1. ハート・ロッカー
《ネタバレ》 主人公が「定年まで勤め上げて晴れて自由の身になったけど、家にいてもやることがなく奥さんに邪魔者扱いされる。ああ、こんなことなら仕事してた時のほうがよっぽどよかった」っていう、よくいるリタイア後のサラリーマンとダブって見える。戦争映画というより自分の中での仕事のウェイト(生きがい、存在価値)と、それを家庭と天秤にかけたときあなたはどうしますか…ってことを考えさせる映画なんじゃないのコレ。 戦場に嫌気がさしたサンボーンが息子が欲しいというシーンとか、爆弾を体に巻き付けられた男が家族のことを延々しゃべって命乞いしてるシーンなど、振り返ってみると「家族」というキーワードがあちこちで見られたように思える。主人公自体も、任期が終わって家に帰れば優しい夫や父親をちゃんとやれてるし、奥さんを侮辱されたらブチ切れるなど、家族に対して確かな愛情を持っていることは見受けられる。でも仕事とどちらを選ぶかとなると話は別。仕事場が戦場で死の危険がついて回る爆弾処理という仕事をしているから異常に見えるだけで、こういう人は割とどこにでもいるんじゃないか。金型職人とか調理師を主役にしても同じような話は作れたと思う(面白いかどうかは知らない)。 「仕事」っていう視点でみて面白かったのは、人間爆弾発見後に主人公のすることが何もかもうまくいかなくなるくだり。私もおぼえがあるけど、いい仕事ができる時って心の中は無、頭と体が勝手に動いて適切な行動をとってくれるような感覚がある。「お客様に最高の商品を」とか高尚なこと考えちゃうと100点満点中60点の仕事を量産することになってしまう。物語後半はあるあるネタとして楽しませていただきました。 [DVD(字幕)] 8点(2017-07-19 08:09:42)(良:1票) |
2. パール・ハーバー
厚かましい。 0点(2004-12-08 20:03:00)(笑:1票) |
3. ハウルの動く城
話がわけわからん。ストーリー展開に脈絡というものが存在しない。キャラクターは魅力的だった。あれだけ心配された木村拓哉は映画の中には存在しなかった。というより今回のキャスティングは大成功だったように思う。問題はそこじゃない。キャラたちはよくわかんないままに仲良くなって、泣いて、悩んで、お互いを好きになってる。なんか長い時間をかけて出来ていくものがあっという間に出来上がっていって、それが当たり前のように振舞う姿は疑問符の嵐だった。そこが最大の問題だった。 何度もスクリーンから目を離し、その脇に消火器が置いてあることに気づき、早く終わらないかな~なんて宮崎作品では一度も抱いたことのない感想がわいてきた。これ、「戦争」をテーマに加えてしまったことに原因があるんじゃないか。悲惨な状況を描いておきながら、なぜハウルとソフィーだけが嘆き、憤るのか。なぜあんなにも簡単に終わらせられる戦争だったのか。今の世界を見れば冗談で済まされないことは一目瞭然じゃないか。いままで人の力でどうにも出来ないテーマを選んで、あえて完璧な解法を示さず観客に問題提起してきたんじゃないのか。悲しくて仕方なかった。 そんな中で救われたのは、主役二人が抱き合うなか、ながれはじめた 主題歌。ものすごく感動した。谷川俊太郎はやはり偉大だった。♪涙の奥に ゆらぐ・・・ 3点(2004-11-21 19:03:10)(良:1票) |
4. バイオハザード(2001)
《ネタバレ》 (原作と比べながら評価したいと思います)まずまずです。原作は3しかやったことないんで、詳しいことは知りませんが、イージーモードをクリアするのが精一杯でした。「怖さが足りない」とか、「ハリウッド風味にアレンジされすぎ」とか言われそうですが、ゲーム通りの怖さで作られた日には予防注射も受けられなくなります。最初あんだけ人がいたのに最終的に独りぼっちになってエンディング、ってシナリオも原作の「一人で戦わなきゃなんない恐怖」みたいなのが伝わってきて個人的に好みです。難点があるとすれば、音楽。あんまり怖くないのはこの辺にも原因があったかなぁと(原作は音楽が全く無かったりして逆にすごく怖かった)。それと、製作国の欄見てみると、【 米・英・仏・独】っていろいろ書いてあるけど、なにか活躍はあったのでしょうか。 7点(2004-09-06 18:38:12) |
5. 裸足の1500マイル
《ネタバレ》 実話じゃ批判のしようがないよ、と思いつつ何とかがんばってみようと思います。確かにすごい話だと思いますが、映画としてみるとなんかよくある話だし、だらだらと時間が流れていくようで退屈でした。ただ救われた点があるとするなら、脱走後に会うさまざまな人々(特に白人の方々)。「文明化=正義」と信じて疑わない政府の政策を、どう思っているのか明確な意見は語られてなかったのですが、少女達に近道を教えたり保護してあげたりと、好意的な目を持ってる人が多くてなんかほっとしました。「(自分らと同じ)白人の血が流れているから」あるいは「(自分らと同じ)アボリジニの血が流れているから」って理由で彼らがそうしていたのであれば、この二つの人種の距離はこの先どこまで行っても埋まらないと思いますが・・・。 4点(2004-06-26 15:34:13) |
6. ハリー・ポッターと賢者の石
「ハリー・ポッター」って児童書なんだと痛感。 4点(2004-06-26 15:16:54) |
7. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
音楽がとてもよかった。テレビのいろんなところでよく耳にするしね。それに映像も役者も世界観も、子供向けのディズニー映画にしては洗練されていると思う。 7点(2004-01-30 23:14:06) |
8. バトル・ロワイアル
やっぱり原作と比べると・・・、って台詞が口をついて出てしまう。原作の一人一人の心情描写はすごいって言うか、凄まじすぎるので、映画が余計薄っぺらく感じる。 3点(2003-11-09 15:46:48) |
9. バガー・ヴァンスの伝説
スイングがはっきりいってマッド・デイモンより綺麗なウィル・スミスに6点。ほんとに、汚い台詞吐きまくる役よりこういうのの方があってる。ただ最後までどういう人物だったのかわからなかったけど。 6点(2003-06-01 16:55:33) |
10. はつ恋(2000)
夜桜のシーンが幻想的。 10点(2003-04-04 15:00:43) |