2. パニック・ルーム
何せ不覚にも自分は「ゲーム」を見てしまってますから、ちょっとやそっとの駄作では驚きやしないぞ…と思って見たのが功を奏したのか、比較的普通に見れました。少なくとも「ゲーム」のような余りの馬鹿馬鹿しさに拳を握るような作品ではなかったかと。しかしながら、この作品でデビッドフィンチャーの映像感覚の引き出しの少なさが露呈されてしまった部分も非常に多いのではないかと思う次第で。もはや今の時代、ファイトクラブの時点では存在していた「デビッドフィンチャー」というキーワードの求心力は完全に失われつつあるのでは無いかと思います。それだけに、ハンニバル(この映画も全然ダメでしたが)を蹴ってまでジョディーフォスターがこの作品にこだわった理由が理解できません。 5点(2003-05-29 04:52:40) |