1. 必殺マグナム
《ネタバレ》 タイトルが中身に合ってないのはともかくとして。逃亡劇なのに加え、殺す必要があるか?という人までどんどん殺されるので終始殺伐とした空気が漂っている。犯罪者が復讐のため主人公とその関係者を狙っているという構図は早い段階で分かるので、最終的に一騎打ちで決着をつけるに至る流れは分かりやすい。 [DVD(字幕)] 7点(2020-11-04 10:47:24) |
2. ヒッチャー(1985)
《ネタバレ》 現在ならサイコパスと表現されるのでしょう。日常生活の延長の体で、親切な一家も、何ら悪いことしてない若い女性も惨殺してみせるルトガー・ハウアーは生身の人間としては映画史上最凶の何名かに入るでしょう。こんな男に見込まれた主人公は気の毒です。激突!の主人公より理不尽に気の毒です。 [DVD(字幕)] 9点(2017-08-17 23:04:14) |
3. ビートルジュース
設定は奇抜で楽しそうですが、本筋に入るとそれほどでもない。何度も見たいかというと、いや1回で十分というのがティム・バートン監督作品から受ける共通の感想です(例外はエド・ウッドくらいでしょうか)。主人公の若夫婦はいじらしいんですけどね。(追記)西川のりお氏のマシンガントークを久々に楽しみました。でも、じゃりン子チエのころと比べると声が衰えていますね。 [DVD(吹替)] 5点(2015-09-10 22:30:48) |
4. 評決
《ネタバレ》 タウラ-医師には腹が立つ。保身のためにウソをついたから。看護師へ事実を証言しないよう圧力をかけた病院にも大いに問題がある。 一見正しいことを言うようで、その実主人公へしつこく意趣返しする判事も嫌いだ。最後に主人公が勝って嬉しい。弱者が二度踏みつけにされないで良かったと思う。しかし被告人有罪に至った評決は証拠主義をかなぐり捨て、 主人公に感情を煽られた結果であることは明らかで、これもまた看過できない。思えば、同監督の「12人の怒れる男」と真逆の結論と なったもので、陪審制度の危うさを知らしめたのだと思う。そして主人公だが、この人もその場しのぎのウソを何度も何度も付いている。 この人に積極的に運命を任せたい人はいないだろう。 [DVD(吹替)] 6点(2015-08-13 19:34:58)(良:1票) |
5. ヒドゥン(1987)
《ネタバレ》 ●ロイドがベックに乗り移るシーンだけ強烈に記憶していました。数年ぶりに最初から鑑賞しましたが、本当に良くできていると思います。●初っ端のカーチェイスから引き込まれます。運転者視点のスピード感、強引なターンの連発、たまりません。●操る肉体を次々と替えていく異星人、それを追う刑事。物語もすごく分かりやすい。●スーツをキッチリ着こなすロイドと着崩したベックの対比が素敵ですね。●そしてラスト。なるほど、ロイドもあの悪党と同じ体の性質を持つのですね。●乗り移られた人間(その人の意思はどこに行ってしまうんでしょうか)の無表情な様は、確かに寄生獣に影響を与えたように思います。 [DVD(吹替)] 9点(2013-11-09 13:38:46) |
6. ビヨンド
《ネタバレ》 死者が甦るという基本ストーリー、そこだけやたら力の入った残酷シーンはまさにルチオ節なんですが、ストーリーの支離滅裂さはいかんともしがたい。地獄の門が開いたというホテルが惨劇の中心かと思うと、関係ないあちこちで人が死んでるし、目の見えないあの女性は何だったのかとか。オチも??なんのことやら??で、気持ち悪いだけで訳分からんという印象は『地獄の門』と双子のようでした。こうして見ると一応話の筋が通っていてクライマックスが盛り上がった『サンゲリア』がものすごい傑作に思えます。 [DVD(字幕)] 5点(2012-12-08 18:23:40) |
7. 必殺4 恨みはらします
仕事人の世界がJACに乗っ取られた!前半は殺しを競りに掛けたりしていたが、クライマックスでは主水たちが大勢の侍たちと正面から斬り合っており、どこが暗殺者だよ、もはや仕事人でも何でもないじゃないかと、かつては腹も立ったものだが、しかし、今必殺であることを忘れて観てみれば、激しいアクションと起伏の多い展開で充実した2時間だったと思う。千葉対蟹江の息も付かせぬタイマンと、真田のケレン味たっぷりの見得の切り方は必見である(ホント、仕事人じゃなくてもいいよというくらい・・・)。 (追記)大好きな作品ではありますが、岸田氏演じる元締めの出鱈目ぶりは嫌い。旗本の子弟を暗殺するというハイリスクな仕事を少額の報酬で強いるのはダメでしょう。人情に訴えかけたりして。職業意識が薄すぎる。 [DVD(邦画)] 8点(2010-07-17 16:38:55) |
8. 必殺! THE HISSATSU
終盤の仕事のシーンがあまりにも長い。必殺シリーズは大好きなのに、途中でアクビをかいてしまった。 [DVD(邦画)] 2点(2010-06-08 13:39:40) |
9. 必殺!Ⅲ 裏か表か
個人の力では制御できない金の力に主水と仕事人たちがとことん追い詰められ、死者まで出る展開は、テレビではやりたくてもできなかったことを制作者たちが存分に腕を振るった劇場用映画にふさわしいものだと思う。シリーズを通しても、この作品の主水の人間臭さ、真砂屋の手の付けられない巨悪ぶりは有数のもの。拍手を送りたい。 9点(2004-08-19 00:38:32)(良:1票) |