21. フラッシュダンス
個人的にエイドリアン・ラインの作品はどうも…アノ何ともあざとい感じが全編に横溢してハッタリ臭いのが苦手で。これもナァ、ジェニファー・ビールス演じるヒロインのダンスシーンが見所なんだから、安易に替え玉使っちゃダメだろう。初めっから踊れる若手女優選べよ。いくらでもいただろうに。往年のMGMとかのミュージカル女優も容姿は二の次で、先ず「歌って踊れるか」が基準だったんだから。ジンジャー・ロジャースしかり、アン・ミラーしかり。アイリーン・キャラとかの音楽でお茶を濁してるのが見え見えで今イチ底が浅い。もう古き良きミュージカル黄金時代は帰らないと分かっていつつも、ついコノ手のダンス映画観ると溜め息混じりに文句つけたくなっちまうんだよね。スマン! 6点(2003-01-09 00:06:06) |
22. プレデター
序盤は特殊部隊モノかと思ってたら、謎のエイリアンに次々と血祭りに…。何じゃコリャと思ったが、「invisible」ってトコが結構斬新な着想だったし、「アポロ」の黒人が呆気なく殺られるわ、シュワもボコられるわで意外にイケてるじゃん♪と中盤以降すっかりゴキゲンでした。マクティアナンやるな。が、しかーし、プレデターが姿を現したのが運の尽き。何かショッカー怪人みたいなチープな造形!ここで急速にクール・ダウン。ギーガーとまではいかなくても、もうちょっとプレデターのデザイン&造形に凝って欲しかった…。惜しいナァ。 6点(2003-01-03 20:29:05)(良:1票) |
23. プラトーン
全面的に訂正。まず1986年時点で手垢のついた主題を臆面もなくヌケヌケと取り上げた制作姿勢に何とも”あざとさ”を拭えない。目論見通りオスカーをちゃっかり受賞しているだけに尚更。バーンズをスケープゴートにして問題をすり替え、亜米利加という国家自体の反省やベトナムに対する謝罪を黙殺している。ベトナム戦争で後遺症に苦しんだのは米帰還兵だけではないハズだ。加えてチャーリー・シーンという俳優とリアルな戦場描写とが悲しいまでにミスマッチである。悪いが、個人的に本作は過大評価されているとしか思えないので5点マイナス。悪しからず。 5点(2002-12-30 05:30:31)(良:2票) |
24. ブレードランナー
リドリー・スコット第2作(「デュエリスト」から数えりゃあ3作目か?)にしてカルト。ヒゲガンダムのデザイナーと同一人物とは思えない、美術シド・ミードのベストワーク。「協力わかもと」の看板、怪しげな日本語の飛び交う屋台に降りしきる酸性雨…。胡散臭過ぎる2020年の未来都市の映像はCG垂れ流しの現在でも見事。このアトモスフィアを描く方便にP・K・ディック原作を付き合わせたのはチト頂けないが、ディック無しにこの沈鬱なイメージは到底インスパイアされなかっただろうからマァ仕方ないか。とは言え、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とはハッキリ言って別物なんで、ディック好きの私としては絶対に混同してもらいたくない。読んだヒトなら分かる…よね? 7点(2002-12-29 03:01:43)(良:1票) |
25. フラッシュ・ゴードン
マックス・フォン・シドーもトポルもティモシー・ダルトンもギャラにつられて、こんなC級怪作に出演したのを末代まで後悔したに違いない! 5点(2002-12-26 02:29:06)(笑:1票) |