1. ヒミズ
《ネタバレ》 役者達の演技はとても良く、演出にしても緊張感を持たせた中に非常に細かく日常の動作を捉えたものもある。暴力描写もイタタタ。。。という感じで良い。殺人を犯すまでの緊張感は抜群だが、後半はそんな不穏な空気が緩んでしまってなんだかどうでも良い感じ。主人公を取り巻く壮絶な環境が例の父殺しを機にある程度落ち着き(?)、主人公の内面にフォーカスした自分探しのパートになると急に漂い始めるのが、「何甘えてんだこのガキ」的な発想。そうなると結末もどうでも良くなってきてしまう。後半は茶沢さんでもった様なもんかな。窪塚のぶっ飛んだ演技も相変わらず存在感ありでした。原作未読です。 [映画館(邦画)] 6点(2012-01-15 14:25:52) |