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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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41.  バニシングIN TURBO 《ネタバレ》 
横転、クラッシュ当たり前。ジャンプ爆発なんのその。片輪走行どんと来い。挙句民家も大崩壊。徹頭徹尾カーアクションで押しまくる、掛け値なしの馬鹿映画でした。さながら『お笑いウルトラクイズ』を観ているような(あれ?ホメ言葉になってない!)。存分に楽しませてもらいました。振り切れている映画は素敵です。脚本はクレイジーですが、コマ落としや車載カメラでスピード感を出したり、カット割りを集中させ刹那のインパクトを強調したりと、演出は手堅くオーソドックスな印象を受けました。このミスマッチ感がたまりません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-24 18:59:00)
42.  ×ゲーム2 《ネタバレ》 
明らかに不自然な描写が2ヶ所ありました。ひとつは、バケツを持って立ってろの刑。重りはご婦人が苦も無く運んできた球(ボーリング球?)。確かにバケツに入れるとキツイでしょうが、大の男が耐え切れない程の負荷ではありません。もうひとつは、顔面パンチの刑。振り子の質量から考えて、絶命は考え難いです。いずれも同一人物に対する刑罰。ということは、彼は刑罰執行側のスパイだった(演技で苦しんだふり)?一応結末とも符合はするのですが、どうも真相は違うようです。つまり単純に演出が稚拙であったということ。何故このような“間違い”が発生してしまうのか不思議です。とはいえ、前作よりも格段に見応えがあったのは事実。その点は評価します。オチ、演出共に、ソリッドシチュエーションスリラーの代表格『○○○』をお手本にしたような気が、しないでもありません。
[DVD(邦画)] 5点(2013-03-11 22:26:05)
43.  バカリズム THE MOVIE
バカリズムコントの映画版。それ以外に評しようもありません。これを映画と呼んでよいかどうか微妙な気はしますが、自分は楽しめました。何度「くだらねえ」と突っ込んだことやら(ホメ言葉です)。個人的には津田主演の『(株)ROCK』が一番好きです。そして何よりエンディングの『バカリズム THE MOVIE音頭』の身も蓋もない歌詞に大笑いしました。バカリズムが面白いと思う方のみどうぞ。
[DVD(邦画)] 6点(2013-02-18 18:45:58)
44.  ハウス(2008) 《ネタバレ》 
DVD裏パッケージには“絶対死亡確率25%”の刺激的な文字。監禁された4人の男女。夜明けまでに誰かを殺せとの指令。典型的なソリッドスリラーの設定です。“悪霊の巣食う家”との記述もアリ。そうポイントは悪魔ではなく悪霊ということ。悪魔ならば、“悪魔のような人間”も含まれますが、悪霊となると霊的なモノに限定されます。“ブリキ男”なる猟銃を持った仮面男が登場する事から、序盤は異常犯罪者による監禁ものの様相を呈していますが、観終えてみれば極めて真っ当なオカルトホラーでありました。要するにDVDの裏パケで完全ネタバレしている訳です。現実と妄想、2通りの可能性を両天秤にかけて、観客の興味を惹くやり方もあった気がしますけれども…。役者でインパクトがあったのはホテルの女主人。役名ベティ。ブリキ男よりも顔が怖いのはご愛嬌。ちなみにDVD表パッケージ(ぬいぐるみを持った少女)は完全なイメージ画像です。トホホ。
[DVD(字幕)] 5点(2013-01-22 19:27:07)
45.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 
『宇宙戦艦ヤマト』のセンチメンタリズムとロマンティシズムを継承する本作。弱者が強者に、ローテクノロジーがハイテクノロジーに、老いが若きに、打ち勝つカタルシスが魅力の物語です。ただし、序盤重点的に周知した主人公の短所が、土壇場で活きているとは言い難いのが残念でした。エイリアン宇宙船の造形の美しさとダイナミズムは圧巻の一言。劇場鑑賞であれば8点以上は堅かったと思います。極上の映像とスペクタクルを定期的に届けてくれるアメリカ映画に感謝です。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-11-03 20:58:08)(良:1票)
46.  バイオハザードIV アフターライフ 《ネタバレ》 
冒頭のアリス軍団の戦いぶりは圧巻。セクシーボディスーツを身に纏った美人さんが、集団でサムライブレードを振り回し、マシンガンをぶっ放しながら、更にはサイコキネシスまで使うというハチャメチャぶり。まるでラーメンのトッピング全部乗せ状態。お腹一杯。クローンとは、死んだら補充されるゲームのキャラクターにも通じる概念で、ゲームを原作とする本作にはピッタリなのかもしれません。ただし、“替えが効く”主役キャラクターが大挙登場するという流れは、実は大して面白くありません。死という恐怖が、リアリティを帯びないゾンビ映画は問題があるということ。もっともそれを見透かしたかのように、本作ではアリスから超人的なパワーを奪い取る仕掛けが施されますが、無敵感はスポイルされませんでした。マクレーン刑事もビックリのビル飛び降り(しかも必然性なし)は、まともな感覚を持った人間がやることじゃないです。お股ひゅんとするでしょうに。
[DVD(吹替)] 5点(2012-09-30 20:36:06)
47.  バイオハザードV リトリビューション 《ネタバレ》 
プレイステーション版・初代『バイオハザード』しかプレイしていない自分が言うのも何ですが、まるで原作ゲームへ原点回帰をしたかのような印象を受けました。ある意味1作目以上にゲームらしい映画だったと思います。フィールドを限定。各ステージをクリアして、制限時間内に実験施設からの脱出を目指す。実にシンプルで分り易いストーリー。後半からは『エイリアン2』を髣髴とさせるエモーショナルな要素が加味されましたが、あくまで基本線はアクション。エンドクレジットで一際大きく映し出されていた『CAPCOM』の表記に偽りはありませんでした。クローンアリスの“別の人生”チャプターも、原作ゲーム本来のテイスト。今やミラは、シュワやスタローン以上に無敵感があるので、ひ弱なキャラクターというのも新鮮味がありました。敵キャラのパワーバランスが変な件(斧を持った奴にヘッドショットが効かないのに、特大脳みそオバケには効く不思議)、アリスのマシンガンが弾切れしない等、ゲームが原作だからこそこだわって欲しい箇所はあったものの、そんな不満も大スクリーンで展開されるシューティング&格闘アクションの迫力の前には吹き飛びました。バイオハザードに凝った脚本など不要。アクションで押し通せば良し。そう実感できたⅤでした。以下余談。自分は映画ポスターコレクターなのですが、バイオハザード(原題Resident Evil)は米本国版と日本版のデザインが違う事が多いように思います。日本版は一貫してアリスの正面ショットがメイン。ミラの美しさを全面に押し出しています。プロモーションの方向性は、日本が正しいと思います。
[映画館(吹替)] 7点(2012-09-24 18:25:36)
48.  ハンナ 《ネタバレ》 
「心臓外しちゃったみたい」で拳銃ズドーン。その刹那、血を連想させる赤の背景に「HANNA」のタイトル。物語冒頭と末尾の2度繰り返されます。つまり獣も人間も、食糧も親の敵も、ハンナにとっては同じという意味。旅での交流を通じて、人間らしい心を手に入れたかに見えた主人公。果たして彼女の本質は、本当に何も変わっていないのでしょうか。枕を並べて少女と語った夜。約束の地グリムの家でマジシャンと交わした楽しい会話。それが無意味だったとは自分には思えません。養父と2人だけの生活では得られなかった何かを、旅を通じて少女は感じ取ったはずです。同じ台詞だとしても、同じ意味ではありません。いや、自分がそう思いたいだけなのかも。2つのシーン、彼女の表情に明確な違いは認められませんでした。言葉の裏に隠された彼女の思いとは一体何か。人の心を読むという作業は、実は自分の心をなぞる行為である事に気づかされます。ハンナという“人形”に、心を入れるのは観客自身なのだと思いました。観客を突き放した感覚が心地良い、スタイリッシュなサスペンス。でもお洒落だけが取り得ではない映画だったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-03 12:47:33)(良:1票)
49.  ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 《ネタバレ》 
飲酒系記憶喪失型謎解きミステリー的バカコメディ。今回は舞台をバンコクに移し、いつものトリオが例の如く“やらかして”くれます。前作が気に入った方なら、手堅く楽しめる定番スタイルの続編でした。個人的にはスチュのお相手が前作で既に結婚した(?笑?)彼女じゃなくて、ちょっとショックでしたが。他作品の感想でも繰り返し主張してきたところですが、コメディで重要なのは笑えるかどうか。これが全て。そういう意味では、少々行き過ぎた表現が散見されました。観客に引かれたらアウト。例えば指切断。本来はシャレでは済まない大惨事です。ところが、当人が後悔していないこと、真相写真のバカ加減で、腑に落ちてしまうのが素晴らしい。絶妙な匙加減でした。次は残された独身男、アランの番でしょうか。スチュに離婚をさせて、もう一回ってパターンもアリだと思います。次回も期待してますよ。
[DVD(字幕)] 6点(2012-07-01 21:04:37)(良:2票)
50.  阪急電車 片道15分の奇跡 《ネタバレ》 
兵庫県のとあるローカル線を舞台にした、ちょっとイイ話。個々の登場人物とその人にまつわるエピソードを、無理なく絡めた脚本はお見事でした。大変観易かったです。また、ほんのり優しい気持ちになれました。舞台設定が絶妙だったと思います。田舎のローカル線では顔見知りばかりで本作の趣旨には沿いませんし、都会の満員電車の中では『それでもボクはやってない』的な歓迎しない奇跡の方が起きてしまいそうです。また「衣食足りて礼節を知る」ではありませんが、自分に余力が無いと他者を気遣う余裕は生まれ難いもの。今津線を利用している人たちの生活水準がある程度高くなくては、このような物語は紡げない気がしました。(実際はどうなのかな?)もっとも本作で言うところの『奇跡』とは、単に人と人との繋がりを指しているだけの事。人と人とが触れ合うこと。あなたの人生の一部に私が書き込まれること。気付かない小さな奇跡は、私たちの周りに溢れているのかもしれません(ちょっとキザでしたか)。
[DVD(邦画)] 6点(2012-05-16 19:10:44)(良:1票)
51.  花のあと 《ネタバレ》 
北川景子の最初の素振りシーンを見た時は先が思い遣られましたが、殺陣はそれなりにサマになっていたと思います。なにより北川の美しい、いや美し過ぎる女剣士ぶりが自分的にはクリーンヒット。髪を下ろした胴着姿にウットリでした。勘解由との対決シーン。北川の動きをフォローする意味もあったのでしょうがカメラワークは酷かったと思います。あれではカタルシスを得られません。ただ、北川が相手から目線を外して心情を語る部分は上手いと感じました。あれで相手を油断させたのですから。物語の方はさすが藤沢周平原作。ツボを押さえたものでしたが、一番オイシイところを持って行ったのはヒロインの北川でも、ハンサム宮尾でもなく、食いしん坊甲本。第一印象が残念だっただけに、最後は殊更カッコ良く見えました。胃袋だけじゃなく、人間としての器もデカかった。甲本の好演でかなり助けられていると思いますが、如何せん北川の演技力が圧倒的に足りないのが厳しいところ。
[DVD(邦画)] 6点(2012-04-04 20:18:56)(良:1票)
52.  パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会 《ネタバレ》 
ウォーウィックは何故あのような豪邸に暮らせるのでしょうか。部屋付きの役職(警部補)とはいえ、その給料だけでは到底無理な話。かといって彼が資産家とも思えません。資産家ならば銀行強盗の金を横取りする必要もない訳ですし。推測するに彼は、今まで招待してきた“友人”たちの財産を手に入れてきたのではないかと。招待して、殺して、奪う。その繰り返し。妄想パーティには、レギュラーゲストの4人だけでなく、数多くの来客がありました。その全てが彼の手にかかっていたとすると、途方も無い数の犠牲者がいることになります。恐ろしい。ウォーウィックが銀行強盗の金をせしめるために、あえてテイラーを泳がせたのだとすればかなり面白いのですが…コレは多分違います。テイラーを開放したのは、単純にチェス勝負の約束を守るため。死体を始末するのが面倒だったのかもしれませんが。“銀行強盗が押し入った家の家主はサイコキラーだった”というアイデアの先が重要だったと考えますが、今ひとつの出来でありました。
[DVD(字幕)] 5点(2012-03-07 18:58:27)
53.  HUNGER ハンガー(2009) 《ネタバレ》 
犯人は、かつて生き延びるために母親の肉を口にした経験を持つ男。幼心を襲った衝撃は少年を狂わせるに十分なものでした。彼は自身の行動が正当であった事の裏づけを求めて、拉致監禁という名の“実験”を繰り返します。しかし何度共食いの現場を目の当たりにしても、彼の気は晴れません。それはそうでしょう。“反駁”を受けぬ理論に自信など持てようはずが無い。彼が欲していたのは、極限の飢餓状況においてもなお「人の肉は食べない」という選択をする者の反証です。そんな中、ついに現れました。犯人が捜し求めていた答えを持つ者が。女医がドラム缶の蓋に書いたメッセージは、明らかに犯人をおびき寄せるための餌。それは彼とて承知のこと。だからメッセージを確認するまで、実に3日間を要しました。でも、もう抗えない。長年捜し求めていた答えが其処にあるのです。蓋に書かれていたメッセージとは「太陽に会える」。それはまさしく一つの回答であったと考えます。太陽とは希望。生きること、そのものが希望。生きるために絶望を手にした犯人の胸に、この言葉はどう響いたか。彼がその思いを口にするのを遮るように「私の勝ち」と女医。そう、犯人には心情を語る事すら許されないのです。多くの人の命と尊厳を踏みにじってきた事への報い。極論を言うなら、彼は自動車事故で死ぬべきだったのだと思います。絶望するために生きるくらいなら、希望を抱きながら死ねばよかった。そうすれば無駄な血が流れずに済んだのに。井戸から這い出た女医が目にしたのは眩い陽の光。勝者の頭上に希望が降り注ぎます。倫理も観念も吹き飛ぶ極限状態の中、人が狂っていく様を見事に描いてみせた本作。肝となる人肉食の描写はグロテスク過ぎず、かといってヌル過ぎもせず、的確な表現方法であったと感じます。ワンシチュエーションで100分のドラマを成立させた監督の手腕はお見事。設定に若干の不具合はあるものの、この完成度なら文句はありません。ただ、犯人の動機説明については明らかに過多であったと思います。本来得られるはずの深みと余韻を目減りさせるほどに。其処だけが惜しかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2012-02-12 20:59:13)
54.  爆発!スケ番☆ハンターズ ~総括殴り込み作戦~ 《ネタバレ》 
『片腕マシンガール』と何処が違うの?と問われると、正直答えに窮します。何も違わない。どちらも正気の沙汰とは思えぬ映画です。『片腕~』に7点を進呈した自分ですが、本作にも同程度の点数をという気にはなれません。悪フザケが過ぎました。必然性のない指の詰め合いにも呆れましたが、一番の問題はピストルの弾を素手でキャッチする件。バカアクションというより完全にコメディの範疇。コレをやられると、全てのアクションが茶番と化してしまいます。バカでもアホでも構いませんが、茶番はいけません。何となくね。このおふざけを成立させるためには、言い訳が必要と考えます。本作の前身となる『やくざハンター』の予告編を観たところ、ピストルキャッチの特訓らしきシーンはありました。これも一つの言い訳。また『巨人の星』の大リーグボールだって打ち返されたように、必殺技は無敵ではいけないのです。致命的なウィークポイントなり、敵のボスキャラ(本作でいえば小嶺麗奈)にも同程度の秘儀がないとパワーバランスが取れません。それほどまでに、ピストルキャッチは法外でした。最後に主演の亜紗美嬢について。美形というワケでも、スタイルが良いワケでもありません。特別アクションが切れるワケでもない。でもワイルドな雰囲気は絶品でした。目つきと声がいい。殴り込みをかけるシーンでの啖呵「やくざハンターズ参上!」に痺れました。流石にこの手のアクション映画の場数を踏んでいるだけの事はあります。彼女に+2点の価値はあるかと。『やくざハンター』を鑑賞済みだと、また印象は違うのかもしれませんが、一見の客としての感想はこんなところです。
[DVD(邦画)] 5点(2012-01-13 19:56:10)
55.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 
ハメを外し過ぎたラスベガスでのバチェラーパーティー。消えたのは花婿と昨夜の記憶。小さな手掛かりから次の手掛かりを見つけ、次第に明らかになっていく失われた12時間の謎。体裁は完全なミステリーです。それも結構良く出来ています。伏線の張り方は丁寧ですし、トラブルとその解決のテンポが小気味よく、退屈しません。8万ドルを工面するエピソードと花婿の居所の処理がやや雑な気がしましたが、物語の整合性を問題にする映画では無いので気にしなくてOKでしょう。爆笑タイプのコメディではありませんが、ジャブ的な笑いを絶え間なく入れてくる感じです(エレベーターでイチャついてた親父がヅラっぽいとか、どうでもいいよ!)前述の物語の進行のテンポと相まって、実に観易いと感じました。そして何より、キャラクター造形が気に入りました。イケメン風、歯もげ医者、髭デブ。まずルックス面でキャラを際立たせます。コレは意外と重要なポイント。特に洋画では人物の描き分けが弱いと判別に手間取り、物語に集中できません。もちろん人柄もいい。憎めない奴ばかりだから、素直に笑えます。ストリッパーちゃんも良い娘でしたが、個人的にツボだったのは仮名カルロスくん。基本「笑う」「泣く」「凝視する」だけですが、釘付けでした。病院で聞き込みをしている時の顔が超キュート。なお劇中で語られなかった部分は、エンドロールで謎解き。最後の最後まで観客を楽しませてくれます。このフォーマットは使いまわしが効く(いい意味でマンネリが通用すると思う)ので、続編も期待出来そうです。いや~楽しかった!
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-31 19:57:09)(良:1票)
56.  パーフェクト・ゲッタウェイ 《ネタバレ》 
空撮を多用し、ハワイの素晴らしいロケーションを存分に披露してくれます。忘れ物を届けてくれる島民の善良さ、電話一本でポリスが飛んでくる防犯面の素晴らしさ。まるで観光プロモーションビデオ。実際「行ってみたい!」と思えたので、この面では成功していると思われます。人生最良の時、ハネムーン。旅の開放感と幸福感の中、忍び寄る黒い影。コンセプトが明確なので観客もノリ易いです。ただミステリーとして出来はイマイチでした。容疑者の数が少ないオマケに、如何にも怪しげなキャラクター設定。サスペンス慣れした観客にとって、このどんでん返しは想定の範囲内。むしろ主役交代劇の方が面白いと感じました。善悪、敵味方、主役脇役が裏返る爽快さ。指輪のエピソード一つ挟むだけで、一気に観客とカップルの距離が縮まります。人物の背景を描くことの重要性がよく分かる。折角掴んだアドバンテージを安易に放棄して、窮地に陥るサスペンス映画の“あるある”は頂けませんが、きっちりハッピーエンドに纏めたので良しとしましょう。死なない男と肉屋のお姉ちゃん、お幸せに。
[DVD(吹替)] 5点(2011-10-07 18:47:17)
57.  ハプニング 《ネタバレ》 
高熱や湿疹が出るでも、血が吹き出る訳でもない。ただ壊れて死を選ぶ。理由は分らないが、とにかく此処に居たらダメだ!この“得体の知れなさ”が恐怖の源。分らない事が怖いのです。この観点から『植物毒素説』を捉えてみるのが面白い。極限状態の中で主人公が導き出した仮説には、何の根拠もありません。空想・妄想の域を出ない。でも彼らには「指針」が必要だった。神や仏に縋るのと同じように、自然科学者である主人公は「自然界の理」に救いを求めたのだと思います。彼らが助かったのは、結果的に仮説が正しかったからではなく、自らの意思で行動したからだと感じました。誰かに自分の命を託したりしなかった。友人の娘の存在も大きい。子を守らなくてはいけない使命感は大きな力に変わります。「絶対に死ねない」意思を持った人間は死んでいません。(娘を託した父親は半ば諦めていると言えます。)そういう意味では、主人公たちの最後の決断には少しガッカリしました。愛情は美しいと思うものの、まだまだ諦める段階ではなかったのに。事象のメカニズム(解釈)については、ご指摘のレビュワー様もおられるように、人間の負の感情を察知して植物たちは攻撃を加えていたのだと考えます。恐怖・怒り・焦り・絶望…集団が大きいほど、負の心のエネルギー総量も増す。なお動物たちに影響が無かった事から、毒素は人間特有の“自殺欲”を刺激する仕組みと推測します。幼子には無効。植物にとっての脅威は“負の感情を持った大人“なのだから。構想は素晴らしく、印象的なカットも豊富。悪くないと思います。なかなか考えさせられる映画でした。
[DVD(字幕)] 7点(2011-09-16 18:30:13)
58.  BUTTERFLISTA すべては、愛の行為。 《ネタバレ》 
登場人物は、グッドルッキングガイ、わりと綺麗な白人マダム、美香さん、そして恭子お姉さま。基本的に台詞は吐息ですが、BGMで聞こえません。各チャプターの冒頭で(たぶん)美香さんのナレーションが入りますが、言っている意味が解りません。いや解りたくないというのが本音。美香さんが主役のチャプターは何とか我慢できるものの、お姉さまの回は修行僧でも泣いて土下座をするレベル。中でもグッドルッキングガイとお姉さまが××をかます第1チャプターと、着せ替え美香さん人形の第6チャプターの破壊力は、もはや兵器と言っていいでしょう。精神に異常をきたしかねません。自分は円周率20桁を繰り返し暗唱することで、なんとか難を逃れましたが、もしゆとり世代だったらと考えるとゾッとします。悪いことは言いません。真っ当な映画ファンでいたいのなら、いや人の道を踏み外したくないのなら、本作に手を出してはいけません。とくに『死霊の盆踊り』を鑑賞済みで、既に片足を踏み外しているあなた。ダメ、ゼッタイ!
[DVD(邦画)] 1点(2011-08-28 18:58:25)(笑:1票)
59.  ×ゲーム(バツゲーム)(2010) 《ネタバレ》 
“設定は最高。中身は???なライトノベル”。失礼ながら、それが原作者山田悠介氏の小説のイメージです。本作もご多分に洩れずそのような物語との印象でしたが、もう少しどうにかならなかったものかと思います。復讐のおぞましさや虚しさを訴えかけるワケでもなければ、ゲームの奇抜さや残虐性に見るべき部分もない。観客に何を見せたいのか分かりません。設定だけ頂いて、内容は思い切って変えちゃえばいいのにと思いました(イジってコレなら申し訳ない)。このクオリティで2時間は正直キツいです。DVDパッケージのキャッチフレーズは「これを観るのもバツゲーム」。確かに。
[DVD(邦画)] 2点(2011-08-19 19:28:26)
60.  花よりもなほ 《ネタバレ》 
江戸下町風俗の再現は見事ですし、個性豊かな長屋住人たちの人物造詣も悪くありません。オチもイイです。クソを餅に変える発想転換とあだ討ちビジネスの痛快さ。個々の要素は本当に素晴らしいと思います。自分好みです。でも1本の映画としてみると、不思議なくらい面白みを感じません。何故か?たぶん核となる岡田くんのあだ討ちエピソードに問題がある気がします。一芝居打って、みんな幸せ。この着地点はOKです。だだ、岡田くんが決闘という勝負から逃げたように見えてしまうのはマイナスでした。宮沢が岡田の心情を代弁するべく熱弁をふるうのですが逆効果です。言い訳がましい。それに宮沢の言葉は、彼女自身に向けられた言葉でもあります。同じ仇持ちでも、岡田と宮沢では立場が違います。前へ進むために仇への憎しみを断ち切る宮沢の決意と、憎くめない相手との戦いに二の足を踏む岡田の心情を一緒にしてはいけません。同一視もほどほどに。個人的には、碁が発端の遺恨なのだから碁で決着をつければスッキリしたと思います。ケジメをつけた上で丸く収まるよう、偽装工作でも何でもすれば良かったんじゃないかと。
[DVD(邦画)] 5点(2011-01-19 19:49:14)
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