1. バーディ
ラストシーンの爽快感が圧倒的。しかしながら、ひたすら閉鎖的な空間でやりとりをしている割に、人物の心情変化や状況等に大きな変化が起こるわけでもなく、やや退屈に感じてしまうのも事実。 [DVD(字幕)] 6点(2012-07-26 02:03:13) |
2. ハート・ロッカー
支持します。戦争の妙なジャンキー感を、そのゲーム性に少々のリアリティを配合することで絶妙に表現している。ここまで人間ドラマを排除した戦争ドラマも珍しい。そういう意味では「フルメタルジャケット」と同じレベルで評価を受けたのかも。 [映画館(字幕)] 7点(2010-08-17 23:41:33) |
3. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
目覚めると、体には生傷だらけ、部屋には赤ちゃんやトラが・・・。あまりにも荒唐無稽な設定を、妙にリアリティのある真相の数々が見事に救っていて、無理なく楽しめる良質コメディ映画。進むに連れてどんどんキャラクターに愛情が芽生えてゆくのが素晴らしい。ただし、東洋人のキャラは欧米ではウケるのだろうが……やりすぎな印象。 [映画館(字幕)] 7点(2010-08-17 23:38:19) |
4. バットマン ビギンズ
ヒーローの誕生、葛藤、戦闘を二時間強できっちり描ききった贅沢な作品。その分、各要素が弱冠薄味になってしまった感も否めませんが。M・ケインのお洒落な(?)ジョークが素晴らしい効果を与えています。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-06 23:56:02) |
5. パブリック・アクセス
《ネタバレ》 シュールな始まり方にシュールな展開、そして突然の殺人シーンの後に終わる、あまりにも理不尽な作品。主人公がは気づかないうちに内部を侵食してゆく、コンピューターウィルスのような存在に思えました。 [ビデオ(字幕)] 4点(2009-02-06 23:43:10) |
6. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 ある意味でシャイニングより怖い映画(笑) 初見時は中学生だったが、人間を持ち駒にしか考えていない軍の上官の思想に驚かされられ、挙句の果てに絶対に起こらないと思っていたことが結末で起こったのでぶっ飛んだ。皮肉的な音楽の使い方も、この頃から神懸かってます。。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-02-02 02:17:53) |
7. バリー・リンドン
主人公が経験することは非凡そのものなのに、この淡々とした語り口は何なのか。大掛かり過ぎるセットと大勢のエキストラが全て無駄に思えてしまうほど。しかし、そう思わせることこそがキューブリックの狙いだったに違いない。戦争中に呆気なく死んで行ったイギリス人にも、主人公にも大した差はないということか。映画の持つ虚構性を逆手に取った凄い作品。 [DVD(字幕)] 8点(2009-02-02 01:31:18) |
8. バルカン超特急(1938)
やっぱりストーリーテリングの上手さに尽きます。あちらへとこちらへと、観客の心理を自由に操った上で、ストーリーに意外性を持たせていくヒッチコックの映画作りが堪能できる。とはいえ、ラストの荒唐無稽な展開はさすがにマズいかと... [DVD(字幕)] 7点(2009-01-17 10:39:35) |