1. ハート・ロッカー
《ネタバレ》 私が2点を付けたアバターを下してアカデミーを取った作品と聞き『よくやった!』と歓喜しながら視聴・・・・・・・う~~む・・・。 中途半端な印象。銃撃戦に関しては『ブラックホークダウン』より劣り、戦場に赴いた兵士の精神状態に関しては『ジャーヘッド』の方が遥かに分かりやすく生々しかった。上記作品はお互い『兵士の精神状態』、『銃撃戦』を取り払い逆に『銃撃戦』と『兵士の精神状態』を徹底的に追及していた(だから面白かった)が、これは両方に手を出してしまい、結局どちらも描写不足で詰らない作品になり下がってしまった。てか両方やろうとしたら2時間じゃ短いって、それこそ『地獄の黙示録』みたいな(詰んないかどうかは置いといて)長い作品にしないと無理(プラトーン?あれは別格!!)だし、本作に関しては無駄なシーン(酒飲んで暴れる、爆弾処理の回数等)が多すぎ。 爆弾処理の描写も一切説明が無く、何がどうなっているのか理解不能。いちいち説明しろとまでは言わないが、せめて処理がわかりやすい爆弾を出してほしかった。 冒頭で『戦争は麻薬だ』みたいなこと言われるが。登場人物が『麻薬に取りつかれた者』と『そうでない者』しか出ないので『麻薬に侵されていく過程』が分からない。 唯一良かったのはラスト。『シリアル取ってきて』と言われるが、ズラッと並ぶ色々な種類のシリアルを見ながらイラつく主人公。戦場では(たぶん)『○○しろ!』と言われればそれに対する行動は一つしかない。そういったシンプルな世界に慣れた主人公に平和な世界(シンプルじゃない)は合わなかった、だから彼は戻った。私の中ではそう理解しており、ここは非常に面白かった。でもそこだけ。 あと音がうるさい、銃撃戦だからって耳が痛くなるほど大音量にする必要なし。 そんなワケで、突出したものが何一つない駄作とまではいかないが無味無臭(不味くもない)な作品。まぁアバターより短かったし、今日は暖かく帰りも苦じゃなかったので大甘の4点。 [映画館(字幕)] 4点(2012-01-04 16:26:17)(良:2票) |
2. パンドラム
《ネタバレ》 たまたま最近プレイしたからかもしれませんが、『映像版デッドスペース』と言う印象を受けました。 実際イベントの発生具合や流れもゲームのイベントっぽかった気がしますし、睡眠装置の窓枠なんてアイザックさんのバイザーそっくり・・・・・気のせいかな? 『新天地である惑星を目指す移民船』『突然冷凍睡眠から目覚める主人公』『記憶が錯乱し、何も思い出せない』『機能停止してる船に得体の知らないエイリアンが』『ラストのオチ』等、正直どれも見たことある感があり、所々突っ込まずにはいられない箇所もあった。 またタイトルにもなっている『パンドラム』ですが、簡単に言うと宇宙に出た人間が掛かる精神障害なのですが、物語の根底に掛かる割には実際のストーリーとの絡みが少なく、後半のネタバレも込みでもう少し伏線の張り方を工夫して上手く演出して欲しかった。 だが演出やアクションの緩急など全体的な出来は良く、またこう言ったSFホラー的作品自体少ないのでパッケージやあらすじを見て気に入れば十分満足できる内容でしょう。 最後に主人公ですが、あんた武器落とし過ぎ。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2011-04-03 21:38:08)(良:1票) |
3. バッド・ルーテナント
《ネタバレ》 ナショナルトレジャー以来ぱっとした作品が無かったニコラス・ケイジですが、これは最近の作品の中ではまぁ良い出来。 古傷が原因で薬物に手を出してしまった刑事が殺人事件を追いかける・・・・が、正直事件の捜査はおまけ程度、メインはその間に刑事の身に起こる災難を描いた内容。ドンパチはほぼ無いので、若干パッケージ詐欺な気も・・・。 終盤までは刑事の彼女がマフィアといざこざを起こしたり、賭博で負けが込んだり、麻薬を横流ししていた仲間に見捨てたりなどなど問題が発生、おまけに事件は暗礁に乗り上げ(証言を約束した少年が、ニコラスが麻薬吸ってるのをみて不信感を抱き逃亡)、更に更に同じ依存症だった父親や彼女も更生に向かい孤独感を強め壊れていく主人公(この壊れ具合の演技は流石ニコラス・ケイジ)。 結局最後は全部丸く収まり、事件も問題も解決して昇進も決定・・・でも麻薬は止められず。途中麻薬がバレ捕まるかと思ったが結局捕まらず、まぁ善意有る行動による負傷が原因なので同情の余地はあるかな。 途中唐突過ぎるご都合主義(意味が重複しているがそれぐらい本当に唐突)もあるが、本編に深くかかわらないのでギリ許容範囲内。 最後は捉え方によるが、個人的には傷が治り麻薬を止められるようになることを願います。 演出的に、中毒者が見る幻が爬虫類繋がりな点、『そこにあり得ない物が見える』という症状を不自然なワニやイグアナの登場で表わす手法は面白かった。 2時間と尺は長く派手なアクションも無いが、ニコラス・ケイジが好きなら見て損は無い。 [DVD(吹替)] 6点(2010-08-02 00:07:44)(良:1票) |
4. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
《ネタバレ》 ・・・・・・・・なにこれ? 単純明快なアクション映画なのに全然理解できない。登場キャラの行動理由が理解不能。何故そのような行動を取るのか説明が無いし結末を見ても全く理解できない。 『こんなシーンを入れたい』『尺がありません』『適当に作っちゃえ』みたいな感じでシーン1つ1つに繋がりが無い。小学校の学芸会で暗転、セットを入れ替えてる間に入る説明ナレーションがすっ飛んでる感じで何の説明も無しにどんどん進んでしまう。 あとジャックは良いが、ターナーとエリザベスがとにかく不愉快。エリザベスは海賊の王になるがその理由が『海賊クラブのお偉いさんが死ぬ間際たまたま近くにいた彼女に自分の称号を授与』『海賊王を投票で決議』『みんなが自分に投票する中ジャックがエリザベスに投票で海賊王に』『皆従う』と幼稚園児以下の脳味噌保有者が考えたお粗末設定。荒くれ者のクセに『法の番人』とかぬかす、突然出てきたオヤジにみんなビビっちゃうし。途中彼女が鼓舞するシーンがあるが『尻の青い小娘が何言ってんだ?』と失笑(私が)。カリスマ?そんなもの微塵も感じない。 ターナーに至ってはもはや空気、所属組織を何回も変え『お前は何がしたいんだ!!?』と思わず絶叫。地位もないのに海賊達をアゴで使う、お前何様?あと二人に言えることだが態度がでかい。格好良くもなくただただウザい!!ラスト間際で戦闘中にプロポーズ・・・はぁ!?さながらMGS4の超劣化版。お互いがお互いに惚れる理由が不明、だってどっちも人間的魅力ゼロじゃん!! CGも全然ショボイ。大艦隊戦するのかと思えば1対1のみ。こんだけ引っ張っといてそれは無いんじゃない? そんな感じで『なんで!?どうして!!?』を連呼していたら終了。 急きょ思いついたような設定をブチ込んでなんも締めずに終了。強いて言えば小悪党一人をやっつけたくらい。前作合わせて5時間近く使って倒す相手じゃない。 ジョニーは本作の前後位に『これからは自分の子供に見せたい映画にしか出演しない』とか言っていたが、お前コレ自分の子供に見せる気かよ?1作目だけ観賞させて『コレでお終い』と言い切れ。それが子供のためだ!! 『支離滅裂』。本作ほどこの言葉を理解できる作品はないだろう。分かり難い説明で申し訳ないが、本当に訳が分からず詰らない、そう!詰らない!!それだけは言える。 [地上波(吹替)] 1点(2010-04-24 01:20:40)(良:4票) |
5. バビロン A.D.
《ネタバレ》 うっわーーーっ!すげぇつまんねぇ!! ディーゼルさんが主演していたワイルドスピードとトリプルエックスが面白かったので期待したのですが、見事に大外れ!D.Bにナイトミュージアムにと、ここ最近の20世紀フォックスマジでヤバイ。 内容は少女とおばさんをアメリカまで運ぶという『トゥモローワールド』そっくり。しかも少女は『特別製』なのだが、これが人の死を感じたり未来を予知するといったなんちゃってニュータイプ能力を発動させてた理由になってないし、後半なんてフィールド全開するしもう無茶苦茶。 アクションも全然少なく、薄く浅い過去話や内容スカスカな自己陶酔演説と時間がゆっくり過ぎてゆきます。 後半は近年稀に見るク○仕様。少女を連れ去ろうとした組織はそのまま壊滅も何もせずフェードアウト。『衛星から逃亡する車を発見、追跡は不可能です!』なんでよ!? 銃撃戦も何もなく逃げおおせた二人(この時すでにおばさん死亡)。そしてエンド。 もう後半お金がなくて強引にオチに持っていった気がしてなりません。『トゥモローワールドに感銘を受けた監督が自分でも同じような作品を・・・』的なノリなのでしょうか?ただあっちの方がまだ面白かった。 後半の尻つぼみ&意味不明な展開はある意味すごい。 僕も若干混乱して説明がうまくできませんが、まぁ一言で言うなれば『観るな!』です。 [DVD(吹替)] 1点(2009-09-12 12:47:39) |
6. バイオハザード ディジェネレーション
《ネタバレ》 最初の飛行機事件のところまでは面白かった。 空港にゾンビ出現&飛行機墜落(この中にもゾンビが!)に巻き込まれたクレアと『ソッチ』系の事件のエキスパートとなったレオンが登場。片や空港に取り残され脱出を図り、片や逃げ遅れた民間人の救出のため潜入。この二人の視点から物語が進行するのかと思いきや、あっさり合流、そしてあっさり脱出に成功・・・・あれ? その後は事件の首謀者の実家(首謀者は何とレオンの仲間の兄とご都合全開!)に向かうレオンと、色々あってウィルスのワクチンを取りに製薬会社に向かうクレア→社内で首謀者発見→連絡を受け急行するレオン→停電した社内を警戒しながら進むレオンと相棒(首謀者の妹)→結局敵は出ず→ええっ!?→クレアと合流→クレアのウインク→首謀者G化(バイオ2参照)→色々→ハッピーエンド。 ちなみにこの間ゾンビやハンターは一切出てきません。なんか相棒と首謀者との思い出を延々聞かされたり、敵が出てこない通路を進んだりとか。全然バイオりません。 なんか中途半端なB級アクション(若干パニックモノ)を見ている感じ。空港でガッツリ尺を取ってくれると思っていたコチラとしては肩透かしだし、その後のストーリーはつまらないの一言。CGもFFに比べると・・・・・ あと、レオンはその道のプロなのに装備はハンドガン一丁で、同行者にもマシンガンを持たせたり(ゲーム経験者としてはショットガンのほうがオススめ)と抜け気味。 『バイオじゃないじゃん!』と言う怒りは計算に入れず、内容としては4点だが、特典映像『俺のギャラは破格だ』と、クレアのウインクがたまらなかったので+1。 [DVD(邦画)] 5点(2009-07-10 00:22:01)(良:1票) |