1. 美術館の隣の動物園
とりたてて映画にして見るほどのものとは思わない。テレビドラマでもいい感じ。日本もだけど、韓国ってこういうのが多いねぇ・・ 5点(2003-10-16 16:10:22) |
2. ヒマラヤ杉に降る雪
モノクロのような色彩で、陰鬱とも言えるような重い感じ。アメリカでの日系人問題をからめながらサスペンスタッチの展開だが、地味な作品。工藤夕貴の英語のがんばりに感心。 5点(2003-07-15 11:44:03) |
3. 秘密と嘘
脚本、俳優たち、演出と地味ながらうまい。特に母親役のブレンダは過去の秘密の娘が現れて驚き、うろたえる様がまこと、真に迫っていてうまかった。そして秘密が秘密でなくなり、家族と共に笑顔で終わるラストも後味が良かった。 8点(2003-05-21 22:45:43) |
4. 秘密(1999)
東野圭吾の原作は奇想天外だがおもしろかった。この入れ替わりの一人二役は難しいと思ったがやはり広末では力不足。娘役はいいとして娘の姿の妻(中年)が全く感じられない。ここが一番のポイントなのでこれだけで面白くなくなってしまう。北村薫で同じような入れ替わりの話があって、こちらは反対に娘が母になってしまう。これをTVで松坂慶子がやってかわいくおもしろかった。年代の違う別人格を一人で演じて納得させるのには、相当の演技力を要すると思う。 4点(2003-05-21 22:35:02) |
5. 日の名残り
見る前に原作を読んでたからねぇ。これが二人の心理描写など素晴らしくよく書けていて良かった。謹厳な執事とメイドの大人の恋、心に秘めて言葉に出せない。切ない・・映画はその感動に比べるとどうしても物足りなさがある。「マディソン郡の橋」でもそうだが、原作がいいとそのイメージが大きく残るし、小説で細やかに描かれる二人の心情を演技力と演出で現すのは至難の技に思える。(心理劇だからね)エマもホプキンスも抑えた大人の演技で原作をよく表現していたと思うが、やはり原作の感動には至らなかった。 7点(2003-05-21 21:40:08) |
6. 陽のあたる教室
長い教師人生でこれほど慕われ、尊敬されて退職を祝ってもらえる人がどれだけいるだろうか。その教師の生きてきた人生に、ラストは感動の涙、涙・・R・ドレイファス、「グッバイガール」をほうふつさせる名演技で泣かされます。 8点(2003-05-21 21:23:48) |
7. 羊たちの沈黙
この手のサイコホラーものは好きじゃないので余り見ない。でもこのレクター3シリーズは全部見た。中ではレッド・ドラゴンが一番いいと思うが、シリーズ第1作のこれもいい。ガッチリ手錠のとらわれのレクターが巧妙に逃げるところ、クラリスが犯人を追って暗視カメラの中で動く所、レクターとクラリスとのやりとりと謎解きなど見所が多い。いたずらに怖がらせようとせず、恐怖と緊張感が伝わってくるのがいい。 8点(2003-05-21 13:47:53) |
8. ピースメーカー
アクション映画としてスリル、緊張感があって楽しめる。最後までだれずに引き込まれる。他にあまたあるアクションものに比べればずっと出来はいい。クルーニーとキッドマンの共演というのも目の保養です。 7点(2003-05-21 13:25:27) |
9. ピアノ・レッスン
セリフのないホリー・ハンターが表情やしぐさやピアノでその心のうちを表現する。カイテルは大事なピアノをエサにして魅かれた彼女を徐々に慣れさせ近づいていく。純粋に心のままにといっても彼女の弱みに付け込み、ピアノのために体を売らせるような手段はずいぶん狡猾だと思う。しかし彼は彼女の弾くピアノをじっと聴きピアノだけが唯一の言葉という彼女を心から愛した。彼女もその情熱に応える。このくだりは非常に生々しく官能的。見知らぬ土地へ来た時は固く結ばれていた母子の絆が男の出現によって脅かされた時、娘は男を排除しようと母親に背く行動をとる。情熱的な女性のホリー・ハンター、複雑な立場の子供のアンナ・パキンなどみな素晴らしく良かった。海辺のピアノ、海に沈むピアノや綱に絡んで沈んでいくホリーなど映像的にも美しいシーンが印象的。 8点(2003-05-21 13:16:55)(良:1票) |