1. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
今度は西部劇テイストと、客を楽しませる為に都合良くタイムスリップしたもんだと思わざるを得ないが、やっぱり面白いので許せる。運命なんか無い、というのはタイムトラベルものには陳腐なメッセージであるが。 9点(2004-04-16 20:10:01) |
2. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
1週明けのテレビドラマよりも不親切な、前作から直結させるオープニングはある意味挑戦的であるが、1との有機的なリンクの暗示であるとも言える。異なるストーリーを見事に交錯させる巧みさが、本作を極上のエンターテインメントとすることに成功させている。 9点(2004-04-16 20:08:04) |
3. バッドボーイズ(1995)
アクションは(少なくとも今見ると)中途半端で特に見せ場は無いし、かと言ってストーリーにさしたる魅力も無い。せっかくのウィル・スミスとマーティン・ローレンスのコンビも生きていないように思えて仕方がない。しかしマイケル・ベイって本当にストーリーテリングが下手なんだなぁ。彼の映画の音楽は好きなんだけど。 4点(2004-04-16 19:57:14) |
4. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 この映画の最たる“黒い”おかしみは、1.1人の軍人の行動が分断されていた2国に共通の利害を生み、結果としてその関係を改善させている点、2.しかし最終的にその行動の前に2国は無力に陥り、数十年に及んだ冷戦の歴史が数時間のうちに世界の終焉に至る点、3.そして本作が世界を核戦争一歩手前まで追い込んだキューバ危機の翌年に製作されている点、の3点にあるように思う。ピーター・セラーズの1人3役には当初全く気づかず。Dr. Strangeloveの英語訛りは演技とは思えない。。。映画史に残る怪演でしょう。(余談だが、彼の名前は“全面核戦争推進論者”という意味で一般名詞化している。)ポスト冷戦と言われながらも独裁国家やテロリズムによって緊迫の色を隠せない今、手放しで笑えないのが怖い。キューブリックが逆説的に思い描いたであろう世界に思いを馳せた。 9点(2004-03-19 09:50:24) |
5. バック・トゥ・ザ・フューチャー
本来一方向にのみ流れる時間を自由に行き来できたらと、H.G.ウェルズの“タイムマシン”を始めとして様々な話が紡がれてきたが、タイム・パラドックスをその中心に持って来たという点においてこの映画は革新的であり、高く評価されるべきであろう。余分な説明や人物描写を省き、テンポを重視した構成は、アイディアが良ければ時代を経ても映画はエキサイティングであり続ける、全くチープに見えないのだということを教えてくれる。ドクって30年経っても見た目ほとんど変わってないように見えたのは気のせいか。まあでも、そんなことどうでも良くなる、極上のエンターテインメント性がこの映画にはある。 9点(2004-03-19 09:34:04) |
6. パルプ・フィクション
《ネタバレ》 断片的でありながら随所に共通項を散りばめ、ラストに最初と最後をつなげるという革新的な展開は、10年近く時を経た今も全く色褪せない。小気味いい台詞回し、音楽にタランティーノの才能が見え隠れする。ラストのメッセージ性もくどくなく、いい。 8点(2004-01-06 03:32:50) |
7. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
冒険心をくすぐる古典的ストーリーと、それを見事に再現したCGやセットは見事だし、ジョニー・デップを始め個性的かつ魅力的なキャラクターが2時間半、飽きさせない。ジョークも笑えるし、客観的に見るととても良く出来た映画だと思う。エンドロールが終わった後、オマケ(?)のようなものがあるので見逃さないように! 7点(2003-12-26 00:11:38) |