドへ落ちて行くのを含めてオビ・ワンとダース・ベイダー) [映画館(字幕)] 8点(2009-10-09 14:06:30) |
2. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
《ネタバレ》 なくてもいい映画。重要なのはみんなで「あのひと」の軍団に対抗すべく騎士団を結成しようとする事とシリウスが死ぬ事位。そのシリウスも死んだのかどうかよく分からない描写でただどこかへ移動させられただけに感じ、あとのセリフから「え?あれで死んだの?」と思った程。わざと後で生き返れるようにしたのではないかと思う程あっさりしていた。シリウスは非常に重要なファクターだと思うのでこのままでは終わらないと思うのだけど・・・あとはまああのうざい女先生もハリーのキスも特に必要性は感じなかったし予言どうのこうのも何故あんなに重要視されるのかさっぱりだった。そもそもそこにポンと飾ってあったのだから別に素直に渡せばいいと思うし、だいたいそんなに大事ならその辺に飾っとくなって言うの。だからネビルの「渡しちゃダメだ」というセリフも説得力なかったし、どんどん「?」な映画になって来てるね。まあここまで来たら最後まで付き合うしすべて見れば「ああ、あれはこういう事だったのか」って思えるかもしれないし。ところでダンブルドアと「あのひと」の対決を見てオビ・ワンとダース・ベイダーを思い起こしたのは私だけ? [DVD(吹替)] 3点(2009-07-17 11:10:34) |
3. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 暗い。1,2作目と比較すると同シリーズとは思えないほど暗い。出だしの画面からして暗い。それに輪をかけてストーリーはもっと暗く且つ訳分からん。そりゃ魔法学校ではそうなんだと言われればそうかもしれないが、なんでロンがあんなに怒っているのかイマイチ納得出来ないし、なんで先生が生徒にあんなことさせるのかも理解不能。あげくにそのおかげで学友が死ぬ。こんな展開は「ハリーポッター」にあるまじき事ではないか?非常に違和感を覚えた。ただし、こういうダークな展開が好きな人も結構いると思うので一概に否定は出来ない。注意事項をひとつ。シリーズとして見る場合前作にあたる3作目を飛ばしてこれを見ないように。3作目はシリーズ全体のストーリー的に起承転結の「承」に当る大事な部分でこれを見ないとこの4作目はさらに訳分からなくなるが、きちんと通して見るとこのなんともダークかつシュールな感覚が楽しめる人にはたまらないものがあるのではないか?そういう意味でハリポシリーズは万人向けのファミリー映画ではなくなった。 これはまさにその典型であろう。 [DVD(字幕)] 3点(2009-07-17 10:46:47)(良:1票) |
4. ハリー・ポッターと秘密の部屋
《ネタバレ》 現時点では5作品すべて見てますがこれが一番好き。学園内を俳諧する謎の悪者を探し出し退治するという、まあ典型的お子様ストーリーが心地よい。「日記の中の記憶」というアイディアも秀逸だし、「(記憶の中の若き日の)あのひと」との対決もシリーズ中一番クライマックスらしいクライマックスだと思う。マートルやあのへんちくりんな先生もキャラクター的アクセントとしてはとてもわかりやすく中途半端な感じもしないし、犯人の意外性もあり。シリーズの他の作品とはストーリー的繋がりもあまりなくてこれ単体だけでも十分に鑑賞に堪え得ると思います。最後にハグリットで盛り上がるシーンは少し違和感アリながらもハッピーエンドでスッキリ感は十分。繰り返して見ようと思うのはこれだけです。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-16 18:54:36) |
5. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
何故これが一番人気なのかがよくわからない。たぶん話がわかりやすいからかなと思うが私的にはあのタイムマシン魔法で先が読めてしまい興ざめ。使い古された手法だし、ハリーが「父さんが来てくれる!」と言ってた一番のクライマックスシーンも「あれはお前だよ」とわかって見てしまったのであまり高揚も出来なかった。ヴォルデモードも出てこなかったし、ようするにブラックとそれにまつわるお話で終ってしまった。なんとも消化不良な作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-07-14 17:17:06) |
6. バグズ・ライフ
ピクサーの中では比較的人気、評価共高くない本作。でも個人的には初めて見たピクサーでありオールCGアニメだったので画の衝撃とともに心に残っている。何回か見ると詰めの甘さが所々見受けられるがそれでもよく出来たお話である。あの問題のラストシーンもとても盛り上がって見所になってるしね。それにしてもピクサーは「トイストーリー」以外は続編を作らない。続編にばかり頼る本家ディズニーに対するアンチテーゼか?でも個人的にはこれを含め続編が見たいピクサーが結構あるけどね。 [ビデオ(吹替)] 7点(2009-05-14 16:23:23) |
7. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
《ネタバレ》 他のシリーズ作品と違い、これはシリーズ化は想定されていなかった。ストーリとしては一作目で完結されており、続編のPart2,3はビジネスとして作られたアナザー・ピースとして捕らえるのが正解。さすがに3作目ともなると同じ事ばかりやっている訳にもいかず、舞台を西部劇にしたりドクのラブストーリーを入れたり様々なバリエーションを加えているが、これまでのような冴えがイマイチ見受けられない。特にこの作品中一番のセールスポイントになるハズのドクの相手役がキャラ設定的にも演技的にもどうも弱く、あまり印象に残らない。ここをもっとうまく演出していれば前2作にもまったくひけをとらない作品になったのではないかと思うと本当に惜しく、そこがマイナス1。とはいえ、それ以外の部分はさすがに完璧で、前2作で構築された人間関係をうまく使ったヒューマンドラマ色(特にマーティとドク)を強く打ち出しているのはさすが完結編。ラストの機関車には賛否両論あるようだが、私はこのやり過ぎ大団円は、作品の象徴であるデロリアンの最後を含め、この極上娯楽エンターテイメントのラストにこれ以外ないのではないかとさえ思え、おもわず「ブラボー!」と叫んでしまうのである。こんなに素晴らしい奇跡の3部作をありがとう! [DVD(字幕)] 9点(2008-12-31 18:44:31) |
8. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 怪我の功名。ある意味前作ではマイケルより重要な役所だったジョージ役のクリスピン・グローバーがどういう訳かこの続編出演を拒否。しかしこれを逆手に取ってこんなにイカした脚本を書き上げたゼメキス&ゲイルコンビに拍手!特にビフを徹底的にワル役に徹しさせた事が大きい。タイムパラドックスが前作より少しややこしく、前作を未見の人にはキツイものがあるかも知れないが、舞台を変に他の時代にせず前作と同じ時代とシチュエーションにしてあるので前作を見た人には非常に馴染み易い作りになっている。他のシリーズ作品と違いシリーズ化を前提としておらずビジネスとして作った続編、しかも前作主要俳優が2名も出演しないというハンデを見事にクリアして余りある奇跡の続編。なんと20年も前の映画なんだよね・・・ [DVD(字幕)] 10点(2008-12-31 17:42:11) |
9. バック・トゥ・ザ・フューチャー
生涯No1映画です。たぶんこの先も・・・いや、絶対に! [映画館(字幕)] 10点(2008-08-01 22:44:42) |