1. 花のお江戸の釣りバカ日誌
私は普段は洋画を見ることが多いですが、「つりバカ」シリーズは認めてます。面白いですよ。この「花のお江戸・・・」は、もしや国際映画祭なんかに出したら結構うけるんじゃないでしょうか(実際はどうだったか知りませんが)日本に興味ある外国人はきっと、多くの日本人に実際に見られている大衆映画にも興味あるはず。まあ、この作品に関しては若干長さも感じましたが、今後もがんばってほしいと思います。 7点(2002-01-24 23:26:03) |
2. パルプ・フィクション
はちゃめちゃで、お馬鹿で、乾いていて、ハードアクションで、ブルーズウイルスやジョントラボルタといった豪華キャストがそろっている割にお洒落で垢抜けていて、盛りだくさんな一本。最初のうちあのノリについていけなかったけど、最後には「パルプフイクションワールド」に見事に引きずり込まれてしまう。お洒落系のアメリカ映画は、意味も無く銃で人を撃って、意味も無くみんな鼻でドラッグすってるからやだー、と夫に言ったら、そう言う細かいとこを気にしてる人間にパルプフイクションを見る資格はないと言われた。そういうもんなの??? 9点(2001-10-16 01:00:26) |
3. 8 1/2
見終わったあと、難解すぎてピンとこなかったけど、あとでゆっくり考えるとこれってきっと、いままでに8本映画をつくったから、作っている途中のこの作品自体を未完のまま半分でぶっこわしてしまおう、という試みなのではないか?だから81/2なのでは?という解釈が思いあたった。納得いかない作品はいくら回りが期待しても、セットが大掛かりでも壊してしまえる勇気が映画作家には必要なのではないか?とフェリーニは問いたかったんじゃないか?この解釈、いかがでしょうか?異論、反論待ってます。 8点(2001-10-07 03:46:47)(良:1票) |
4. 初恋のきた道
最近アッという間に中国(大陸)映画の女王にのしあがってきたチャンツイイー。全盛期のコンリーを思わせる勢いがあると思いません?もこもこ綿入れを着た田舎娘が意外にマッチしてますね。アイドル映画かとおもいきや、さすがチャンイーモー作品だけにやっぱり骨太。よかったです。 7点(2001-10-07 00:51:58) |
5. ハピネス(1998)
昔の人々が連綿と築いてきたモラルをいったんぶちこわしたあとに、どこに一体「ハピネス」があるのかわからなくて迷走する現代アメリカ社会の縮図とも言える作品。「困った人は助けなくてはならない」「女でも可能性を追及できる。」「硬い仕事の男と結婚すればハッピーエンド」そのすべてがみごとに裏切られる姉妹たち。時間的には長めだが、軽妙なストーリー展開に長さを感じさせない。あのロシア人が着てたI LOVE NJ Tシャツは是非手に入れたい。 10点(2001-09-08 23:49:54) |