1. バンド・ワゴン(1953)
気難しい役をすることも多いのがエレガントなアステア。 この映画はむいていない気もした。 ダンスは素敵でみんな楽しそうに踊っているけど、はたで見ながら一緒に楽しめないのは退屈なストーリーのせいかな。 ザッツ・エンターティンメントに使われ、それだけでワクワクしたものだけど、この映画時代はワクワクできなかった。 三つ子は文句なしに楽しかったです。 [地上波(字幕)] 3点(2021-05-03 22:01:03) |
2. パンチドランク・ラブ
とっても長く感じたのは退屈だったから。 アダム・サンドラーらしからぬ役柄でしたが、少しも魅力も感じず、かといってどこか面白そうで惹かれるような部分もないというのは致命的でした。 同じように航空会社のマイレージで文句をいう映画「ディエット」のポール・ジアマッティには、共感はできないけれど切れるキャラに興味を持ったので、近寄りたくないけど、遠くから見ていたいような楽しさがありました。 こちらのアダム・サンドラーの切れ方は近寄りたくないし見ていたくないという感じでした。 見終わって怒るほどでもないので3点。 大きなスーパーに並んでいた大量のクッキーモンスターのパッケージのお菓子は印象的でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-03-03 08:10:37) |
3. ハロルドとモード 少年は虹を渡る
映画には面白かったけど好きじゃ無かったり、それほど面白いと思えないのに好きだったり、人を好きになるのと似ています。 この映画は面白さもあまり感じず好きにもなれない映画でした。 カルト映画としてなかなか見ることが出来ない映画でした。動画サイトに登録してやっとみられることが出来たけど見なくてもよかった映画でした。 自分ならではの価値観のある人たちがいろいろでてきて、主人公の母親、主人公の3人目のお見合い相手など、脇役のキャラは確信犯的な楽しさがあるから、もっと見ていたいと思えるのに、主人公のふたりのわがままは苦手なわがままでした。 年齢差のある男女の心の結びつき、もっと面白く楽しく描けるのではと思ってしまいました。 最低映画と言われている「死霊の盆踊り」の方が、まだ変なもの見ちゃった的な楽しさがあるだけまし。 わき役たちの楽しさで2点。キャット・スティーブンスの曲も、この時代の彼の曲としては出来がいいとは思えなかったです。 [インターネット(字幕)] 2点(2016-12-16 09:17:22) |
4. バイオハザード ディジェネレーション
ゲームは4までしかプレイしていないし、特に作品自体に思い込みはないのでホラーバイオレンス映画としてのフラットな感想を言うとスリルがなかったです。それとゲームの映像を見せられ続けている感が否めなかったです。それでも飽きずに見れました。どんな人がこの映画に対して強い思い込みを感じるのだろなあとか思いながら見ていました。 [地上波(字幕)] 4点(2010-09-26 16:06:15) |
5. ハンサム★スーツ
《ネタバレ》 以前、「自分はハンサムに生まれたくて生まれてきたわけじゃない」と泣いていた知り合いがいました。ハンサムゆえにもて遊ばれてしまうことが多くて落ち込んでいたようですが、それってハンサムだからだけじゃないと思います。この映画に似たものを感じました。塚地、大島の2人は、そのタイプが好きな人にはもてる人たちです。もてない役柄にするならもっと徹底しないとつまらないです。サンテグジュベリの童話に「大切なものは目には見えない」とあるけど、見た目で人を判断するという解釈とは違うのだなあとこの映画をみて改めて思いました。「街の人の小さな幸せ」をカメラで撮るシーンは、どこか違和感を感じてしまいました。怒るほどでもないけど、80年代の名曲が安っぽく聞こえてしまう映画でした。 [地上波(邦画)] 4点(2010-02-14 16:59:27) |
6. 8 1/2
《ネタバレ》 30年以上前に見たときは大団円の華やかさに圧倒されましたが孤独を感じることはありませんでした。いま見て「人生は祭りだ」と言い切ってしまうことの寂しさと開き直った明るさにシンクロしました。死んでしまってもいいさ、どうせ祭りは終わるもの。そんなことを考えてしまいました。ラスト近くでの崩壊寸前の夫婦の会話で生きるということを垣間見た気がしました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-10-18 14:15:27)(良:1票) |
7. バード(1988)
イーストウッドの映画とは相性が悪いので、この映画も最初のうちは時代設定と音楽以外は面白くなかった。フォレスト・ウィッテカーの迫真の演技とともに途中からは、どんどん引き込まれていった。映画が終わってからチャーリー・パーカーのCDを引っ張り出して映画で見た背景を思い浮かべながら聴き続けてしまった。また見ようと思った。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-07-18 07:42:13) |
8. ハプニング
《ネタバレ》 激しくネタバレです。実際の時間より映画が長く感じた。植物が細菌?を風でまき散らし、その風に当った人が自殺衝動に駆られていくという話だけど、いかんせん怖くない。スティーブン・キングの「ミザリー」でキャシー・ベイツが「崖っぷちで鷲が飛んできて助けられるような都合よく危機から逃れる話なんて面白くない」と言ってナタを振り下ろしたけど、あまりにストーリー展開が都合よすぎる。主人公以外の風に当った人たちがバタバタ死んでいくのだが、主人公たちはなんらかの理由で毎回助かる。ただひとつ非常に怖かったのは試写会を出るところで後ろから「楽しかった。あっと言う間に終わったなあ。もっと色々な方法での自殺を見せればいいのに。人が死ぬのを見るのって楽しい」と話している声が聞こえたんで、チラリと見たら若い男性がニヤニヤ笑いながら話していた。映画より、ずっと怖かった。 [試写会(字幕)] 2点(2008-07-18 07:37:35)(笑:3票) |
9. パパにさよならできるまで
《ネタバレ》 生意気な子供というのはむかつきもしますがかわいいものです。この映画の主人公は何故か生意気なだけでかわいくはありません。監督は「星の王子さま」のような子供と大絶賛しているそうです。たしかに顔立ちは「星の王子さま」みたいでかわいいのですが、やっぱりかわいくない。そのせいか父親が死んだのを理解できないで意地をはっている子供に同情できませんでした。もしかしたら、この子供は、大人目線で描いたかわいそうな子供かも知れないと思いました。こしゃまっくれて大人みたいな子供じゃなくて、ある種の大人が描くであろう子供なんです。いたずらして怒られたあげく「ライカ犬よりまし」とつぶやく「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」のしょうもない悪ガキでさえあれだけかわいいのに。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-07-10 16:44:36) |
10. バートン・フィンク
《ネタバレ》 妄想なのはわかっていたけど見終わってから、すっきりしない部分が多くて検索しましたが、たんに脚本が書けないプレッシャーによる妄想なだけどトリックがないみたいでした。「マルホランド・ドライブ」の時は、トリックだらけで何度も見てもわかんなかったり、惹かれていったりしましたが、この映画は1度でいいかなと思いました。自業自得の妄想のような気がしました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-07 05:39:17) |
11. バティニョールおじさん
《ネタバレ》 ジェラール・ジュニョがすごく良かったです。「セントラルステーション」同様に、本人が望んでいたわけではないのに巻き込まれてしまい、しかたなく子供を助けるのですが、逆にそこのところが良いと思います。こういう巻き込まれ型おせっかい映画大好きです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-05 03:56:10) |
12. パラサイト
ジョシュ・ハートネット、イライジャ・ウッド、サルマ・ハエックなどなど、その後有名になる俳優がたくさんでていて見応えがあるB級映画です。パイパー・ローリーやアッシャーまで出ていて俳優の豪華な顔見せだけでも楽しめます。 見たのを忘れてまた見てしまいました。面白い割りに印象が薄いです(^^;) [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-06-16 16:13:38) |
13. 初恋(2006)
好きな人のためなら悪いことでもするというのはいいのですが三億円事件と初恋の結びつける必要があるのだろうかと思いました。プラトニックな関係がやるせなさを残していて良かったです。ずっと宮崎あおいは上手だと思っていたけど、困った顔が、どれも同じシチュエーションに見えてきました。「フラニーズ・フィート」での上手さは特別だったのでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-05-18 03:57:17) |
14. ハード キャンディ(2005)
《ネタバレ》 これはコミカルなスリラーです。ロリコンやショタコンはかわいそうだなあと思いながら少し同情しながら見ていました。映画はところどころ笑ってしまいますが、ラストで殺さなかったところもいいと思います。もっとも共犯の男性は自殺に追い込んだという言葉が出てくるのでコメディにはなりきれませんが、楽しい映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-05-04 07:44:09) |
15. ハッピー フィート
CGがかわいくて、ときにリアルで楽しみながら見ましたが、限りなく印象に残らない映画でした。追記 見たか忘れて再び見てしまい、見ていてみたかどうか、やはりわからなかったので、このサイトで自分が評価しているか確認したら納得するコメントでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-04-25 07:55:41) |
16. パフューム/ある人殺しの物語
《ネタバレ》 最初に処刑場に引っ張り出されるシーンとラストの同じシーンで服が替わっています。ラストのシーンは処刑前に自分に香水をかけ、最後の夢を見させたのだろうかと思ったりもしました。「マルホランドドライブ」の主人公の夢みたいです。どちらにしろ残酷さより主人公の孤高さに魅せられてしまいました。自分の孤独にさえ気がつかないくらいのストイックさに泣けました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-04-15 02:49:02) |
17. パーマネント・バケーション
全体に漂う倦怠感も、BGMの不協和音も面白かったです。会話に間が空くのですが、タイミングのズレがいまひとつな気がしました。アキ・カウリスマキみたいな間の空き方は微笑ましくて好きなんですが、ジャームッシュは口の端を上げるような感覚です。説明できないことを説明したかったという台詞好きです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-15 03:11:25) |
18. 麦秋(1951)
《ネタバレ》 何度も小津の映画を見ては見返していますが、これが一番好きです。いつも耐えている風情でほほえんでいる原節子も魅力的ですが、幸せそうにほほえんでいる原節子って少しだけいじわるそうな笑顔に見えて魅力がさらに増している気がします。杉村春子も本当にかわいくて見ていて口の片端が上がってしまいました。中でも一番好きなのは結婚に行き遅れた原節子と淡島千景のほほえましいやりとり、テーブルをはさんで「やったなー」「やったわよ」の応酬。よく友人と真似をして遊んでいました。大好きなシーンです。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-06-18 03:13:20) |
19. バベル
《ネタバレ》 決して好きなタイプの映画ではないのですが、とても楽しめました。微妙なタイミングで人生を狂わされてしまった人たちの悲劇です。子供を殺害された親の「あと数分ずれていたら、あと数メートル違う場所にいたら、子供は死なずにすんだ」という言葉を思い出しました。人生なんて数秒のタイミングで変わってしまうのだろうと思いながら見ていました。あと数㎝窓から離れていたらケイト・ブランシェットは怪我をしなかったかも、母親の自殺を見ずにすんだら菊地凛子の精神は別の方向に動いていたかも、ジャッカルがいなかったらモロッコの子供は何事もない人生を歩んでいたかも。そんな人たちが微妙につながっていきます。一番、印象的だったのはメキシコで預かった子供達を助けるために砂漠を歩く乳母のシーン。何故子供を置き去りにしたと問われ、不法労働が発覚して強制送還になってしまいます。みな悪意から他人を傷つけてしまったわけじゃないのに、結局、罪を犯してしまいました。悲しい人ばかり出てくる映画でした。 [映画館(字幕)] 7点(2007-05-04 22:33:26) |
20. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 前作同様に長い小説をそのまま詰め込んだ感じです。映像は面白いけどストーリーは穴だらけ、大人からみると納得いかず子供からみると説明が足りず、なんとも不満の残る映画だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-16 04:58:40) |