1. 白昼の通り魔
《ネタバレ》 白昼の通り魔が誕生して終焉を迎えるまでの物語なのだが、後半からシノと先生と(英助と)の愛憎にシフトチェンジしたのは、ちょっと退屈だったかなぁ。 しかし、何人もの被害者を生み出す「白昼の通り魔」というタイトルですが、英助、シノ、先生、そして源治の愛憎劇のみで構成された脚本は、凄いなぁ。些かタイトル詐欺なんじゃないかなぁ?とも、思えるんですが。 序盤、オープニングタイトルがしつこい目に登場する演出は、怖かった。 [DVD(邦画)] 6点(2019-03-30 02:25:49) |
2. バーニング
《ネタバレ》 トム・サヴィーニの特殊メイクが絶大な効果を生んだだけの映画。 とはいえ、カヌーの上での皆殺しシーンは圧巻。 そして、アルフレッド君。のぞきはアカン。絶対アカン。見晴らしの超悪い場所へ逃げるのも、アカン。 [DVD(字幕)] 5点(2018-11-07 03:02:40) |
3. ハーモニー(2015)
《ネタバレ》 クソみたいな物語世界の管理社会のせいか、脚本家の稚拙さなのか、そもそもの原作がクソなのか、は、わからないが、キャラクターの魅力の無さと「意識高い系」っぽい空気が、兎に角ハナにツイてしんどい。青臭いを通り越して、なまぐさい。かなり美麗でハイクオリティなアニメーションだとは思うんですが… 「屍者の帝国」といい今作といい、伊藤計劃とはどうやら相性が悪いみたい。 [DVD(邦画)] 2点(2016-12-19 03:34:14) |
4. バケモノの子
大人と子供の両方の目線で紡がれている、物語のバランス感覚が何しか珠玉である。 誇りのある年の重ね方…が、出来ているか否かを問われると「スンマセン出来てません」としか言えない不甲斐無いオトナだが、その不甲斐無さの襟を正さねば遺憾なぁと、細田監督にやんわり説教されたような気がする。(監督、私より年下なのになぁ…ますます不甲斐無い) [DVD(邦画)] 8点(2016-03-05 01:56:40) |
5. ハンガー・ゲーム2
この作品のキモでもあるデスゲームの意味合いが、どんどんどぉでもよくなり、そしてオザナリになっているような気がしてならないなぁ。私の消化能力が乏しいせいかしらんが、広いのか狭いのか、深いのか浅いのか、悪い意味でハッキリしないアヤフヤな世界観も、どうにも気持ち悪い。 三部作(?)の橋渡し的なツナギ作品だから気ィ抜いて作ってます、っていう緊張感の無さがビンビンに伝わってくる。 三作目(最終章)でどれだけ面白かろうが、これじゃあ及第点以上は望めないカンジですね。 [DVD(字幕)] 4点(2014-09-06 02:26:13) |
6. ハンガー・ゲーム
《ネタバレ》 グラフィックや登場人物だけに力を入れすぎて、システムやゲーム性がオザナリになった洋物クソゲーの風格である。 私がプレイヤーなら「ルールが途中でコロコロ変わるとか、クソゲー過ぎてやってらんねぇ!」とか絶叫し、フィールド内をティッシュ片手にフルチ○ダッシュ!とかやらかしそうだが、運営側から着衣していないプレイヤーに対する制裁として理不尽なモンスターなんかを投入されちゃうんだろうなぁ。 って言うか、そもそも年齢制限で引っかかるやん私。 [DVD(字幕)] 3点(2014-08-29 04:09:15)(笑:1票) |
7. パシフィック・リム
《ネタバレ》 メカ、怪獣、アクション、設定など、細部に亘る監督のコダワリが、私の内なるオタク心に火をつけた。というか、すんごい燃えた。「パイロット二人のココロを合わせて戦う巨大ロボとか、ギガンティック・フォーミュラみてぇ!」と思った私は、少数派だろうか。(明らかに少数派だよ) [DVD(字幕)] 9点(2014-07-14 03:23:34) |
8. ハロウィン(1978)
《ネタバレ》 居るのか居ないのかハッキリしないマイケル・マイヤーズの薄すぎる存在感が、この映画のキモでもあり難点でもある。 しかし、その希薄すぎる存在感とはウラハラに、気味の悪さは充分。 蛇足ですが、しかし、マイケル・マイヤーズ君さぁ。絶対、ファミレスとかで注文忘れられるタイプですよね。存在感が最後まで、薄すぎる。そんな彼を実社会に出さずに隔離を提案し、ラストのオチまで持っていったあの精神科医は、ひたすらグッジョブです。 [DVD(字幕)] 4点(2014-03-05 04:04:51) |
9. 吸血鬼ハンターD
《ネタバレ》 なんで芦田豊雄に任せたのかは存じませんが、とにかく菊池秀行っぽくない。 そして、Dが喋り過ぎ。一言二言以上の台詞が似合わないキャラクターなのに、二行以上の台詞は駄目でしょう。 動画や美術のコダワリが悪くないだけに、色々と惜しい。 [ビデオ(邦画)] 4点(2014-02-14 00:47:26) |
10. 白蛇伝
「アニメ作品」というジャンルに芸術性を見出せ難い時代に、よくぞここまでの作品を産んでくれたと感謝したくなるような、アニメの母といって過言でない作品。50年以上前の作品という事で、やはり古さを感じますが…この美術、音楽のポップさは素晴らしいですね。動画も躍動感があり、コミカルで可愛い。 しかし、私的には「声優を二人でまかなう」というのはイカガなものかと思ってしまった訳ですが。や、見事でしたが。 蛇足ですが、日本初のカラーアニメとの事ですが、実は世界初の「アニメキャラクターとしてパンダ登場」だそうです。 [DVD(邦画)] 8点(2013-02-21 05:06:04) |
11. パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻
《ネタバレ》 洪水、台風といった天災に対し、必要以上にドキドキしていた頃を思い出す。…って、今でもちょっと興奮してるか。私。 [DVD(邦画)] 6点(2013-02-13 22:53:06) |
12. パンダ・コパンダ
《ネタバレ》 「パンダが人間みたいに動いてるー!!!!」と、子供の心をつかめさえすれば、この映画は大成功なのだと、「パンダが通勤しとるー!!!!」とウケてしまったオッサンの私は思った。 [DVD(邦画)] 7点(2013-02-13 22:49:07) |
13. ハスラー
《ネタバレ》 負けが込んで来たときに、洗顔で仕切りなおして流れを変えたミネソタ・ファッツがカッコ良過ぎ。 対して主人公エディ君は、引き際を逸するわ、酒に溺れるわ、セックスに逃げるわ、場末のプールで指を折られるわ、というテイタラク。彼、賭け事に向いていないんじゃあないかな。 博打打の悲哀を描いた、という点には評価できるけど、残念なまでに野暮ったい。 [DVD(字幕)] 5点(2012-12-31 23:41:44) |
14. パラノーマル・アクティビティ3
《ネタバレ》 例のシーン、見えざる元凶「トビー君」が、リビングにある家財一式を漏らさず天井で持っていたのかと想像すると「グッジョブ、トビー君!超びっくりした!」と、私は言わざるを得ない。 十分に怖かったのだが、あのトビー君の妙技・キャメルクラッチのシーンは、いったいどう撮ったのだろうか…めっさやわらかい俳優なのかな。 [DVD(字幕)] 7点(2012-12-25 04:12:35) |
15. パラノーマル・アクティビティ2
《ネタバレ》 「待て、ケイティ!ハンター坊やを何処に連れて行く気だ!…そうか、お前、食う気だな?」と思った。 恐らく、素晴らしき魔族の戦士として鍛え上げるつもりなのでしょうが、一応ボケときます。 [DVD(字幕)] 4点(2012-07-01 00:14:35) |
16. ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
《ネタバレ》 破綻しそうで、ギリギリセーフという、稀代のバランス感覚を持った良質コメディでした。とりあえず…あの精神安定剤は、素晴らしい助演。しかも脱衣率100%という優れもの。あの薬学部のカレ、天才なのかも。 [DVD(字幕)] 8点(2012-06-05 23:58:43)(良:1票) |
17. 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星
《ネタバレ》 気になった点は…今作にエドの「誰が豆粒ちんちくりんチビだゴルァ!」的な台詞が無かったのは、なんでだろうか…という点。なんか、深い意味があるのだろうか。もしかして、主題歌を唄っている「チビだけど男前」なヴォーカリストに対しての配慮だろうか。そんな配慮は要らんから、もちっと「鋼の錬金術師」という原作に対しての配慮、そして観賞者すべてに対しての配慮を要す。 その配慮を欠いたムードに加えて、音楽・脚本の「畑違い」が原因と思われる不協和音が参戦し、非常にバランス感覚を欠いた力のない作品になったような気がします。 [DVD(邦画)] 3点(2012-03-03 01:17:24) |
18. 橋(1959年/ベルンハルト・ヴィッキ監督)
かわぐちかいじと安彦良和が対談していた時に、かわぐちかいじが推していた戦争映画だったので、鑑賞。 うーむ。私にとって「西部戦線異状なし」と「きけわだつみのこえ」に並ぶ、戦争映画の傑作でした。 蛇足ですが、故事の「尾生の信」を思い出しながら鑑賞していました。誰も溺死はしていませんが。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-23 01:40:27) |
19. パラノーマル・アクティビティ
《ネタバレ》 不可視で禍々しいものが、確実に生活を侵食していく一部始終を、この上なくシンプルに描き切った傑作。 ケイティ(侵食中)の何時間も枕元に立ち尽くすシーン。ケイティ(侵食後)がミカの死体をクンクンと嗅ぐシーン。そして、ラスト一分間の暗闇に居座る奇妙な効果音が、異様に怖かった。 勢いに任せて、DVD特典【もうひとつのパラノーマルアクティビティ】も、鑑賞。こっちのエンディングは、ハッキリ言ってイマイチ。 そして、蛇足ながらDVD特典「稲川淳二と観るパラノーマルアクティビティ」をも、鑑賞。作中のミカの如く、こっちは完全に悪ノリといってイイ蛮行。作中、イナジュンが何度「こわい」と言ったか数えようとして、断念。 [DVD(字幕)] 8点(2010-11-01 03:30:35)(笑:1票) |
20. 蝿男の逆襲
《ネタバレ》 モントリオールを恐怖のどん底に陥れるような作品を勝手に期待していたせいか、この作品には肩透かしを食らいました。 今回は転送装置も主人公も無事に生還できたので、生物を転送するという無茶さえ避ければ、この装置で物流革命を起こせますね。彼ら。 明らかにオーバーテクノロジーですけど。 [DVD(字幕)] 4点(2009-07-09 09:36:36) |