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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  フィッシュストーリー
それぞれの年代の一見なんの関係もないバラバラのエピソードが一つにつながっていくというのはとても面白いし、時系列の組み換えや演出のミスリードも映画的で良く、最後にストンと落とす終わり方もこの監督、原作コンビの映画らしくてすっきりしていていい。それぞれのエピソードはどれも面白く、中でも多部未華子と森山未來のエピソードは特に印象に残り、ここから一気に引き込まれた。物語のキーとなる「フィッシュストーリー」をうたう逆鱗のパートも普通にバンド音楽ものとしてよく出来ていて面白い。録音シーンを最初から最後まで見せているところなどこだわりを感じる部分も多く、B級臭さも確かにあるものの、全体的によく出来た映画で、佳作と言っていいものになっている。しかし、個人的には「ゴールデンスランバー」や「ポテチ」に比べて少し物足りないと思う部分もあったのも事実。ラストは確かにさっきも書いたようにうまいのだけど、そこへの入り方がやや唐突に思えたのも少し残念だったかな。見て数日経つのだが「フィッシュストーリー」のメロディが今も耳に残ってる。
[DVD(邦画)] 6点(2017-06-03 17:31:36)(良:1票)
22.  武士の献立 《ネタバレ》 
「武士の一分」、「武士の家計簿」に続く松竹「武士の〇〇」シリーズ第3作。(勝手に命名。)「武士の家計簿」と同じく加賀藩が舞台で、「そろばん侍」に対して「包丁侍」を描くというところは「武士の家計簿」の二番煎じかと思うものの、分かりやすくまとまった映画になっていて思ったより良かった。脚本に山田洋次監督が関わらない朝原雄三監督の映画としては初めての映画になり、朝原監督の手がけた「釣りバカ日誌」シリーズがあまり面白くない作品が多かった(最後の二本は未見。)ために期待してなかった面もあったのだが、演出も丁寧でとくに文句はない。ただ、加賀騒動が起こってからの後半の展開はよく分からない部分やもう少し掘り下げたほうがよかったのではと思う部分も多かったのは残念。それでもあくまでホームドラマとしての体裁を崩さずに、主人公夫婦の人生を描いていて、ラストシーンも晴れ晴れとしているので個人的にはあまり気にならない。あえて気になることを言えばエンドロールに流れる主題歌が本作のような人情時代劇にはあまりにも現代的すぎてまったく合っておらず、ものすごく浮いているのはなんとかしてほしかった。ところで、こういう料理を題材にした作品で鹿賀丈史を見ると「料理の鉄人」を思い出してしまう。
[DVD(邦画)] 6点(2016-02-24 18:14:33)(良:1票)
23.  フレッシュマン若大将 《ネタバレ》 
前作で大学を卒業し、シリーズも終わったかに見えたが、社会人編として新たにスタートを切った最初の作品。ヒロインが星由里子演じる澄子から酒井和歌子演じる節子に交代し、様々な新しい試みも導入されていて面白かった。節子は澄子に比べると見ていてかなり好感が持てるキャラクターになっているし、いつもは久太郎(有島一郎)が若大将を勘当しているが、今回はめぐみ(草笛光子)にうつつをぬかした久太郎をりき(飯田蝶子)が勘当する展開も面白い。めぐみに惚れた久太郎はいつものがんこ親父ぶりが無くなり、なんだかかわいらしささえ漂う。この映画の公開と同じ年に「男はつらいよ」シリーズが始まっているが、久太郎がめぐみにふられ、失恋する展開はそれを彷彿させるものがある。ふられた久太郎を若大将が慰めるシーンも学生編にはないシーンでこれも新鮮だった。
[DVD(邦画)] 6点(2012-01-31 11:40:14)
24.  震える舌 《ネタバレ》 
よくある難病をテーマにしたヒューマンドラマには違いないと思うのだが、野村芳太郎監督は破傷風という病の怖さを「八つ墓村」のようなオカルト・ホラータッチで描いており、一部で言われている「ホラー映画よりも怖い映画」、「トラウマ映画」という評判が納得できるほど怖い映画だった。それでも、父親(渡瀬恒彦)の破傷風に対する偏見や、母親(十朱幸代)が壮絶な看病の果てに精神的に参ってしまうあたりはとてもリアルに感じられたし、この両親の娘に対する愛情の深さや心の葛藤もよく描けている。しかし、だからといってこの二人に感情移入できたかといえばそうではなく、最初から最後まで傍観していたというのが本当のところ。それよりも破傷風に侵される娘を演じる子役の演技がすごく、この映画のオカルト・ホラー映画のような演出とマッチしていて、それも難病に立ち向かう一家を描いた人間ドラマというよりもホラー映画という印象のほうが強くなってしまう一因だろう。また、結末もあれだけ深刻だったわりには唐突にえらくあっさりと回復の傾向が見えて終わるため、結局この映画は破傷風の怖さをオカルト映画のように表現したかっただけのように思え、難病に立ち向かう家族を描いたドラマとしてはちょっと物足りなく、見終わってもホラー映画という感覚が抜けない。一応、野村監督は破傷風の怖さとともにこの家族の人間ドラマも描きたかったようだけど、どうしても(さっき書いたようによく描けてはいるが。)破傷風に苦しむ子供のインパクトに人間ドラマが負けてしまっている。ただ、(何度も言うが)実際はホラー映画ではないにも関わらず、一級品のホラー映画のような印象が残り、少々過剰にやりすぎとも思うし、全く逆の結末のほうがよかった気もするが、破傷風の怖さが十分すぎるほどつたわってくるので、難病の啓発映画としてこれ以上のものはないのではないかと思う。(それでもやっぱりやりすぎだよなあ。)ペンチで歯を抜くシーンの医者のセリフもすごすぎる。
[DVD(邦画)] 6点(2011-12-01 14:53:45)
25.  古畑任三郎スペシャル しばしのお別れ<TVM>
1996年に放送された「古畑任三郎」のスペシャル版で、今回の犯人役は山口智子。この頃に放送されていた第2シリーズはどの回を見てどの回を見てないかよく分からないのだが、(ちなみに第1シリーズは初回の中森明菜の回しか見てないような気がする。)この回は見たのは今回(ローカル枠の再放送)が初めてだった。話としては平均的ないつもの古畑という感じだが、なんといっても山口智子。クールでかっこよく、存在感があり、舞台上で踊るシーンや古畑との対決シーンなど演技も実に堂々としたもので素晴らしく、今まであまり彼女の出ているテレビドラマや映画を見ていないせいもあってか、こんなにいい女優だったのかと驚かされた。殺人のトリックはなんら驚くようなことはなくありがちなように思うし、セリフ中に「なるほど!ザ・ワールド」が出てくるところは今見ると時代を感じてしまうが、古畑と今泉のコミカルなやりとりも面白く、安心して楽しんで見ていられた。しかし、本当にこの回は山口智子につきると思う。
[地上波(邦画)] 6点(2010-02-05 21:42:47)
26.  富士山頂(1970)
のちにNHKの「プロジェクトX」でも取り上げられた富士山頂への2年間に渡る台風観測のための気象レーダーの設置工事を当時実際に気象庁に勤務していた新田次郎の小説をもとに映画化した作品。主演の裕次郎がプロデューサーも担当しており、「黒部の太陽」などと同じくビデオ・DVD未発売ということで、取りあえず今回の放送を見てみた。裕次郎と勝新の共演など、大作映画らしく出演者は豪華で、それなりに見ごたえもあるものの全体としては淡々としていてそれでいて大味な部分もありドラマとしての盛り上がりがあまりなく見終わってもそんなに印象に残らない感じ。でも、裕次郎と勝新の共演は同年の「待ち伏せ」より本作のほうがしっくり来ていると思うし、日活映画で裕次郎と共演することの多い芦田伸介、宇野重吉といった名優たちも良かった。渡哲也はあまり出演作見てないが、本作よりもっと後のほうがいいような気がする。勝新の本作での役名が「朝吉」で、これだけ聞くと「悪名」しか思い浮かばない。映画の評価としては本当は5点でもいいのだけど、おそらく今回のような機会でもなければ見れない映画だと思うのでおまけで1点プラス。予告編だけ見たことあるが、「黒部の太陽」がいつか見てみたい。
[地上波(邦画)] 6点(2009-07-22 18:57:24)
27.  不滅の熱球
鈴木英夫監督の映画を見るのはまだ2本目だが、いかにも伝記映画という感じでエピソードの羅列に終始してる印象であまり面白くはない。しかし、沢村を演じる池部良がなかなかの熱演で、読売ジャイアンツが実際に野球指導しているだけあって投球フォームも見所の一つとなっているが、戦地でのシーンでは池部良本人の従軍体験が生かされているのか、野球シーンよりも演技がリアルに見えるのは気のせいではないだろう。沢村のファンで後に妻となる女性の役を前年デビューしたばかりの司葉子が演じているのだが、初々しくて可愛かった。(同じ鈴木監督とのコンビ作「その場所に女ありて」が見たい。)あとこの映画で「巨人阪神戦」がなぜ「伝統の一戦」と言われるのか初めて知ったような気がする。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-03-19 11:58:16)
28.  古畑任三郎ファイナル フェアな殺人者<TVM>
「ゴジラ×メカゴジラ」に本人役でカメオ出演していた松井秀喜とは違い、「古畑任三郎」の犯人役といえば、ほぼ主役級の重要な役柄なので果たして大丈夫なのかと思っていたが、イチローの演技はなかなか良かった。全体としてはまあまあ楽しめる出来。
[地上波(邦画)] 6点(2006-04-03 01:53:26)
29.  フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 《ネタバレ》 
昔、テレビで見てけっこう印象に残ってた映画。その時以来のかなり久しぶりに見たのだが、今見ると単純で作りがSFとしては甘い部分もあり、ツッコミどころもあるのだが、それでもやっぱり安心して見ていられる映画で、今見てもそこそこ面白かった設定自体はかなり突拍子もないのだが、恋人の事故にショックを受けたメル・ギブソン演じる主人公・ダニエルが冷凍保存されるまでをじっくり描くことで、ラストの告白シーンの感動につなげる構成はうまいと思うのだが、やはり目覚めた後のクーパー親子(ジェイミー・リー・カーチス、イライジャ・ウッド)との交流の部分にこの映画の良さを感じる。とくにナッドとのふれあいは微笑ましく、中でも好きな女の子への接し方を相談するあたりは思わずダニエルに対して良い父親だなぁと思わせてくれるのが良かったし、やはり二人で飛行機の操縦ごっこをするシーンも秀逸で、それがラストにつながる伏線になっているのも良い。恋人は既に死んでいて最終的にクレアと結ばれるのかと思わせる(初めて見た時はまんまとそう思ってしまった。サブタイトルの邦題で思いっきりネタバレしてるのに。)ミスリードも利いている。でも、やっぱり親子との交流を描いた中盤部分が良かっただけに、序盤20分と終盤がなんか違う映画のように見えてしまい、一体、この映画の主題は何だったんだろうと(もやもやするまでもないが。)見終わって少し考えてしまった。(2023年9月10日更新)
[DVD(吹替)] 6点(2005-08-01 17:31:09)
30.  BROTHER 《ネタバレ》 
たけしが日英米合作で手がけたロサンゼルスを舞台にしたヤクザ映画。見るのは今回が2回目だが、「アウトレイジ」シリーズを見た後になって改めて見てみると、本作のほうがたけしらしさは出ていて、寡黙な主人公や全体に漂う独特の雰囲気はいかにもたけし映画という感じがする。ストーリーは分かりやすく、「アウトレイジ」シリーズのように娯楽色が強くなっていて、たけし映画の中では比較的見やすい作品に入ると思うし、実際娯楽映画としてはそこそこ面白く見られる。しかし、合作ということを意識しすぎたようなシーンも多く、中でも大杉漣の切腹シーンは確かに強烈で印象には残るけれどもほとんどストーリーに無関係なシーンのためか、なんか浮いて見えてしまったのは残念。しかし、たけしはじめ登場する男たちはカッコよく、いかにもハードボイルドな印象。中でもたけしの舎弟を演じる寺島進演じる加藤が良く、「ちょっと用が。」と言い残し、たけしたちの乗るリムジンを見送る姿にこれから自分の命を投げ出す覚悟のようなものが見てとれるし、このシーンの演出もたけしらしさが出ていて良かった。タイトルの「BROTHER」とは本来はたけし演じる主人公・山本と彼がロスで出会う黒人青年・デニー(オマー・エップス)のことを指していると思うのだが、それ以上に山本と加藤の関係の深さがこのシーンを見ただけで分かり、「BROTHER」というタイトルはこの二人のことでもあるのではと思えてくるほどの名シーンだと思う。ただ、その後の後半の展開はけっこうグダグダしていたのが惜しかった。(2014年1月16日更新)
[DVD(邦画)] 6点(2005-06-01 18:12:41)(良:1票)
31.  古畑任三郎スペシャル 黒岩博士の恐怖<TVM> 《ネタバレ》 
第3シリーズの幕開けを直前に放送された「古畑任三郎」のスペシャル版。リアルタイムの本放送でも再放送でも見ていて、かつ自分が一番最初に見た「古畑任三郎」でもあるのだが、久しぶりに見てみると西園寺(石井正則)が事件の捜査の依頼のため、現場を退いている古畑(田村正和)を訪ねるという、まるで全く新しい刑事ドラマの第一話のような出だしで、初めて見る人にも優しく非常に分かりやすいつくりで、このおかげで本放送当時すんなりとこの後の第3シリーズも見られたのだと今になって思った。そんな今回は冒頭の猟奇的な雰囲気などこのシリーズにしては異様な感じがするのだが、その後はいつも通りの雰囲気で話が進むので、ちょっとこういうのをやってみたかっただけだったらしい。今回の犯人は緒形拳演じる監察医 黒岩だが、さすがに存在感がすごく、際立っている。トリック自体はけっこう単純で、それに2時間近くを使うまでもないと感じてしまったのか、話自体はやや冗長で単調な感じ。しかし、何回も出てくる古畑、今泉(西村雅彦)、西園寺のレストランでの事件についてのやりとりはそこそこ面白かったし、そこにウェイターとして登場する花田(八嶋智人)もまだそれほどうざさは感じなかった。それと黒岩が研究室でアタリメをアルコールランプで焼くシーンが以前見た時と同じくやはり印象に残り、ここに黒岩の茶目っ気も感じることができる。共犯者となる黒岩の助手をクリカンが演じているが、「ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密」を最近見たばかりだったので、その中でルパンが古畑の物まねをしていた縁での出演だろうかとつい思ってしまった。(2018年12月1日更新)
[DVD(邦画)] 6点(2005-04-28 16:26:42)《更新》
32.  復活の日 《ネタバレ》 
20年近く前にも一度見ている映画だが、やはりコロナで本作を思い出し久しぶりに鑑賞。もちろんはじめて見たときはSFパニック映画として見ていたわけだが、今見るとなるほど現実のコロナ問題と重なる部分も多く、怖さを感じてしまうし、南極にいた数百人だけが生き残っているというのもリアルに感じてしまうのだが、一方であくまで娯楽映画として作られているのでこのご時世で見てしまうと違和感を感じる部分もまた多く、ちぐはぐな印象を抱いてしまうのだが、それはしかたないだろう。日本映画でありながら、ハリウッド俳優が多数出演していて、映画史上初の南極ロケ(それが日本映画だったことに驚き。)までしているのに角川の本作にかける意気込みのすごさが感じられるのだが、この題材に深作欣二監督というのは今になってみればなんか違うし、実際に深作監督らしさが出た映画にはなっていないような気がする。(でも、おそらく深作監督の映画の中でいちばん多く登場人物が死んだ映画ではあると思う。)「日本沈没」を手掛けていた森谷司郎監督が本作をやりたがっていたみたいだが、正直そのほうが良かったような気も少ししてしまった。昔、VHSで見たときは字幕の色と背景の雪が重なってしまって読みにくい部分も多かったのだが、DVDだとそれが改善していたのは良かった。あとは70年代のハリウッドパニック映画の常連だったジョージ・ケネディが出ていながら、同時期の日本映画のパニック映画の常連だった丹波哲郎が出ていないのはちょっと残念とか、越冬隊員の一人を演じている渡瀬恒彦はこの数年後の「南極物語」にも越冬隊員役で出ていて、間をあまり置かずに南極ロケにこのあとまた出たのかとか、直接内容とは関係のないことも思いながら見ていた。それにしても本作、ハリウッドでリメイクされたらどんな感じになるのかもちょっと気になる。(2020年8月15日更新)
[DVD(邦画)] 6点(2005-04-19 16:45:21)(良:1票)
33.  武士の家計簿 《ネタバレ》 
原作となった新書をもとに物語を構築しているらしいが、ただエピソードの羅列に終始している感じで、とりあえず新書から物語をおこし、それを型にはめるのに精いっぱいだったのだろうなあ。そのエピソードの数々も、そろばん侍と呼ばれる主人公(堺雅人)の活躍を描くのではないので、この主人公がそろばんバカ、そろばん侍と呼ばれるほどのすごさは感じられないし、一家の倹約生活もさらりと流して終わってしまい、後半の父と息子の確執を描く親子のドラマにシフトするという至って普通の展開。企画の着眼点は面白いのだから、型通りではなく、もっと設定を膨らましたほうがよかっただろうにと思えてしまう。息子の祝いの席で出される膳に乗った鯛の絵のシーン(予告編等で使われている。)が印象に残り、その絵を持って祝いの出席者たちが縁側を歩くシーンは確かにイキイキとしているが、この一連のシーンがこの映画の中で森田芳光監督らしさがいちばん出ていると思う。主演の堺雅人と仲間由紀恵はまずまず好演しているが、最後の方で晩年を迎えた主人公夫婦を息子が訪ねてくるシーンで、堺雅人が見事に老け役をこなしているのに対して仲間由紀恵の老け役はかなり違和感があった。でも、とくにあたり障りのない人情時代劇として見ればまあまあそれなりか。
[DVD(邦画)] 5点(2012-01-12 14:09:54)(良:1票)
34.  ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
「電車男」(原作、映画、ドラマ共に未見だが。)と同じようにネット掲示板から派生した書籍の映画化らしい。たぶん、この映画で描かれている会社を「ブラック会社」というのはちょっと違うような気がするし、主人公(小池徹平)の同僚たちもコミカルに描かれておりどこかリアリティーに欠ける部分があるように思うのだが、元ニートの主人公(小池徹平)が成長していくサクセスストーリーとしてそこそこ面白く出来ており、また主人公に優しく接する藤田(田辺誠一)の過去なども放置せずにちゃんと描いているところも良かったと思う。でも、もうちょっと深みがほしかった気もして、例えば主人公の屈折感をもう少し掘り下げてもよかったのではないか。小池徹平は初めて出演作品を見たのだが、けっこうハマリ役で、この主人公が見ていて親しみがわいてくるような好印象なのもその影響だろう。リーダー役の品川は、ガンダムマニアのKYな同僚とともにうざったく、なかなかハマッいるが、この人は「ガリレオ」の弓削刑事を演じていたときもちょっとうざく感じていたので、元々こういうキャラで売っている芸人(そうなのかはよく知らないが。)で、ひょっとしたら役作りせず、素のまま演じているのだろうなあと思ってしまった。なんだか褒め言葉になってないなあ。この映画に関しての全体的な感想は見る前は全く期待していなかったし、実際不満もあるが、そんなに悪くない映画だったと思う。
[DVD(邦画)] 5点(2011-05-15 15:03:36)(良:1票)
35.  風速40米 《ネタバレ》 
台風災害を描いたパニック映画のようなタイトルだが、実際は小規模な建設会社に勤める父(宇野重吉)を騙して、会社を乗っ取ろうと企むライバルの大規模な建設会社の陰謀に立ち向かう息子の裕次郎の姿を描いた作品。全体的な出来はまあまあという感じだが、アクション映画としてはストーリーがかなりありがちであまり面白くない。タイトルになっている台風もクライマックスの乱闘シーンの背景としてとってつけたように登場するだけなので、なにか物足りなさが残る。裕次郎が劇中歌う「山から来た男」の歌詞が面白すぎ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-09-17 12:16:42)
36.  古畑任三郎スペシャル すべて閣下の仕業 <TVM> 《ネタバレ》 
そこそこ面白かったけど、古畑だけではやはり何か物足りないし、終わり方もこのシリーズにしては後味が悪かった。津川雅彦はこれ以前にも連続ドラマのシリーズに別の役で出てるので最初は同一人物かと思った。
[地上波(邦画)] 5点(2006-09-08 02:17:29)
37.  古畑任三郎ファイナル ラスト・ダンス<TVM>
そんなにつまらなくはないが、展開にほとんど意外性もなくシリーズ完結編としては物足りない感じ。松嶋奈々子の出演作を見たのは「ホワイトアウト」以来で5年ぶりくらいだけど、なんかかなり老けて見えた。来年公開の「犬神家の一族」リメーク映画で珠世をやるらしいけど果たして大丈夫なんだろうか。
[地上波(邦画)] 5点(2006-04-14 01:27:40)
38.  プリンセス トヨトミ 《ネタバレ》 
設定だけは魅力的なのに実際に見てみるとやっぱり話題の小説を取りあえず映画化してみたというだけの代物で面白くない。大阪中が口裏合わせをしているという設定に無理を感じる。下の方も書いておられるが、大阪は大阪出身者だけが暮らす街ではないだろうに。クライマックスの中井貴一のセリフも感動させようとしているのかもしれないが、都合のいいことを言っているだけのような気がして説得力なさすぎ。王女を守るという部分がセリフだけで終わってしまっており、なんか設定だけ設定して野放し状態という感じだ。2回出てくる全停止した大阪の街を綾瀬はるかが走るシーンは画的にはシュールで面白かったが、なぜに胸を強調する必要があるのだろう。ただのサービスカットだったのか。あと一つ、茶子を演じる沢木ルカを初めて見たのだが、外見があまりにもボーイッシュすぎてとても王女という感じではなく、オーディションで選んだみたいだが、ミスキャストにしか思えなかった。
[DVD(邦画)] 3点(2012-04-03 22:19:50)
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