21. フットルース
ストーリーが他愛無さ過ぎ!ってか陳腐!ケニー・ロギンスの主題歌もヒットしたが、個人的には軽薄過ぎて大嫌い。都会で「カッコイイ」ダンスを身につけてりゃ田舎じゃモテモテってか?田舎を”文化果つるところ”みたいな安直さで描く姿勢にゲスな優越感が垣間見られ、非常に不愉快。こんな映画で主役の兄ちゃんをトッポく演じたケビン・ベーコンは当時「ダメだ、こいつ」とか思っていたけど、何と「トレマーズ」で個人的に大いに見直した。その後の活躍は皆さん知っての通り。イヤ分からないもんですな。 5点(2003-01-22 01:46:18) |
22. ブルーサンダー
コレも大して期待せずにロードショーで観て結構面白かったケース。今にして思えば、曲者ダン・オバノンが脚本に一枚加わっている上に職人監督ジョン・バダムがナカナカ頑張っているのも楽しめた要因かな。特に印象深いのは主人公の相棒である新米警官に扮したダニエル・スターン(若い!)が、逃げ惑い追い詰められて殺されるシーン。ま、歴史的な大傑作!!とかいう類の作品じゃないけどネ。観て損はしないかと…。 7点(2003-01-19 19:44:25) |
23. フラッシュダンス
個人的にエイドリアン・ラインの作品はどうも…アノ何ともあざとい感じが全編に横溢してハッタリ臭いのが苦手で。これもナァ、ジェニファー・ビールス演じるヒロインのダンスシーンが見所なんだから、安易に替え玉使っちゃダメだろう。初めっから踊れる若手女優選べよ。いくらでもいただろうに。往年のMGMとかのミュージカル女優も容姿は二の次で、先ず「歌って踊れるか」が基準だったんだから。ジンジャー・ロジャースしかり、アン・ミラーしかり。アイリーン・キャラとかの音楽でお茶を濁してるのが見え見えで今イチ底が浅い。もう古き良きミュージカル黄金時代は帰らないと分かっていつつも、ついコノ手のダンス映画観ると溜め息混じりに文句つけたくなっちまうんだよね。スマン! 6点(2003-01-09 00:06:06) |
24. プレデター
序盤は特殊部隊モノかと思ってたら、謎のエイリアンに次々と血祭りに…。何じゃコリャと思ったが、「invisible」ってトコが結構斬新な着想だったし、「アポロ」の黒人が呆気なく殺られるわ、シュワもボコられるわで意外にイケてるじゃん♪と中盤以降すっかりゴキゲンでした。マクティアナンやるな。が、しかーし、プレデターが姿を現したのが運の尽き。何かショッカー怪人みたいなチープな造形!ここで急速にクール・ダウン。ギーガーとまではいかなくても、もうちょっとプレデターのデザイン&造形に凝って欲しかった…。惜しいナァ。 6点(2003-01-03 20:29:05)(良:1票) |
25. ブレードランナー
リドリー・スコット第2作(「デュエリスト」から数えりゃあ3作目か?)にしてカルト。ヒゲガンダムのデザイナーと同一人物とは思えない、美術シド・ミードのベストワーク。「協力わかもと」の看板、怪しげな日本語の飛び交う屋台に降りしきる酸性雨…。胡散臭過ぎる2020年の未来都市の映像はCG垂れ流しの現在でも見事。このアトモスフィアを描く方便にP・K・ディック原作を付き合わせたのはチト頂けないが、ディック無しにこの沈鬱なイメージは到底インスパイアされなかっただろうからマァ仕方ないか。とは言え、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とはハッキリ言って別物なんで、ディック好きの私としては絶対に混同してもらいたくない。読んだヒトなら分かる…よね? 7点(2002-12-29 03:01:43)(良:1票) |