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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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61.  ハイキック・エンジェルス 《ネタバレ》 
『ブルース・リー』&『ジャッキー・チェン』という、カンフーアクション二大巨頭へのリスペクトを、『僕らのミライへ逆回転』『サボテン・ブラザーズ』へのオマージュという論法を用いて、ついでに言うなら『キル・ビル』のGOGO夕張と『セーラー服と機関銃』の星泉のエッセンスも加えて作られた、お馴染み少女本格派格闘アクション映画。これだけ映画マニアの心をくすぐる要素を詰め込まれたら、稚拙な設定と脚本も許せてしまうというもの(主人公VSリコーダーガールの決着をカタルシスゼロで片づけたのは大減点ですが)。ホント、ずるい映画です。エンジェル3人の中では、一番地味な役どころの川本まゆさんのアクションに最もセンスを感じました。
[DVD(邦画)] 6点(2017-01-30 20:20:17)
62.  ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション 《ネタバレ》 
そもそも、妹を救いたいという姉の自己犠牲精神を発端とした革命大河ドラマの結末に、まさか最愛の妹の死を用意するとは!この展開に痺れました。主人公のこれまでの決断、選択を全否定しかねない危険なロジックです。もっとも、彼女は行き掛かり上革命軍のシンボルに祭り上げられたというより、強い信念(思想)から進んで広告塔を引き受けたとみて取れます。それこそ、コイン首相が自身の立場を脅かす存在と「勘違い」するほど重たい“モノ言う神輿”。ですから、革命が成し遂げられ「新しい世界」という法外な成果を得た以上、それ相当の代償を払うのは物語のバランス上、理不尽とは思えません。2度にわたるハンガーゲームを生き抜き、ボッドなる無理ゲーを潜り抜け、家族も恋人も無事でしたでは、幸運過ぎて逆に気持ち悪いというもの。ハッピーエンドではありませんが、容認できる結末と感じました。それにしても裏ボス・コイン首相があまりにも頭が悪すぎて肩すかしを食らいました。女狐さん、いくらなんでもシッポを出すのが早過ぎます。このあたりのツメの甘さが、作品のクオリティを一段落としている気がします。
[DVD(吹替)] 6点(2016-12-15 18:54:28)(良:2票)
63.  ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス 《ネタバレ》 
惰性で観続けてきたシリーズではありますが、ここに来て「なかなか面白くなってきたな」というのが本音です。第1作目、2作目は、壮大な前フリ。革命軍のシンボルとなるヒロイン誕生ヒストリー(言わばエピソードゼロ)という位置付けであった事に気づかされます。あくまで本番はこれから。本作では反乱軍が、カットニスをジャンヌ・ダルクに仕立て上げるための広報戦略が物語の主軸となっています。今までのサバイバル・アクション要素は完全に鳴りを潜めました。ヒロインの八面六臂の活躍を期待していた観客にはお気の毒ですが、“リアル革命シミュレーション路線”の方が個人的には興味が持てます。次回作に“期待”としておきましょう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-30 18:57:30)(良:1票)
64.  ハングオーバー!!! 最後の反省会 《ネタバレ》 
酔っぱらって記憶喪失。どんな馬鹿をやったかを解き明かすお楽しみがあってこその『ハング・オーバー』でしょ!と言いたいところですが、実はそんなに違和感はありません。問題解決のために右往左往する物語の本質は変わりません。2作目にして様式のマンネリ感は否めなかったので、本作でのシフトチェンジは正解だったと考えます。動物愛護団体なら卒倒しそうな首チョンパから、驚天動地の天使の歌声あたり、冒頭の笑いの爆発力はシリーズ最高レベル。そのあとの展開は尻すぼみでしたが、ラストではきっちり泥酔乱痴気騒ぎ跡を見せてくれましたし、1作目の赤ちゃんの成長した姿も見られて嬉しかったですし、独身男アランも片付いたということで、シリーズの締め括りとして相応しい内容でありました。ただ、個人的な好みを言わせてもらえば、チャウというキャラクターが好きになれません。悪意のあるトラブルメーカーとしか思えず、イマイチ楽しめませんでした。同じ問題児でも『ポリス・アカデミー』の暴走族みたいに可愛げがあると許せるのですが。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-02-27 19:27:07)(良:2票)
65.  バッド・ティーチャー 《ネタバレ》 
自己評価80点の主人公は、幸せになるためには100点が必要だと考えています(足りない20点がおっぱい)。“優等生”ライバル教師は、手にしかけている幸せを脅かす主人公が気に入りません。それに勧善懲悪が好み。二重の意味で彼女を許せませんでした。そんな女2人の恋愛(?)バトルが、破廉恥に展開される本作。両者は一見正反対に見えますが、実はよく似ているところが面白いと感じました。こだわり屋・完璧主義者・努力家。空回りしているところまでそっくりです。この性質を正しい方向に活かせれば、幸せを掴むのはそう難しくないはずです。主人公の方は軌道修正が出来た模様。ポイントは満点じゃない自分を受け入れること(見た目が高得点なら、性格がマイナスでもお釣りが来ますもの。羨ましい!)。ライバル教師の方はどうでしょうか。異動先でもまた歯を剥いちゃうのかな。当初は『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックのような”悪い先生“を想定していたので、キャメロン・ディアスの洒落にならない毒教師ぶりにドン引きしました。笑って済ますには、タチが悪すぎます。でもそこはそれ、彼女のキュートさが見事に毒気を中和していました。なんという力業!女優力!小悪魔マジック恐るべし(もういい歳なのにネ)。コメディとしてはほとんど笑えませんでしたが、尺も短く手頃に観られるのは長所。ライバル教師が2008年に起こした事件とか、主人公のむさ苦しい同居人とか、劇中説明のない謎を想像するのが楽しいです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-15 18:58:00)
66.  バカリズム THE MOVIE
バカリズムコントの映画版。それ以外に評しようもありません。これを映画と呼んでよいかどうか微妙な気はしますが、自分は楽しめました。何度「くだらねえ」と突っ込んだことやら(ホメ言葉です)。個人的には津田主演の『(株)ROCK』が一番好きです。そして何よりエンディングの『バカリズム THE MOVIE音頭』の身も蓋もない歌詞に大笑いしました。バカリズムが面白いと思う方のみどうぞ。
[DVD(邦画)] 6点(2013-02-18 18:45:58)
67.  ハンナ 《ネタバレ》 
「心臓外しちゃったみたい」で拳銃ズドーン。その刹那、血を連想させる赤の背景に「HANNA」のタイトル。物語冒頭と末尾の2度繰り返されます。つまり獣も人間も、食糧も親の敵も、ハンナにとっては同じという意味。旅での交流を通じて、人間らしい心を手に入れたかに見えた主人公。果たして彼女の本質は、本当に何も変わっていないのでしょうか。枕を並べて少女と語った夜。約束の地グリムの家でマジシャンと交わした楽しい会話。それが無意味だったとは自分には思えません。養父と2人だけの生活では得られなかった何かを、旅を通じて少女は感じ取ったはずです。同じ台詞だとしても、同じ意味ではありません。いや、自分がそう思いたいだけなのかも。2つのシーン、彼女の表情に明確な違いは認められませんでした。言葉の裏に隠された彼女の思いとは一体何か。人の心を読むという作業は、実は自分の心をなぞる行為である事に気づかされます。ハンナという“人形”に、心を入れるのは観客自身なのだと思いました。観客を突き放した感覚が心地良い、スタイリッシュなサスペンス。でもお洒落だけが取り得ではない映画だったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-03 12:47:33)(良:1票)
68.  ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 《ネタバレ》 
飲酒系記憶喪失型謎解きミステリー的バカコメディ。今回は舞台をバンコクに移し、いつものトリオが例の如く“やらかして”くれます。前作が気に入った方なら、手堅く楽しめる定番スタイルの続編でした。個人的にはスチュのお相手が前作で既に結婚した(?笑?)彼女じゃなくて、ちょっとショックでしたが。他作品の感想でも繰り返し主張してきたところですが、コメディで重要なのは笑えるかどうか。これが全て。そういう意味では、少々行き過ぎた表現が散見されました。観客に引かれたらアウト。例えば指切断。本来はシャレでは済まない大惨事です。ところが、当人が後悔していないこと、真相写真のバカ加減で、腑に落ちてしまうのが素晴らしい。絶妙な匙加減でした。次は残された独身男、アランの番でしょうか。スチュに離婚をさせて、もう一回ってパターンもアリだと思います。次回も期待してますよ。
[DVD(字幕)] 6点(2012-07-01 21:04:37)(良:2票)
69.  阪急電車 片道15分の奇跡 《ネタバレ》 
兵庫県のとあるローカル線を舞台にした、ちょっとイイ話。個々の登場人物とその人にまつわるエピソードを、無理なく絡めた脚本はお見事でした。大変観易かったです。また、ほんのり優しい気持ちになれました。舞台設定が絶妙だったと思います。田舎のローカル線では顔見知りばかりで本作の趣旨には沿いませんし、都会の満員電車の中では『それでもボクはやってない』的な歓迎しない奇跡の方が起きてしまいそうです。また「衣食足りて礼節を知る」ではありませんが、自分に余力が無いと他者を気遣う余裕は生まれ難いもの。今津線を利用している人たちの生活水準がある程度高くなくては、このような物語は紡げない気がしました。(実際はどうなのかな?)もっとも本作で言うところの『奇跡』とは、単に人と人との繋がりを指しているだけの事。人と人とが触れ合うこと。あなたの人生の一部に私が書き込まれること。気付かない小さな奇跡は、私たちの周りに溢れているのかもしれません(ちょっとキザでしたか)。
[DVD(邦画)] 6点(2012-05-16 19:10:44)(良:1票)
70.  花のあと 《ネタバレ》 
北川景子の最初の素振りシーンを見た時は先が思い遣られましたが、殺陣はそれなりにサマになっていたと思います。なにより北川の美しい、いや美し過ぎる女剣士ぶりが自分的にはクリーンヒット。髪を下ろした胴着姿にウットリでした。勘解由との対決シーン。北川の動きをフォローする意味もあったのでしょうがカメラワークは酷かったと思います。あれではカタルシスを得られません。ただ、北川が相手から目線を外して心情を語る部分は上手いと感じました。あれで相手を油断させたのですから。物語の方はさすが藤沢周平原作。ツボを押さえたものでしたが、一番オイシイところを持って行ったのはヒロインの北川でも、ハンサム宮尾でもなく、食いしん坊甲本。第一印象が残念だっただけに、最後は殊更カッコ良く見えました。胃袋だけじゃなく、人間としての器もデカかった。甲本の好演でかなり助けられていると思いますが、如何せん北川の演技力が圧倒的に足りないのが厳しいところ。
[DVD(邦画)] 6点(2012-04-04 20:18:56)(良:1票)
71.  バイオハザードIII
Tウィルスにより死滅した文明。荒涼とした砂漠をひた走るタンクローリー。まるで『マッドマックス2』の世界観です。かの名作と比べてみると、本作に足りないものが見えてきました。それは“食と水”。飢えと乾きを伝えてこそサバイバルの緊迫感が伝わってくる。その処理が本作は甘いと感じます。困窮した様子が窺えません。例えば缶詰の配給場面。「君はキャットフード」と冗談をいう件は、ドッグフードを犬とジャイロが奪い合う『マッドマックス2』の有名シーンを思い起こさせます。どうせなら作品世界の空気感を見習って欲しかったところ。主役の能力を飛躍的に向上させたことも危機感を感じ難くしている要因のひとつです。ただ、本シリーズが目指す路線を考慮するなら、これくらいライトな仕上りで問題ないのかもしれません。ミラ・ジョヴォヴィッチも精悍な顔つきが出来るようになりました。これでアクションシーンが多ければ尚良かった。結末は随分風呂敷を広げた感じがしますが、続編は大丈夫なんでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-12 19:11:37)
72.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 
本シリーズで最も配慮すべきは、ジャック・スパロウのキャラクターを活かすことだと思います。それに尽きるといっていいかも。そういう意味で、本作はつくり方を誤った気がします。前作の流れ上仕方が無いとはいえ、物語開始から30分間、主役が全く顔を見せないのは問題アリだと思います。さらに1作目と違い、アクの強い作風へシフトしていることも彼の活躍の場を奪っている要因だと思う。それでも前作は、アトラクション性とコメディパートが優れていたため、楽しむことが出来ました。しかし本作はどうでしょう。痛ましい描写ばかりが目立ち、楽しくない。冒頭の絞首刑シーンに必要性を感じません。殺伐としたアクションではなく、ダイナミックで見応えのあるアクションを。複雑でもの悲しい物語ではなく、シンプルでワクワクする冒険譚を望みます。クラーケンも出して欲しかったな。クライマックス、大渦巻きの決戦が面白かったので、どうにか6点は確保しましたが、満足度では前2作に及びませんでした。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-03 18:29:13)(良:2票)
73.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
本家ディズニーランドのアトラクション『カリブの海賊』にどれほどの初期設定があったのか存じませんが、映画用にイチから設定を考え、物語を組み立てたのだとしたら、なかなかのモノだと思いました。呪われた海賊、連れ去られるヒロイン、金貨の秘密。冒険モノの定番をしっかり押さえています。そして何と言ってもジャック・スパロウ。この人気キャラクターを生み出したことが、シリーズ化されるほどヒットした最大の要因でしょう。悪者をファミリー映画の主役に据えるのは難しいこと。イイ奴じゃなきゃ観客は好きになれない。でもイイ奴は悪いことなんかしない。この矛盾をどう処理するか。本作では「いい加減な奴」という要素でクリアしています。アニメで言えばルパンⅢ世。日本のタレントなら高田純二のようなキャラ。ちょっと違うかな(笑)いずれにしても、「なにか憎めない」という称号を手に入れたキャラクターは強いです。本当はもう少し高い点数を付けたいのですが、アトラクション性がやや弱いと感じたのでこの点数で。
[DVD(字幕)] 6点(2008-02-27 19:58:43)(良:1票)
74.  ハムナプトラ/失われた砂漠の都 《ネタバレ》 
日本語吹替えを担当した声優さんが上手だったのか、裏切り者がそんなに悪い奴に思えなくて。根っからの悪人というよりも、単なるお調子者。だから、悲惨な結末をを与えたのは、少々可哀想な気がしました。お仕置きにしてはキツ過ぎたかなと。冒険映画のお約束がちゃんと守られていたので、安心して観ることが出来ました。TV地上波吹替えにはもってこいの作品。
[地上波(吹替)] 6点(2008-01-27 21:10:51)(良:1票)
75.  バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 《ネタバレ》 
17年といえば2昔弱前。当時を過ごした人にとっては懐かしく、そうでない若者にとっては目新しい。何時の時代もそうですが、少し前の文化風俗は笑うには丁度いいネタ。バブル経済崩壊の後遺症が癒えつつある今、本作のような作品の登場は必然だった気がします。プロットは極めてオーソドックスな「タイムトラベルもの」。ですから安心して楽しめる。バブルのノリそのままにライトに仕上げています。ドタバタも面白かった。ただし、オチの付け方は全然ダメでした。正直キライです。“今”を完全否定したエンディングだから。確かに国の財政破綻は目の前。地獄の淵にいるのかもしれない。でもそれは明日の話。これから変えられる。変えなきゃならない。それに景気低迷の中、必死に生きてきた人たちの苦労が報われない。フィクションだからと受け入れるには、17年間は長すぎる。リアル過ぎる。やはりタイムトラベルの“お約束”は大事です。通達阻止は叶わず。バブル崩壊は食い止められなかった。でも伊武は失脚みたいな流れなら締まったと思います。広末が序盤に手にした200万円で、彼女は当面の借金生活から開放される訳ですし。それくらいのご褒美で十分だと思いました。本作は一見、能天気なハッピーエンド。全てが丸く収まったよう。でも発想は後ろ向き。自分は手放しで喜べませんでした。
[DVD(邦画)] 6点(2007-11-30 21:29:31)(良:4票)
76.  ハサミ男 《ネタバレ》 
原作既読。とは言いつつも、随分前に読んだので細かい部分はすっかり忘れていました。ですから物語自体は新鮮に楽しめました。ただし、本作の目玉である“仕掛け”については忘れるはずがない。どう表現するのかと案じていると、冒頭から麻生とトヨエツの並び立つ姿が。「なるほど、そう来たか!」という感じ。でも考えてみれば、この方法以外無かったとも言える。あとはいかに観客に対してフェアに(嘘をつかずに)、かつ無理なく物語を進めていくかを注視することになります。この点については十分満足。ヒントも小まめに出ていましたし、致命的に不自然な描写は見受けられませんでした。繊細な気配りが感じられました。麻生久美子もこういう役にはうってつけ。トヨエツもいい感じ。キャストについて不満はありません。画の質感も好き。ただしBGMは趣味じゃない。それにネタバレ以降の展開がまどろっこしい。主人公のパーソナリティについて、カタをつけないといけないのは分かります。でも言い訳がましい。個人的には、父親の代わりに殺した娘の人格と今後はやっていくというのが面白いと思いました。
[DVD(邦画)] 6点(2007-07-15 18:41:32)(良:1票)
77.  ハービー/機械じかけのキューピッド 《ネタバレ》 
車が感情を持つ設定は面白いですし、それに説明が無いのも気にしません。ただ、物語の主軸をレースにするのであれば、ハービーの自走能力は不要と感じました。主人公の存在意義が薄れますし、勝利の感動も生まれ難いから。競技性の無いストーリーのほうが良いと思いました。5点…と締めてもいいのですが、せっかくなので面白解釈(妄想)をひとつ。ポイントは、“ハービーはスペシャルなのか”ということ。少なくとも唯一無二の存在ではありません。ハービーの彼女?も自走していましたし。この事から“全ての車は感情を持っているし自走もできる。”という仮説を立ててみましょう。車たちはその事実を隠しているだけ。『トイストーリー』と同様の世界観です。だとすると、ハービーは単にルール違反をしている無法者か。レースのライバルカーたちは、「俺だって好きに走らせてもらえれば、負けねえのによ。」と内心歯軋りしていたのでは。カークラッシュショウの車たちは、異端者への制裁に快感を覚えていたかも。ハービー「やあ、そこのマブイ彼女、ハイオクしない?」イエロー(彼女の仮名)「そんな、わたし困ります。」ハービー「大丈夫だって。夜中なら誰も見てないし。」イエロー「でもお父さんに怒られるもん。」こんな会話があったかもしれない。あるいは、かつて車たちはみんな自己主張をしていたのかも。それを認める大らかさが人間側にはあった。でも利益を追求するようになった人間は、彼らを認めないようになり、やがて車たちも口をつぐんでしまった。人間と車が共生していた世代の生き残りがハービー。つまり彼はラストサムライ。こんな想像も出来てしまいます。それを許してくれる作品は好き。なので+1点でお願いします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-01 18:29:18)(良:1票)
78.  パージ:エクスペリメント 《ネタバレ》 
原題はThe First Purge。シリーズ映画でよくみられるエピソードゼロ(前日譚)的性格の作品ですが、日本公開時には『エクスペリメント』なる邦題が付されました。確かに邦題の方が内容を類推し易いかもしれませんが、正直余計なお世話だったと思います。映画をご覧になれば分かるように最初に実施されたパージは、実験とは名ばかりの捏造で、それはもう酷い有り様でした。不正に対する憤りは本来アメリカ政府に向くのが筋ですが、それ以前に観客は邦題に騙されたと感じてしまうのです。そんなタイトルは付けるだけ損でしょう。配給会社が下手な邦題で足を引っ張ったパターンと考えます。もっとも、原題のままなら楽しめたかと問われると話は別で、可もなく不可もない一般的なクライムアクションでありました。本シリーズは設定にツッコんだら負けなのは承知していますが、一体何をもって実験は成功したと宣言していたのか謎であります。
[インターネット(吹替)] 5点(2022-06-23 20:23:19)
79.  ハウス/HOUSE(1977) 《ネタバレ》 
これは攻めました。攻めましたねえ。真剣を滅多矢鱈に振り回している丸裸の大林監督の姿が目に浮かびました。裸ですから防御力はゼロ。しかしながらその剣圧は凄まじく、外野の小言など物ともしません。これぞ狂気の沙汰。いや攻撃は最大の防御なり。一見支離滅裂ではあるものの(バナナってそんなバナナ)、筋立ては明快で芯が通っており、どこを切り取っても完璧に『大林宣彦』印なのは流石であります。監督の映画にかける情熱と、小林亜星の大玉スイカと、紀世彦の極太もみ上げと、妖しく光る猫の目と、クンフーちゃんのさわやかヒップと、ガリちゃんのサプライズヌードと、池上季実子譲の極上エロスで、(主に後半の要素で)最後まで画面にくぎ付けでした。もっとも、これ程やりたい放題が出来るのは、名のある監督だからこそ。『踊る大捜査線』の和久さんではありませんが、正しいこと・やりたいことをしたいのであれば、偉くなるしかないのは道理です。一応『ホラー』にカテゴライズされるのでしょうが、シュールコメディであり、エログロであり、音楽映画であり、反戦ドラマありで、要するに唯一無二のオリジナルテイスト。邦画史上類を見ない怪作なのは間違いないでしょう。映画ファンならば、教養のひとつとして必ず観ておくべき作品と考えます。ちなみに私は黒沢清監督の『スウィートホーム』とごっちゃになって、既に観た気になっていたので(同類のうっかりさんは)ご注意ください。なお採点は放棄しています。
[インターネット(邦画)] 5点(2020-08-20 12:26:48)
80.  パージ:アナーキー 《ネタバレ》 
暗視ゴーグルのアドバンテージだけで、防弾チョッキひとつ身にまとわず「狩り」を愉しむ富裕層って、どんだけアホやねんと。絶体絶命の大ピンチに正義の味方が颯爽と現れて助かるなんて、そんな脚本よく通したなと。基本ウソだらけの映画ですが、一番の大嘘は人が人を好んで殺すという点と考えます。人が殺人を嫌うのは、殺したくないし、殺されたくないから。種の衰退に加担する行為を忌み嫌うのは自然の摂理です。それは富裕層とて同じこと。机上の理論は、悪意に満ちた偏見でもありました。貧困層が殺される側に甘んじる設定にしても同じこと。全ての犯罪が罪に問われない“人生一発逆転タイム”にただ逃げ隠れするだけなんて、ご冗談でしょう。
[DVD(吹替)] 5点(2017-05-15 22:25:35)(良:3票)
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