1. ビッグ・フィッシュ
生きていくのに幸せか不幸せかは、そのときの心の持ちよう。一つの事象も、見方を変えれば良くもあり悪くもある。現実逃避をするわけじゃないけど、同じ生きていくなら幸せであったような気分でいたい。父親が息子に語った物語は事実を素材に、楽しく生きていくためのスパイスを混ぜたお話。スパイスが効きすぎていたかのようだけど、それは幸せに暮らして欲しいと思う親心と、知恵の伝承なのだろう。父を失う直前になってその事に気付いた息子は、父を安らかに旅立たすことができたのだ。どうせ生きていくなら、こんな自由な心を持ち合わせたい、そんな気持ちになる作品でした。 10点(2004-12-02 01:58:51)(良:4票) |