1. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 他の監督ともまた違った、演出や構成にかなり満足いく作品でした。 ティムバートンのバットマンがもちろん一番ですが、それはヒーローとしてのバットマン。人間の心理を巧みに利用した「メメント」や「インソムニア」を監督したクリストファー・ノーランのバットマンは、「人間」としてのバットマンを見事に描いている。 アメコミからバットマンは好きでよく見ていましたが、ゴッサムから消えたバットマンが、再び街に戻ってきた彼を描くフランク・ミラーのバットマン「ダークナイト・リターンズ」のリアリズムが、色濃く反映されている様に思え、好感が持てる。 クリスチャン・ベールの笑顔が、若い頃のトム・クルーズに似ていてなかなかいい。 次回があるなら、また彼に演じて欲しい。 おしむらくは渡辺謙のまるで友情出演のような出方。相変わらず巧い英語に惚れ惚れするものの、格闘の立ち回りはズームばかりで(この映画全体にいえる事だが、格闘場面ではズームやブレ演出が多すぎ、純粋に演技を楽しめない。)彼じゃなくても良かったのではないかと思う程。それ以外を覗けば、僕の大好きな俳優ルトガー・ハウアーも出ているし、リーアム・ニーソンもかなりカッコイイ。バットマンギミックも凝っているのでファンにはたまらない、そんな結構良い作品。 [DVD(字幕)] 8点(2007-06-17 03:47:36)(良:1票) |
2. バガー・ヴァンスの伝説
確かにあまり起伏はなく、淡々と進んでいくストーリー。とってつけたような障害。しかし、「自分の場を見つける事」に勝つことだけではない、ゲームの楽しさを教えられたような気が。この考え方は妙にそそります。 [地上波(字幕)] 6点(2005-10-17 20:07:42) |
3. 母の贈りもの
《ネタバレ》 設定は凄く好きなホロリとくる内容なのだが、家族一人一人のドラマが描かれなかったせいで酷く薄っぺらな内容に見えてしまった。エンディングもありがちすぎてトーンダウン。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-09-13 20:29:21) |
4. バニシング・サブウェイ
《ネタバレ》 渋い演出で見るものを引き込む。何の変哲もないカットでも息を呑んで眺めてしまう。ただ、シンプルすぎて、キャラの魅力が今ひとつ。メビウスの発動の説明がまったくないので、何がなにやらわからないまま終わる。残念。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-13 20:08:51) |
5. パリ空港の人々
パリでもなく、ましてそれ以外の国でもない場所。それが空港である。パスポートを失い、身分を証明できなければそこを出ることはできない。美しい街パリを思い描きながらも、パリではない場所にいる人達の人間ドラマ。一人一人の人生が心に刻み込まれる、美しい作品。 [DVD(字幕)] 8点(2005-08-19 04:42:17) |
6. バンカー・パレス・ホテル
ヨーロッパの世紀末を重厚に描いた秀作。「カフカ」の様に気高く、「ブレードランナー」の様に観るものを引きずり込む。、、、と思うが好みの問題だろうか。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-19 04:37:45)(良:1票) |
7. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 バイオシリーズを全てやった側としてみれば、まあいい感じ。友人の意見では、ゲーム中のムービーを延々見せられた感じだと言っていました。ストーリーはあんまり無いに等しいし、延々アクション。そういう点では前作のほうが完成度は高い。今回の好きなところはゾンビが結構登場して、ほんの少し死霊のえじきを彷彿させてくれたくれたことですね。もうひとつはジルのゲームのままの格好での登場。あれはよかった。現実のハリウッド映画であんな格好はめったに見ないので結構違和感はありましたが、、; 後半のネメシスとのドラマは1のエンディングから想像できたのですが、そのままやるとは、、; 後半アリスがスキャナーズばりになってしなったので3では何か超能力戦闘になりそうであんまり期待はできないですね。まあ、ハンターとか、タイラントとか全然でてきてないのでその辺出してくれれば期待できますね。 7点(2004-10-08 22:50:00)(良:1票) |
8. バリスティック
結構楽しみにして新作DVDリリース直後にも見ずにとっておいたのだが、なんたる失敗。2大競演にありがちのどっちつかず、しかも両方ともの過去の描き方がスカスカ。これではどっちにもつけない。やはり主役(善)は一人に限定じゃないと映画ってのは成立しないねえ。ストーリーもアクションも古い手法。ガクリ。 2点(2004-05-16 12:02:30) |