21. 病院で死ぬということ
こういう映画を非難するのは難しいが、難しい問題を強引に「感動」にしようとした偽善や商業主義を感じる。原作が立場性と作為性を明確にして、一本筋が通っていて、読者を引きつけ考えさせるのに対して、この映画は、「なんとなく救われた気持ちになる」というのが問題か。 5点(2003-12-23 17:49:23) |
22. ビッグ・リボウスキ
笑える。笑えるんだけど、例えば、「イーグルスを否定しクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルを愛する中年失業独身男」と言われて、ピンとこないものだから、100%笑えていないのが欲求不満になる。「隣にアメリカ人に座ってもらっていちいち説明して欲しい」という気になる。ホワイト・ルシアンは、ウオッカ+カルーア(又はモカ)+ミルク(生クリーム)のカクテルだそうです。 ◆「鉄の肺(陰圧式人工呼吸器)」が見られます。アメリカじゃあ、いまだ、使っているという(家が大きいから?)話だったけど、本当なんだな。しかし、わざわざ、鉄の肺を登場させる意味が分かりませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2003-12-01 01:25:50) |
23. ヒポクラテスたち
70年代という時代の雰囲気をよく伝えているのではないだろうか。佳作だ。◆蘭ちゃんが医学生なのに常にハイヒールだったのは、役作りなのかと思っていたが、どうやら、そうではなさそうだった。それに、順子が医学図書館に勤務しているとはいえ、片口の「新・心理診断法」(ロールシャッハのマニュアル本)を恋人に貸しているのは、ちょっとおかしい。リアリティというのに拘らない監督なのだろうが、そのせいで、全般に、しまりのない映画になっている。 [DVD(邦画)] 4点(2004-05-25 11:20:56) |
24. ヒート
パチーノとデ・ニーロ(さらにいえばポートマン)に壮大な自己パロディを3時間も演じさせておいて、ありきたりの落ちまで持っていくのは、一体、どういう神経なのだろうか。この脚本にアメリカ人が違和感がなかったのだとすれば、一生アメリカ人を理解することはできない。 [DVD(字幕)] 3点(2011-05-05 17:50:28)(良:1票) |
25. 病院へ行こう
薬師丸ひろこが若いなああ。本人、真田広之に憧れていたんだったんだな、確か。あ、自分が薬丸ひろこファンだったこと思い出したよ。服装やお化粧や風景が、バブル当時で、ノスタルジーに浸る。こういう邦画コメディって最近なくなってますよね。 [DVD(邦画)] 3点(2003-12-21 11:35:07) |