21. ハンナ
全体的な雰囲気は悪くはないんだが、ムダにスタイリッシュ?にしてしまったために緊張感が欠如し、サスペンスとしてちょっとズレてしまい、なんだか惜しいなあという印象。 [地上波(吹替)] 5点(2022-09-13 22:44:02) |
22. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
チューバッカやファルコン号の登場により『スターウォーズ』シリーズとの関連性はどうにか維持しているもの、肝心のハン・ソロがハリソンフォードとイメージ的に繋がらない。やや子供向けという印象もあるが、CGはスゴイし、ただの冒険活劇としてみればそれなりのデキだとは思うが、『スターウォーズ』関連作品じゃなければ見る事もなかっただろうし、『スターウォーズ』関連作品としてみれば不評になるのも仕方ないようにも思えて中々評価が難しい。結論としてはこういうスピンアウトものはやはり同時代に本人が演じないとダメだってことかな。 [地上波(吹替)] 5点(2021-03-06 15:45:51) |
23. パッセンジャー(2016)
《ネタバレ》 前半は楽しめた。が、折角の面白い設定なのに後半はシステムトラブルの解決とそれに伴い和解しちゃうという陳腐な展開で失速。「置かれた場所で咲きなさい」的なオチも萎える。そもそもポイントとなるネタバレをアンドロンドがあっさりしゃべっちゃうというのもどうなのかと(えっ!しゃべっちゃうの?と声を出してしまった)。 ネタバレには女が次第に疑い始める等々もうちょっと盛り上げがあってもよかったのではないか。そして、ネタバレ後は三つ巴+1の心理的駆け引きで展開していった方がよかったように思う。 様々に料理のし甲斐がある設定でもっと滅茶苦茶やれたハズなのに、こじんまりと終わってしまい色々と残念な作品ではある。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-09-08 20:02:45) |
24. 8年越しの花嫁 奇跡の実話
《ネタバレ》 物語としては結構平坦で淡々と進む。実際には8年の間にもっと双方に苦悩や葛藤があったと思うのだが、そういった点は描かれずキレイでいい話で終わってしまっている。原作未読だが本人達による共著らしく、元々都合の悪い事は書かれていないのか、映画化で省かれたのか。 記憶というのは過去そのものであり、そこが部分的に欠落している事を本人が自覚する事は難しく、周囲にアレコレ言われたとしても混乱するだけであろう。それを映像(記録)によって埋め合わせようとしても記憶との接続がなされなければ本人は受け入れる事ができない。卑近な例で言えば、自分も過去に見た映画を見た事も忘れてしまう事があり、自分のレビュー(記録)見ても作品そのものを見た事を思い出す事ができない事がある。そういう場合は若干混乱するものの、初めて見る作品としてある意味新鮮な出会いとして触れるわけで、思い出せない事が特に気になる事もない。そういう意味で女性が男性をとの過去を思い出せない事に過度に苦しむのはちょっと不可解ではあり、最終的にはあらたな出会いとして出発できたのでよかったが、最初は電撃的に惹かれあっているのに、2度目はずいぶん時間がかかるのも少々不可解ではあった。この辺の女性の感情やプロセスの違いを丁寧に描いてくれると過去とか記憶とか時間という点で興味深い作品になったと思う。 [地上波(邦画)] 5点(2020-08-21 14:05:07)(良:1票) |
25. 母と暮せば
こういう作品の意義は認めるし、共感できない事もない。日本人なら8月には見ておくべき作品ではあるだろう。だからと言って映画として面白いとかよくできているというのは別問題で、戦争の悲惨さや悲しみや理不尽さや不条理さというのは、ドキュメンタリー番組等々でも十分に伝える事は可能であり、映画ならでは伝え方があるとは思うのだが、死人が蘇って母子が会話するだけでは、ドキュメンタリー番組には勝てないように思えた。登場人物が皆善人ばかりなので、もうちょっと悪人を登場させて、戦後を生き抜く大変さみたいなものがあってもよかったのではないか。また、当時70歳の吉永小百合の台詞は聞き難くく、そもそもこの親子は年齢的にはかなり無理があって、40代の女優と二十歳前後の若者を使うべきだったのではないのかと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-08-04 16:50:58) |
26. 箱入り息子の恋
お見合いシーンは今後の展開に期待を持たせるものだったが、だんだん失速してしまった印象。恋愛は人を変えるし、無様だし、という普遍性を提示して終わってしまった。せっかくの両者のキャラ設定なのでもっと内面に深く切り込んだ形でのヒネリとツッコミが欲しかったな。特に障害者の方がお嬢さん過ぎるので、物足りなかった。過去にいろいろあっただろうし、それを踏まえた内面のドロドロしたものもあるだろうし、そういう所の描写が殆どないし。双方の親のタイプ・対応については面白く描けていたと思う。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-11-18 11:35:55) |
27. 阪急電車 片道15分の奇跡
女流作家の限界というか、女から見た嫌な女か、男を総じて悪者化するという、ややワンパターンというかステレオタイプな話ばかりでちょっとウンザリする。偶像劇にしてしまったのでこうなってしまうのは当然の結果か。原作は未読なのだが、この人は男を上手く描けない作家なのだろうか?男目線・女目線ってそうには簡単変えられるものでもないのだろうけど。ローカル線のロードムービー的な要素は面白い試みではあるとは思う。 [地上波(邦画)] 5点(2013-04-13 12:02:14) |
28. ハンガー・ゲーム2
支配への反逆とテーマが変化してきた感はあるが、前作よりはスケールダウンしているし、次作の前フリという印象で尻切れトンボ。ただし、続きは見たくはなる。尚、100分程度のTV版を見たので40分程度カットされているものを視聴。 [地上波(吹替)] 4点(2023-03-17 12:37:28) |
29. バケモノの子
《ネタバレ》 生みの親か?育ての親か?、父(男)は強くあらねばならないのか?、怨念はどのように抑えるべきなのか?等々がテーマなんでしょうけど、バケモノの必然性が感じられない。アニメだから多少のファンタジー性が必要なのでそういう設定にしたんでしょうけど、テーマが古典的なので非現実性とのギャップがあった。「鯨」はメタファーで自分の投影(自分の中にある闇≒バケモノという二重構造?)なので、敵対する少年に自分を見た、同類であると感じ、その苦しみを理解し、最後は赦したと解釈できる。で、実父も赦し、メデタシメデタシなんだろうけど、バケモノパワーがよくわからんし、主人公少年の成長過程の描き方も少々雑かな。役者声優はハズレが多いが、概ねよかった。ただし、宮崎あおいと広瀬すずは声が似てないか?あとはアイアンマンを見た直後なので、胸が光るのはパクリなのかな?と思ったり・・・。 [地上波(邦画)] 4点(2016-07-28 12:54:29) |
30. バーレスク
ミュージカルにありがちな女の成り上がり物語で、定番と言えば定番なんだろうけど、もうこういうのは見飽きたというのもある。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-06-30 00:19:58) |
31. 半次郎
中村半次郎(桐野利秋)の存在については勉強不足で知らなかったので、こういう人が居たという事がわかった点ではよかった。が、教科書的な歴史については知ってはいるものの、内容的には駆け足過ぎて2時間では因果関係や背景がよくわからず、結果、西南戦争のスペクタクル作品でしかなくなっている。日本最後の内戦でもある西南戦争とは何だったのか?が殆ど伝わってこなかった。 企画者としての想いがあるのは理解できるが、親子ほども年の違う榎木孝明とAKIRAが同い年という設定はいかがなものか。榎木孝明は自身の年齢を考えて、ここは身を引くべきだったのではないか。榎木孝明と実際の主人公の年齢差が気になって、その事が終始頭から離れず、違和感を残したままになってしまった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-04-17 12:47:02) |
32. パラダイス・キス
北川景子の女子高生役は貴重ではあるが、年齢的にかなり無理もあるような。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-06-11 09:17:51) |
33. パパが遺した物語
《ネタバレ》 ラッセルクロウを早々に殺すわけにもいかないせいか、時間が行ったり来たりするので背景が説明不足となり、結果的に娘の心情もわかりにくい。セックス依存に陥る原因も家庭環境と考えればわからないでもないし、東電OL殺人事件を考えても日常生活は普通におくれるんだろうが、それにしてもねえ。克服する過程もなんだかなあという感じ。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2022-12-09 10:25:51) |
34. パーマネント野ばら
テンポの悪い、ダラダラとした下品でオーバーな話が延々と続く中、最後で視聴者を背負い投げ。作品としてはどうしようもないね。子役も含めて役者陣はがんばっていたとは思うけど。 [DVD(邦画)] 2点(2014-01-20 11:17:44)(良:1票) |